山域:八ヶ岳
2005年12月17日(土)~12月18(日)
メンバー:関 、高木、伊藤、石栗、田中(2)
ルート:12/17 梨大=美濃戸~南沢大滝小滝~行者小屋~中岳沢~行者小屋
12/18 行者小屋~赤岳(途中まで)~行者小屋~美濃戸=梨大
今回はアルパインクラブの古屋さん(岳連技術委員)による雪上訓練に参加した。
学生は、梨大から伊藤さん、関さん、高木さん、田中、石栗さん。学院から橋本さん、三浦くん。
当初の予定では、行者小屋にテントを張り、中岳沢へ移動、中岳のコルを往復してアイゼン歩行・滑落停止・ビーコン捜索が一日目。二日目に赤岳・阿弥陀岳周辺のバリエーション。又は赤岳・阿弥陀の登頂であった。
一日目は快晴。植松さんを先頭に行者小屋途中の南沢を目指す。植松さんと関先輩はそこでアイスをやる予定だったらしく、自分たちも南沢を身に立ち寄った。
南沢大滝は自分が今まで見た滝の中で最高に綺麗だった。50mと巨大で、下から見ると快晴の空につながっており、その背景がプラスされていっそう雄大さを感じさせてくれた。
▲南沢大滝 ▲南沢小滝
小滝も自分からすれば十分大きく、またそれを登れる人は凄いと感じるのだが、どうしても印象が強く残ってしまうのは大滝だった。また見たいとも思う。また滝を背にした景色もよく、登りきった後の景色はもっと凄いのだろう。
どうやら12月の時点で凍っているのも魅力らしく、小滝には大勢のクライマーがいて、関先輩たちはどうやら今回は断念したようだ。
その時点では快晴ではあったが、天気は荒れるようで、関先輩たちは二日目を心配していた。伊藤先輩は帰りの車を心配していた。自分は天気図も確認していなかった。行者小屋にテントを張り、中岳を目指す。古屋さん曰く、まだ新雪なので十分な雪上訓練はできないかもしれないとのこと。言葉通りに、雪はサラサラで、滑ろうとしても埋まってしまう。滑落停止の練習が難しかった。ただ、形は確認できた。自分は去年富士山でも滑落停止は学んでいたのだが、すっかり忘れていたので良い確認にはなった。後は実際、滑落したときにあせらずその動作ができるかだ。
▲講習中
今回自分はビーコン捜索は初めてだった。聞いたところ、埋まってしまった遭難者は埋まるときに口の周りに空間を作れるかどうかで生きている時間が違うらしい。全く空間がなければ五分ほどで窒息してしまうようだ。雪崩に遭遇したら呼吸空間を作ることを覚えておこう。
▲寒いよ~・・・ ▲仮面ダレダー
二日目。一日目の午後から心配どおり、天候が荒れて寒かった。古屋さんの決断で、今回は赤岳登頂のみに変更された。しかし朝のうちは結構晴れて、自分としては赤岳登頂ならばいける気がした。しかしここで思いもよらないミスをしてしまう。自分の登山靴を凍らしてしまった。外張りの中に入れていただけで安心していて、完璧に凍らしてしまった。靴がはけず、それによって自分は伊藤先輩を巻き込んで、テントで靴を溶かす作業をすることになった。古屋さんを始め、今回の講習会参加者全員に迷惑をかけてしまった。更には梨大の評価も落としてしまったのではないだろうか。申し訳ない。聞けば、靴は中には新聞紙、外は袋で覆って、靴へらはあっためた方が良いそうだ。時間・天候を考慮して、今回は赤岳を登頂せず、行者小屋に戻り下山した。
▲赤岳主稜取り付きトラーバス付近
今回の講習会は冬山の経験がほとんどない自分にとってはいい勉強になった。南沢を見れたことも忘れられない。来週は塩見に行く予定だ。レベルも上がり、そこも良い勉強になるだろう。楽しみであると同時に、気を引き締めていこうと思った。
記:田中
コースタイム:無し
二千五年、八月十七日~二十二日 北アルプス夏合宿。
メンバー:久留島加那 藤井俊行 田中祐介
合宿二班は、北アルプスに行ってきた。
本当は十六日出発の予定だったが、十六日早朝、私が登山靴を紛失。朝の四時に「出発、明日にしてくださいませんか」と、変更の旨をお伝えすると、長野県警に登山届けを出していなかった久留島リーダーと珍しく寝坊していた田中先輩は快く了承して下さった。
ちなみに、靴は矢崎先輩の車の中から発掘された。ご迷惑をおかけしました……。
十七日。朝四時に体育館前に集合。荷物は二日前に分担してあるので、集合、即出発。今度は何のトラブルもなくスムーズに出発。なんと、今回の合宿は少人数の為、田中先輩が長野上高地沢渡まで車で連行してくれる優雅なツアー。前日、興奮して眠れなかった私は広い車内で存分に寝かせて頂く。
七時十五分に沢渡に到着。車を一日五百円の駐車場に止めて、バスに乗り換え。七時四十五分バス停発。バス代は往復で千八百円。バスで上高地へ。八時十五分上高地バスターミナル到着。梓川の白い砂利を見ながら、一路徳沢園へ。前回来た時は、台風の後で川が濁っていたが、今回は川も澄み切っていた。流石観光地。河原で遊ぶ人たちを少々羨ましく思いながら、九時半に明神館で小休止。
早速、合宿終了後の夕飯は何にするかと言う話題が浮上する。今そう言う話をすると帰りの話題がない! と久留島さんに怒られつつも、焼肉食い放題と言うことで決定する。なんて気が早い! 平坦な道を長々と通り、十時二十分徳沢園到着。ここでは無料で水が汲める上、トイレもあるので休憩。ここを逃すと、トイレは蝶ヶ岳小屋までないので注意。十時四十五分、徳沢園を出発。
出発の時間こそ遅いが、初日はそれほど大変でもないだろう、と言う予想を裏切る急勾配、長時間歩行だった。延々と続く樹林帯、風が吹かないためとても暑く、景色も悪い。しかし、シーズンからか足跡がしっかりとついていて、道は分かりやすかった。十六時五十分蝶ヶ岳テント場到着。
テント受付を済ませテントを張り、晩御飯の冷やしラーメンを食べた。冷やしラーメンは水をケチった所為で団子状であり、その上流水で洗えないので冷えてもなかったが、醤油ダレがとても美味しかった。田中先輩が小屋で炭酸飲料を購入していた。二年生二人もご相伴に預かる。とても美味かった。その後、泥のように就寝。
十八日、三時起き、キャンプ場を五時発。この日の朝は快晴、出発する頃に丁度朝焼けだった。今回の行程は上高地を取り巻く山をぐるっと一周して上高地に下りると言うものだが、穂高をはじめ行く全ての山が見渡せた。
蝶ヶ岳から常念岳への道は、いかにも縦走といった感じの平坦なもので、景色もよく天気も上々の快適な歩き出しだった。しかし、途中からは樹林帯に入り、不快度指数は急上昇、雨が降ったり晴れたりの不安定な天気が続いた。
蝶ヶ岳の下りを終え、常念岳に入ると景色が一変した。樹林帯は瞬く間になくなり、岩のごつごつした道が続く。ガレたきつい登りを上りながら、経験者田中先輩から晴れていれば景色がいいのだと聞き、心の中でハンカチを噛む二年生二人。ガスっていて風景など見えやしない。十時四十分、常念山頂に到着。昼飯を食べ、ひたすら歩き十一時常念小屋に到着。短い行程だったが何故か疲弊が激しかったので常念小屋でテントを張ることにする。常念小屋のトイレには尋常ならざる大きさのハエが飛び交っていた。
テントを張った後、山歩きで興奮した私は三十分ほど歩くところにある水場に水を汲みにいくことにした。と、いうことをメンバーの二人に話すと、リーダーから大量の空ペットボトルを明け渡された。ついでに汲んで来いという事らしい。鬼か。
常念の水場までは、三十分ほど樹林帯を歩く。帰り道は登りで辛かったが、水場はちょっとした沢で、快適な場所だった。水場では、ストックが折れてしまった人を見た。ストックは消耗品だという話は聞いていたが、長期の縦走で折れると荷物になって大変だなと思った。その後、お茶を飲みロコモコ(なんと作った!) を食べ就寝。
十九日、二時起き、四時発。テントから出ると満天の星空だった。出発時の天気も上々、薄暗い中キャンプ場を発ち、朝焼けをバックに山を登る。樹林帯でも早い時間のため中々楽。景色の割といい。ある程度登ると、またも景色のいい平坦な道が広がる。日差しの強さに何度も日焼け止めを塗りなおしつつ進む。緑のハイマツと青空が気持ちいい。しかし、道の両脇がハイマツのため、ズボンが濡れること、濡れること、三人ともズボンだけ豪雨に遭遇したようだった。
東大天井(おてんしょと読む)あたりから曇り始める。大天井についたころにはガスでまたも景色が悪くなっていた。本日は皆余裕があるため、天気の崩れないうちに槍ヶ岳に行こうという話しになる。大天井の頂上に一応上り、ほかの登山者が柑橘類だのパウンドケーキを食べたりしているのを羨みながら一路西岳へ。十時半ビックリ平に到着。昼飯は狐月見うどん。エッグケースがあるため生卵が食べられる。
団体のおば様方が来ていたので、引率の方に聞くと、目的地は同じ槍ヶ岳らしい。相手は小屋泊まりとはいえ、大学生負けるわけには行かないと、気合が入る。十二時四十分にビックリ平を出発。ビックリ平から西岳への道はなかなか険しく、雨の日などは注意が必要な様子。はしご等も多いので、団体で行くと大変だと思った。道中、気持ちのいいほどトリカブトが生えていた。毒殺話に花が咲く。時折見える青空に、晴れろーと叫びながら西岳山荘に十二時二十分到着。西岳山荘で休憩していると、木の間に猿が垣間見えた。こんな高地にまでいるんだ、猿。
西岳は十二時四十分に出発。延々と続く下り坂と先の見えない登りにリーダーがダウン気味。体力的な問題に加え、傾斜が怖いらしい。
途中、悪天候に苛まれながら歩いていると、雷鳥に遭遇した。雷鳥は、名前の響きから猛禽類だと勝手に想像していたのだが、雷鳥は茶色でずんぐりとして頭が小さくていかにもトロそうな鳥だった。しかも、草のモミを啄ばんでいた。なんでも、雷鳥は、天気の悪い日に出てくることと泣き声がガラガラなことから雷鳥と呼ばれるらしい。ちなみに雷鳥と遭遇した場所の名前は雷鳥平。名前に偽りなし。
十四時、分岐点にて休憩。十七時、殺生ヒュッテのキャンプ場到着。
殺生ヒュッテの少し前に槍沢小屋と言う所があった。地図ではそこに水場のマークがあったため、持ってきていたカルピスでカルピスパーティを開こうと道中話していた。
しかし、ついてみると水場はなく、雨水が一リットル二百円で売られていた。雨水、一リットル二百円。いや、殺生ヒュッテでも雨水一リットル二百円なのだが、地図の水場マークから天然水汲み放題を期待していた私達はなんともやるせない気分。しかもこの雨水が恐ろしく不味い。殺生ヒュッテにてテントを張る。今度はリーダーが炭酸飲料を購入していたので、またもご相伴に預かる。晩御飯を食べて就寝。月が綺麗だった。
二十日、三時起き、五時半発。今回の山行は、前年度の合宿で槍ヶ岳が曇っていたため、槍ヶ岳からキレイな風景がみたい! と言う槍ヶ岳リベンジも兼ねていたのだが、曇り。霧に辟易しつつ、槍ヶ岳山荘に六時着。槍ヶ岳山頂を目指す。そういえば、昨日のおば様方は無事槍沢に着いたらしい。あの大人数で、侮りがたし。
槍ヶ岳山頂で記念撮影、少し遊んで小屋に戻る。小屋を七時半出発。岩だらけの景色と時折見えるケルンが賽の河原のようだと話しながら歩く。
八時四十五分に中岳に到着。八月だと言うのに残雪があった。危険だから行っちゃダメ、と言うリーダーの指示に従い暫く無視していたが、道の直ぐ傍にも大きな雪の塊があったので少し遊んだ。融けないんだろうかアレ。
中岳を過ぎて暫く行くと、またも雷鳥発見。と、思っているとあちらこちらから雛が! 計六匹の雛と一匹の親鳥に包囲されて、悲鳴を上げる山岳部一同。悪天候も何のそので写真をとりまくる。
十時半、南岳頂上到着、同四十分、南岳小屋到着。キレイな小屋で昼飯を食べつつ、天気情報を見る。午後は雨らしい。随分早い時間だったが、険しいと噂の大キレットを通るのが不安なので、南岳小屋でテントを張ることにする。小屋には大キレットノートなるものが置かれていた。大キレットを通るに当たっての意気込み、通り終わった後の感想などを書いていいらしい。
リーダーがノートにハトサブレーのような雷鳥を書き込んだ事から、思い出雷鳥大会、記憶を遡って書いてみよう! が開かれる。結果はドロー。南岳の小屋のトイレはバイオトイレで恐ろしくキレイだった。何でも、オガクズなどを使って排泄物を分解するらしい。午後は雨が降ってきたので、進まなくて良かったとか、整腸剤の話などをしながら就寝。
二十一日、五時発。大キレットは本当に恐ろしいところだった。道は分かりやすいのだが、足場が悪いうえに急勾配で、左右に何もない。うっかりすると本当に死ぬ。すくみ上がるリーダーと大はしゃぎの田中先輩の間で、どちらのテンションに付いていけばいいものか迷う。道中、オコジョと遭遇した。すぐに岩の間を走っていってしまったので、少し後ろを歩いていたリーダーは見えなかったらしい。残念。しかし田中先輩はしっかり写真を撮っていた。流石。
途中、ゴミを拾ったりしながら進み、コースタイム三時間のところ五時間かけて十時、北穂高小屋到着。昼飯を食べ、涸沢に向けて出発。涸沢への道は長く、きつい下りで膝が痛くなる。大キレットで疲労も溜まっていた。中々着かない涸沢にやや絶望を感じながら小屋を目指す。十三時四十分。涸沢小屋到着。疲労と悪天候から、予定を短縮して涸沢でテントを張るか、予定通り穂高岳山荘を目指すかで意見が割れる。結局、日程の都合から穂高岳山荘を目指すことに決定。大キレットを含めると、地図上で見るだけでも千五百メートル以上登り、降りる行程となった。更に雨も降り出し、十六時四十五分、穂高岳山荘に付いた頃には全員へとへとだった。ずぶ濡れの私達に、穂高岳山荘ではタオルを貸してくれた。ありがとうございます。
穂高岳山荘で、テントを張って宿泊。田中先輩は軽度ながら高山病にかかったらしく、晩飯を食べずに寝てしまった。強い雨と風の中、炊き込みご飯も失敗。吹き零れベタベタした。私は膝が痛く、リーダーは体力の限界。しかし、穂高岳山荘のトイレは何処にも増して素晴らしく、大きな洗面台と清潔な便器があった。かなり気が晴れる。
二十二日、五時、テント場発。
田中先輩の高山病は良くなったらしい。今日は下山だ! と、いやがおうにも高まるテンション。五時五十分に奥穂高岳山頂を通過、私は前日の膝の痛みが引いておらず(テントの中でも大変だった)、天気も悪かったために前穂高岳山頂は行かないことにして、そのまま下山。会話のテーマが焼肉と温泉の二つだけになる。途中、岳沢ヒュッテで休憩を取るも、その後の上高地までの道が長く、険しく、思わず私は暴走してしまった。リーダーと先輩にはご迷惑をおかけしました。
上高地に十一時二十分に到着。おみやげを物色し、売店で、私はアイスクリーム、リーダーはスモモ、田中先輩はお焼きを購入。合宿の成功を祝い乾杯(杯ではない)。
その後、沢渡で温泉に入り(髪が油でベタベタで、シャンプーが中々泡立たなかった)、甲府に帰って焼肉を食べて(食べ終わった皿が凄い量になっていた)、今回の合宿は無事に終了した。
写真は貼り付け方を忘れたのでなしです……
山域:富士山(吉田・河口湖口)
2005年5月8日
メンバー:犬塚(リーダー)、市川、大石、長葭、向山
ルート: 山梨大学=5合目~6合目~7合目~6合目~5合目=山梨大学
当初はジョウゴ沢辺りで雪訓して、次の日に赤岳登頂しようと計画していたが、どうやら雪がないようなので富士山で行うことにした。
5合目まで車で入ったが、明らかに例年と比べて雪が少なく、ちゃんとできる場所があるか不安になった。
駐車場で1年生のアイゼンを合わせたが、ネジが固く締まっていて男衆総動員でどうにかネジをゆるめて、いざ雪を求めて出発した。準備は前もってしておきましょう!
一昨年は5合目から徒歩5分ほどのところで行ったが、今回はそこにあったのは首の皮一枚ほどの雪しかなく、しかたがないので上を目指すことにした。途中大地の裂け目(?)があったので、ドラマ「漂流教室」のように飛んで遊んだ。もし毒ガスが襲って来たら、自分以外は毒ガスの餌食になっていたことでしょう。
こんな感じでまったりと雪を目指して歩いた。カメラを向けるとみんなはじけんばかりの笑顔で、そんな笑顔を見ているとそれだけで満足したりして、自分も年をとったなと感じた。こんだけはじけられると連れて来た甲斐があったなと思った。途中ちょっと雪があるところで、アイゼン無し歩行と滑落停止をやったが、ちゃんとした雪が見つかったのは7合目まで登ってからだった。
昼飯を食って本格的に訓練を開始した。アイゼン歩行と滑落停止、耐風姿勢を繰り返し行った。みんな一通り満足したところで下山した。
5合目でみんなはアイスを買って美味しそうに食っていた。自分はその美味しそうに食っている姿を見るだけで満腹です。
今回は本当に初歩の初歩しかやらなかったが、この技術がないと始まらないのでしっかり身に付けて、どんどんレベルアップしてほしいと思った。
最後に、山行の前の日はちゃんと寝て、次の日に備えましょう!
【犬塚】
山域:富士山(吉田・河口湖口)
2005年5月9日
メンバー:松尾(リーダー)、佐々木、伊藤、久留島
ルート: 山梨大学=5合目~6合目~5合目=山梨大学
朝6時過ぎ、梨大を出発する。天気は曇り、甲府から見る本日の富士山は…見えない。完全に雲で隠れている。天気予報でも富士山は雨らしい。さらに途中で犬塚から電話が…「昨日6合目の先まで行ったけど富士山殆ど雪無かったよ」えっ?!しかしこのまま中止にしてシャトレーゼに行くのも悔しいので、雨だろうが雪が無かろうが取り敢えず行ってみよう!ということで雪訓決行。
本日のドライバーは伊藤君である。しかし、ワゴンRの魂は不滅であった。御坂峠を駆け上がり、河口湖を抜け、スバルラインを這い上がり五合目到着。なかなかスリルのあるドライブが楽しめました?
五合目は雨、レインを着用して出発。雨とガスで視界はよくない。雪はあるもののまとまってある所が殆ど無くあってもかなり凍っているようだ。
6合目に着くが、このまま上に登っても雪がなさそうなので巻き道を進む。目指すは一月に雪訓を行ったポイント。しかし、そこも十分な雪が無かった。さらに進むと歩行訓練にいい具合の雪の斜面があり、雪上歩行(アイゼン無し)とついでに耐風姿勢の訓練をする。キックステップなどを使い斜面の正面から登り、降りをした。
部分では完全に凍っている場所もあり、上級生も滑るっ!
さらに進み、落石よけのガード下に雪が積もって(溜まって?)いたので、雪崩の弱層試験を形だけする。弱層の見つけ方、雪崩の危険度の試験をした。しかし、積もっていた雪だけになかなか固い。スコップで交代で掘る。
結果は当然弱層はなく危険度も安全…そりゃ凍ってるもんなぁ。これ以上進んでも雪がないようなので引き返して、行きに見つけた雪の斜面で定番の?滑落停止訓練をする。久留島さんは今回初めてということで、最初はとまらずに滑っていってしまうこともあったが、最後には習得したようだった。伊藤君はわざと滑っていたような…。
僕は…勿論滑りまくっていた。その後、一度休憩を取ってアイゼン歩行とアイゼンをつけた状態での滑落停止訓練を行った。
今回は雪が少なく、しかも凍っていて十分なことはできなかったが、大体どんな感じは、分かってもらえたんじゃないかと思う。来年はもう少し早くできるといいと思う。まぁ、けが人が無かったのが何よりですよ。
【松尾】
行程:
6:00梨大出発→8:30五合目出発―10:00~10:50六合目付近、雪上歩行訓練
―11:00~12:00弱層テストなど―12:30~1:30滑落停止訓練・昼食―2:00五合目
山域:黒金山
2004年6月5日
メンバー:原(彩)(リーダー)、藤原、山下、伊藤、市川、久留島、廣瀬、佐々木、田中(祐)
ルート:梨大=駐車場~西沢渓谷~黒金山山頂~西沢渓谷~駐車場=梨大
奥秩父最後の秘境といわれる西沢渓谷の水の色は、瑠璃の青と翡翠の緑が絡み合いあふれ出たようで、しかし流れは力強く、岩は角を削られ玉のごとき滑らかさであった。その岩の上をすべるように美しい川が流れていく、その風景に私たちは心を奪われ、ある者は感嘆の声をあげ、ある者は無心にシャッターを押した。夢中になりすぎて隊に遅れた者もあった。
『七つ釜五段の滝』で一息ついた。岩からなる盃が碧き水を湛え、溢れ出る流れを五段の盃が次々と受け、最後には轟々と高みからこぼれ落ちるその滝は、私たちの肌にも心にも冷涼な風を運んだ。そこから岩伝いに少し登ると西沢渓谷は終わりを告げ、黒金山へと続く登山道が始まった。
黒金山への道は長く険しいものであった。ただただ続くのぼりの道は、開けたところに出ることはなく、人工と天然の階段が延々と続き私たちの気力を削いでいった。
途中、石楠花の群生地があり、そこは映画『となりのトトロ』に出てくる木のトンネルのようであったが、花は散り終えた後で土の上には役目を終えた花びらが無数に落ちていた。そこを抜けるとまた木の根の階段が続いたが、一度景色を望める岩場へ出た。そこからは間近に山が二つ見えた。どうやら奥にたたずむものが目指す黒金山らしい。まだ遙か先に在る目的地を仰ぎ見たためため息がこぼれた。今度は下りだ、そして再び上り、また下り。そして一同は笹原へたどり着いた。そこは眺望もよく風も心地よい。腰を下ろすのにはもってこいの草原であったのでそこで昼食を取ることになった。その後は山頂まで休みなしで登り、山頂へつくと集合写真でその日の思い出を切り取った。
山頂ではあまり長居をせずにピストンで下山。黒金山を奥に見る岩場で水分を補給した後、渓谷まで一気に下った。渓谷に差し掛かるところのお手洗いで足を休め、そこからはまた岩場の広がる川原まで歩き続け、そこで足を水に浸し、ほてった足を冷水で癒した。
あとは、炭酸飲料とアイスを求めひたすら川辺を下った。
今回の山行は山登りの経験の少ない私にとってはとても辛いものだった。いつもよりずいぶん多く水分を必要としたし、踵も靴擦れでボロボロになったし、山頂での景色は感激に打ち震えるほどのものではなかった。しかし、渓谷はすばらしかったし、なによりこの辛い山行を乗り越えることで得られた経験値は相当なものであったろうから、私は毛無山でなく黒金山を選んだことに何の後悔もない。メンバーは怪我もなく、隊になんの支障もなく山行が終えられたので大成功だったといえよう。しかし、満足度82%というのはやはり絶景を望んでみたいという私の欲から出たものである。【久留島】
行程:
6:50出発―8:36~8:45休み―10:00~10:10休み―10:45―11:47~12:17昼食 ―12:50~13:10黒金山山頂―13:45~13:50休み ―14:59~15:17渓谷入り口(終点)(トイレ休憩)―16:00~16:25河原で休憩 ―17:20西沢渓谷入り口
山域:毛無山
2004年6月5日
メンバー:犬塚(リーダー)、田中、滝井、武川、関
ルート:梨大=駐車場~登山口~不動の滝~七合目~8.5合目~毛無山山頂~Uターン
~毛無山山頂~地蔵峠~水場~滝~登山口~駐車場=梨大
犬の提案でちょっとハードな日帰り山行。メンバーはフレッシュな、一年生男子中心で、新人武川君も参加。
富士山から登る太陽が見たいということで4:00集合しかし、東の空はもう明るい。
武川君を迎いに玉穂へ。中道で太陽は昇ってしまいました。でも、きれいな朝日でした。駐車場に車を置き、登山口を目指す。
地図上では登山口近くに駐車場は書かれていないが登山口の横奥に駐車場がありますので注意。(往復で40分位のロス)毛無山、あまり高さを感じさせないが、静岡県側の登山口から頂上まで高低差1200m位と結構あります。ので、山道に入ると結構急な坂です。不動の滝を過ぎてからは、野生動物でさえ、山肌を転げ落ちてくるぐらい急な登りです。
8合目過ぎまで周りの景色は楽しめず、8.5合目と思われるところで少し視界が開けます。
富士山から相模湾まで120°位の景色を楽しめます。ここら山頂までは軽い軽い。で頂上。
頂上は、富士山方面に広く草原が広がっており黄色いかわいらしい花が咲いている。
これからが本番。頂上より先、高デッキ、雨ヶ岳方面は、点線ルート。ちょっと緊張。
点線ルートだけあって、倒木や草木で登山道が良くわからんと思って進むが、そろそろ高デッキに来ても良いんじゃないかという時間なのに着かん。高度計も山頂からの高低差が地図上の鞍部よりかなり下になっている。おかしい!コンパスで確認してみると、やはり違う方向を歩いている。ここまで歩いてきてこの旨をリーダーに言うのも言いにくいが・・・。「今時分たちがいるのは下部方面に下りる尾根だ。」メンバー一同落胆の表情。
自分含めリーダーも道を間違ってから気がつくのに1時間30もかかった、何たる失態!低山では木々によって周りの景色が確認しづらく、ルートを間違ったことが気がつきにくい(言い訳)。
どうにか気力を出して引き返す。再び毛無山の頂上にたどり着いたときはみんな大喜びであった。
頂上で大休止。時間的に高デッキ方面に抜けるのは無理なので、地蔵峠方面から下山することに。

地蔵峠方面から朝霧高原に降りる道は地蔵峠までは富士山の眺望がとても良いが、地蔵峠を過ぎてからは険しい下り坂になる。鎖場などがあり、一旦、沢に降り、また上がったりで、結構ハード。道自体あまり人が使っているような感じは無く、クモの巣まみれになりながら突き進む。途中、地図上に無い滝が数箇所ある。淵が青々としていてきれいである。ここら登山口はすぐである。
下山後は近くの富士山が見える温泉で汗と疲れを流し、朝霧高原でアイスを楽しみ帰路に就いた。
後に失敗から学べ、先輩を頼るな、自分を信じろ!といった様な山行でした。あと、初めての山行がかなりハードだったのに耐え抜いた武川君、あんたは偉い!
【関】
行程:
駐車場 5:45-登山口 6:05-不動の滝 6:26~6:35―七合目 7:45~7:53-8.5合目 8:20~8:30-毛無山山頂 8:53~9:25-Uターン 10:50-毛無山山頂 12:15~13:00-地蔵峠 13:31-水場 13:48~13:58-滝 14:51~15:00-登山口 15:20-駐車場 15:40
山域:八ヶ岳・権現岳(権現沢)
2004年6月19日
メンバー:植松 一好、荒木 陽一(白鳳会)
関 秀倫、伊藤 陽一郎
ルート:梨大=韮崎市役所=美し森~出合小屋~上の権現沢出合上~展望台の滝沢出合
~権現岳頂上~三つ頭~林道合流点~美し森=韮崎市役所=梨大
前々から話が挙がっていた植松さんと行くシリーズです。
今回は共に沢初参加で緊張の?!連続でした。
集合は韮崎市役所で、植松さんの車に乗り換え、目指すは???です。実は詳細を教えてもらえなく、とりあえず「権現沢に行く、地形図は・・・。」ぐらいしか知らなかったのである。まぁーそんなこんなで、車は一路美し森へ。
美し森から出合小屋までは林道と川俣川地獄谷を行きます。初めての足袋の感触はなかなか面白い感じ、道によって感触が違い、一歩一歩が楽しい。歩き始めはガスっていたが時より晴れ間が見えたりして地獄谷に出たときは晴。正面に権現東稜が見える。ここからではあまり高度感を感じさせない。
伏流で水が流れていない川を一時間くらい歩くと、やっと水が見え始め、沢登りへの期待感を高める。
出合小屋でハーネスを着け小武装。出合小屋から先は緑のトンネルで、赤岳沢出合を過ぎたら道(ふみ後)も無くなる。上の権現沢出合をちょっと過ぎたところで草鞋をつけるため休憩。草鞋を装着して完全武装。
草鞋最高です。ヌメった岩でも全然滑らない。沢登り最高!の気分で上がって行くと、衝撃を受けるような、と言うか感動的な景色が目の前に現れる。
両岸に迫り来る高い岩壁とその間を一杯一杯に流れる水。このような場所をゴルジュと言う。権現沢左俣のゴルジュのすごさはこのゴルジュの中に滝がありそのゴルジュの先にも何段かの滝があり、それが見わたせる。これをゴルジュの入口から見ると言葉を失ってしまう。まさに感動の中に居るのだ。言葉や文では表現できない美しさがある。日本にもすごい景色がある。そして、ここは一般の人は来ない。ものすごく優越感に浸れる場所である。
ゴルジュを抜けると8mの滝と2段15mの滝、5mの滝をよこから巻いたり水の流れていないところを直登しながら抜けると展望台の滝がある沢との出合になる。ここで、目の前に権現東稜が現れる。そしてその大きさその高さに息を呑む。これから自分たちは沢を詰め上げ、あれよりも高い所に行くんだ!と考えるとワクワクしてきた。
ここから先は雪渓を草鞋でだましだまし行く。スノーブリッジも残っており気持ちのいい遡行。この先30mの大滝があるのでバットレス方向の草付のルンゼに巻く。巻き道もかなりの急斜面で気が抜けない。尾根まで上がり横にトラバースで別のルンゼに。一見登れそうな4m程の涸れ滝があるがこれがヤラシイ。巻こうにも道が無い。ここを伊藤君を肩車して乗越えさせる。涸沢をさらに上がって左俣方面に斜面をトラバースし左俣に。沢には雪が。あらためて、だましだまし行く、これ以上は無理そうなので草付へ(草付って言ってもあまり草が生えていない)。この草付かなりの急斜面でここで落ちれば死か、良くて半身不随だなと思い親不孝をお許し下さい的に必死に登る。嫌な嫌な草付が終わり、尾根上の這松をかき分け、乗越えながら進む。
権現岳東稜バットレスが真横に見える。「ついにここまで来たんだ!」。この尾根上を行き頂上近くで三度沢へ。かなりガレ・ザレているので岳樺や這松をつかみながらラストスパート。権現の頂上から自分たちを見ている人たちが居る。頂上は近い!!沢を詰めきり、縦走路へ。
権現頂上から東北部の詰め上がった沢を見下ろすと、あそこを登ってきたなんて異常だと思う。もし、今ここで、あの沢を詰めている人を見たのならば、きっと自分はこう言うだろう「バカだ。大馬鹿だ!」しかし、沢を詰めきって権現の頂上に立ったときは、表現できないほどの気持ちよさがある。やめられないよね?山は!
頂上で健闘の握手と勇姿を撮影し、下山です。さぁ~ここで普通に下山しないのが今回の山行です。
三つ頭手前までは一般路。これより先は地形図を睨みながらルートファインディング、草木かき分け川俣尾根へ。この尾根のルートは植松っさんが前々から狙っていたルートである。このブッシュ帯の尾根をガンガン降りていくと笹原に木立といった平坦地に出る。なんとも静かで、ここからは権現や赤岳、秩父や富士山まで見える。いいところだ。この最高のロケーションに甲府昭和山岳会の慰霊碑がある。
平坦地より先は、下りは緩やかにはなってきたが笹薮地帯になる。時より熊笹に隠れている倒木に弁慶の泣き所をやられ、傷だらけになりながら下る。川俣川には明るいうちに降りれた。川俣川の伏流地帯や林道の砂利道を時折悲鳴をあげながら黙々と歩行で約13時間30分の大山行は終了。
自分にとって初めてのバリエーションで、かなりのハード山行。植松さんや荒木さんのお陰でよい経験が出来た。で、めでたしめでたし。
【関 秀倫】
行程:
美し森 5:30~7:30 出合小屋 ~8:15 上の権現沢出合上 8:30~9:15 展望台の滝沢出合 9:40~14:15 権現岳頂上 14:45~15:15 三つ頭 15:30~18:25 林道合流点 18:35~18:50 美し森
山域:秘密の沢
2004年7月24日
メンバー:植松 一好、安藤 英一(白鳳会)
佐藤 祐介(鶴城山岳会)
関 秀倫、滝井 宗一、久留島 加耶
鳳凰に行く前日。植松さんより関、伊藤、山下に赤紙が届いた。(掲示板に誘いが書き込まれただけなんだけど)そんな気分であった。
山ちゃんや、イトックスは用があって行けなくなった。どーしようと考えていたら、久留島さんが「沢行きたいぃ~」と言っていたのを思い出した。そして俺お気に入りの滝井の顔がよぎる。こいつらしかいねぇー!という事で参加。
植松さん的には当初、桑木沢を詰めて黒戸山に上がる計画だったらしいが、沢が始めての人もいるのでもっと面白い沢にしてくれました。この沢は植松さんのお気に入りでかつ、山菜が取れる場所もあるとの事。まぁ~簡単に言うと“植松さんの庭”です。
集合場所の韮崎市役所に伊藤君に送ってもらい、安藤さんの車と佐藤さんの車で某林道へ、ゲートからは長い長い林道歩きで終点まで行きます。林道終点で沢に降り、ちょっと行った所で完全武装。
川の岩肌が白く、そのお陰で沢が明るい。またその白と沢の青や緑の色のコントラストがメチャメチャ綺麗である。
何個かある滝には大抵、大きな釜を持ちその釜に幾度と無く飛び込みたくなる。また、ノーザイルでも登れる滝が何個かあり、沢を泳ぎながら滝壷まで行き直接滝を登ることも出来、バリエーション豊かな沢である。
泳いだり滝すべりなどを色々し、出会いまで行く。出合で休憩とわらじをはずす。ここからは道なき道を進む。時折アザミが痛い。出会いから10数分歩いたところで沢を挟んで2つの尾根にチームを分けて登ることに。チームは植松さん、佐藤さん、久留島さんチームと安藤さん、関、滝井君チーム。「じゃー関そこ登れ!」って言われたところがここ登れんの?っていう様な急斜面でなおかつ枯れ茎が生い茂っている。まぁー植松さんの命令だから仕方ないと思い登る。が、この斜面最悪。枯れ茎やアザミが無い地盤はかなりもろく、今にも流れ出しそうなところやラークを起こしそうな岩が点在する痩せた尾根である。どうにか高度を稼ぎ林(尾根上に木が生えてられる様な斜面)の中へ、ここら辺で向こうの尾根が見えるが登りやすそうである。と思ったとき物凄い足音が。野生の鹿の群れが近づいてきてあっという間に我々の下を通り過ぎていった。鹿ってこんな急斜面でもあんあな速さで走れるのかよ。なんて思いながら尾根をあがっていくとヤラシイ岩場にぶつかる。トラバースも出来そうに無い。ここまで来て突破できなかったら最悪だ。無線でこのことを伝えると。返答は「キノコがねぇー。」この状況で安藤さん、滝井、自分、チーム全員が植松さんにハメられた!と思った。でも負けるわけにはいかねぇー!って事で、安藤さんリードで次滝井、回収関で突破。
この後も微妙な箇所が何個かあったが突破。遅れること数十分か数時間、頂上で合流した。
?山の頂上は木々に囲まれていて眺望ゼロ。でも、??川方に5分位歩くと崖上の見晴らしが良い所に出る、今回は???ヶ岳の5合目より上がガスで見えなかったが、晴れていれば最高の眺望を楽しめるだろう。
下山は楽です。だって道があるもん。そんな感じで×××山目前を林道に下りる。ここで佐藤さんは明日××谷から???ヶ岳に上がるとの事で林道の奥に消えてった。滅茶苦茶タフです。
帰りは温泉に寄って疲れを流し心リフレッシュで帰りの車内は大盛り上がりで楽しい楽しい沢登りは終わった。
そー言えば最初初心者でも大丈夫って言っていたけど滝井にとってはかなりハードな山行だった気がする。滝井、良くがんばった!そして今後に期待する!
【関 秀倫】
山域:秘密の沢
2004年8月27日
メンバー:植松 一好、安藤 英一、亀田修宏(白鳳会)
彩しい探検隊(多数)
関 秀倫、野村 真見
植松さんのお誘いで沢へ。で、集まったのはノムさんと自分だけ・・・。天気の方も台風が近づいているという中・・・。
韮崎の駅で植松さんに拾ってもらい、集合場所のTEL韮崎遼へ。
知っている人や初めて見る人も・・・。とりあえず移動。今回の場所も例によって当日まで秘密。でも、植松さんが前々から狙っていた?沢ではないかと考察。で??川の支沢、?沢。ビンゴ!?沢はエルクの店長もお勧めの場所。天気も時より晴れ間が見える。
林道を少し揺られながら進むと車止め、ここら林道を20分ちょっと歩くと東屋。
東屋で各々武装準備でここから遊歩道(荒れていて、普通の登山道と変わらない)を行く。途中、倒木にキノコが沢山。
植松さんによるとナラ茸らしい。このキノコの山をちょっと行くと、?滝。
植松さん、安藤さん、モミ亀さんがロープをセットしに行く。セット時は滝を巻く道があるので大変楽である。
ロープをセットしたら、いよいよシャワークライミングです。普通の沢登りのときはザイルをつけて登らないことが多い、そうすると必然的に落ちることは出来ないから、安全そうなところを登るので、シャワーを浴びることはほとんど無い。でも今日はトップロープ。シャワー一杯浴びれます。
順番は、梨大、あや隊となり、ノムさんはクライミング系は久しぶりということなので自分が一番に。右から行くのが一番簡単そうだったが、植松さんに「真ん中行け!」との命令が下ったので突撃!一段目は序の口。二段目はやらしぃ。クラックや段が滝の周りにあまり無く、段も高く、そちらに行くとシャワークライミングにならん。という事で滝の真ん中を進む。滝の中はクラックや段があり結構足をかけたり、手をかけたりしやすい。ここを蛙登りしながら滝を登りきる。懸垂下降してノムさんにバトンタッチ。
ノムさん、水に濡れたくないのか、あえて難しそうな方へ、奮闘努力で脱出!二段目は滝の横を。シャワークライムじゃねーと思いつつも登りきりました。が、懸垂下降のときにビチョビチョに濡れました。
こんな感じでみんな登り、小雨が時よりパラパラして寒いので???滝まで散策。この???滝で遊歩道は終点。で車まで引き返しシャワークライミングは終了。
その後、ゆープル行って某所で飲み会。この宴は次の日の夕方まで続いた・・・。
?滝にトップロープをセットすれば初心者でも登れるので、是非沢をやりたい山岳部員を連れてくると良いだろう。
山域:八ヶ岳(赤岳)
2004年6月26日~6月27日
メンバー:A班 犬塚(リーダー)、市川、大石、久留島、長葭、武川、水谷、藤原、斉藤、伊藤
B班 原(彩) (リーダー)、滝井、田中(正)、藤井、向山、矢崎、高木、山下、
田中(裕)、廣瀬
ルート:6/26 梨大=美し森駐車場~ゲート~県界尾根分岐~小天狗~大天狗~赤岳山頂
~文三郎尾根分岐~行者小屋分岐~行者小屋
6/27 行者小屋出発~横岳分岐~赤岳展望荘~赤岳山頂~扇山~牛首山
~賽の河原~美し森展望台~美し森駐車場=梨大
今回はメイン山行ということでかなりの大人数での登山になりました。お山は言わずと知れたMt.Yatsugatakeの中の最高峰である赤岳です。
その昔…八ヶ岳は富士山より高かったため、気に入らなくて怒った富士山がとてつもなく長い棒で八ヶ岳を叩き山頂を八つに割って今の形になったという伝説が残っています。そんで富士山は日本一の座を強引に奪ったそうです。
ムッツリにも程がありますね。
まぁ、余談はさておき八ヶ岳は山梨にある山でもなかなか有名で美しい山であります。それでは、今回の山行を振り返りながら感想とさせていただきたいと思います。
1日目。美し森はあいにくの空模様で、時折見える晴れ間に期待しながらのスタートとなりました。
始めは舗装路をひたすらに歩きました。ゲートを過ぎた辺りから、いよいよオフロード。さらに歩くと県界尾根分岐へと出ました。心地良い風が吹き汗ばんだ体を冷やしてくれました。
県界尾根を登り始めてしばらくして小天狗に向かう途中では道に迷うというアクシデントが発生しました。犬塚部長が野山を駆けずり回り、道を見つけていました。とっても頼もしい部長様だなぁと心から思いました。また、地図の確認をしていたものの間違えたので、周りの状況も判断しながら登ることの大切さを改めて思い知らされました。
小天狗を通過し、急な登山道を登り大天狗で昼食をとりました。昼食では先ほど活躍した部長が一人ぼっちでとても寂しそうでした。なんでもA班でイジメられて逃げてきたらしいです。かわいそうだったのでその姿を写真に撮って先を急ぎました。
大天狗を後にして、少し登るとそこはさっきとは別世界の赤い岩の大地が広がっていました。クサリ場・ハシゴ場の続く山頂への道はどれも険しく、危険が付きまとっていました。
また、過去に類を見ない落石の嵐となりました。落石があまりに多いと落石に対する注意力が薄れてしまうのでそこは改善したほうがいいと思いました。
やっとこさ頂上についたものの、そこはものすごい風と気温10℃という甲府と比べるとまるで違う季節でした。達成感はありましたが景色もまったく見えないし寒かったので、レインやザックカバーの着用をしつつ休憩をとり足早に頂上を去りました。
下りも相変わらずのクサリ場で登りより恐怖心を感じました。それでも時々ガスが晴れて赤岳のワイルドな山肌が見える時、その雄大さに圧倒され思わずシャッターを切るのでした。
クサリ場がある程度終わると、あとは鉄網製の階段をがんばって下り遠方に見える小屋を目指しひたすらに歩き、その日の目的地である行者小屋に着きました。
行者小屋は天場代が千円というお高い値段のわりに、天場は斜めでゴツゴツしていました。でも水場は近いし、トイレがキレイだったので満足でした。天場の下調べは大事だと思い知らされました。
テントを張り一段落したところでお楽しみのバンゴハンの時間です。メニューは、炊き込みご飯と山梨県を代表する郷土料理の『ほうとう』でした。寒かったしおいしかったので両方とも好評でした。
ほうとうの2回目はテントの中で大流出したそうで、大騒ぎでしたが疲れていたのですぐに寝てしまいました。ゴメンナサイ!!これにて八ヶ岳での一日目は終わりであります。
2日目。その日は他テントから聞こえる甘い歌声で目を覚ましました。音程とリズムを見事なまでに無視して歌うシンガーの登場に大自然の神秘を感じた、最高の朝でした!
微妙に顔をのぞかせる青空にまたしても期待をしながら、そして美し森で待つソフトクリームを楽しみにしながらスタートしました。
赤岳頂上までは急な登り坂とボロボロと崩れる岩場がまたしても続きましたが、色とりどりの高山植物の花が咲いていてキレイでした。写真を撮りたかったですが、マクロ機能が無いため断念しました。
花々に励まされながら登ること2時間、頂上にたどり着くも前日と同じくガスっていたので景色が見えないのが残念でした。でも、田中さんにもらったコーラがそんな気持ちを吹き消してくれました!
頂上を過ぎると長いなが~い下りの道のりが続きました。途中のクサリ場はスリリングな所も多々あり落石と足場の両方に注意をはらうのが大変でした。
いくつかのクサリ場を乗り切るとあとはひたすら高度を落としつつ山道を下るのでした。
扇山・牛首山を通過し、原さんに期待させられたけど裏切られた賽の河原では、無人の売店に置いてあったガム○ロを制覇した人もいれば、トイレで藤井ちゃんのオシリを目撃した人もいるし、リフトに誘惑されたり…と、みんなやりたい放題でした。いよいよ下界にやってきたなぁっていう気分になりました。
あとは、走ったりコケたりしながら突き進み、ついにソフトクリームの待つ美し森展望台へ到着となりました。めでたしめでたし。
以上、長々と書き綴ってしまいましたが、今回の山も多少のケガ人は出たものの無事終了することができてよかったです。また、初テント泊&初山行の人もいたので部としても大きな収穫があったと思います。これからも、みんなでいろいろな山にワイワイと登りましょう!!
【向山】
行程:
(1日目)5:10梨大出発→7:45美し森駐車場―8:36~8:45ゲート
―9:19県界尾根分岐―9:55道に迷う―10:15~10:22休憩―10:49小天狗
―11:17~11:30休憩―12:05~12:30大天狗(昼食)―13:10~13:23休憩
―14:33~14:57赤岳山頂―15:40文三郎尾根分岐―16:14行者小屋分岐
―16:28行者小屋B班着16:50行者小屋A班着
(2日目)6:15行者小屋出発―6:45~6:55休憩―7:05~7:14休憩
―7:43~7:54横岳分岐―7:57赤岳展望荘―8:45~9:11赤岳山頂
―10:16クサリ場―11:27~11:39休憩―12:04扇山―12:15牛首山
―12:54賽の河原―13:00~13:22リフト乗り場―14:11美し森展望台
―14:23A班合流―14:32美し森駐車場
山域:鬼ヶ岳
2004年7月24日
メンバー:犬塚
ルート:西湖畔の駐車場~雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~鍵掛峠~西湖畔の駐車場
久々に一人で山を登りたくなった。「テスト期間中だから短くてもいいや」そんな気分で探しているとあるじゃないですか、鬼ヶ岳。コースタイム5時間25分。絶景地やら展望良好と言われりゃ行かないわけにはいかない!本当は高くて涼しいところが良かったんだけど、テストだから…、ってことで鬼ヶ岳に決定。
5時起床。空はどんより曇っている。じき晴れるだろうと思いつつ車を走らせる。1時間ちょっとで西湖畔到着。武装していざ鬼退治へ出発。林道から登山道に入った瞬間にいきなり鬼の魔の手が忍び寄る。進行方向に対して90°の方向から怪しげな1本のロープが垂れているではないか。そっちの方向にちょっと進むとすっごい急斜面。危ない、危ない。鬼に騙されるところだった。鳥のさえずりに耳を傾けながら進むと日が差してきた。
すがすがしい朝だと思っていると、腕に違和感が。なんだかじがじがするんだよ。およよ、毛虫じゃん!ふ~っと一吹き。「毛虫さん、僕はきびだんごは持ってないんです」次から次へと鬼さんは意地悪をしてくる。朝露でズボンが濡れたり、チクチクする草が攻撃してきたりと散々。でも僕は負けません。そうこうしている間に雪頭ヶ岳に到着。富士山はどうにか頭を覗かせているが、下界は霞んでいて良く見えません。でもそこにはちょっとしたお花畑が広がっていたので良しとしましょう。
ちょっと歩くとすぐに鬼ヶ岳頂上。意外とあっさり鬼退治。せっかく頂上まで来たのだからちょっと休憩。節刀ヶ岳や十二ヶ岳が見える。遠征したいのはやまやまだが、なにしろおいが退治しないといけない鬼が下界で待っているんです。そう、…テスト。渋々下山開始。
結構な急斜面を駆け下りる。転がった石がなかなか止まらない。追いかけっこできるもん。そんな急斜面。駆け下りていると目の前にクモの巣が!そう思ったときは手遅れで、ひっかかる。クモが顔を歩いて気持ち悪いのなんの。懲りずに走ってクモの巣を食う。さすがにへこむ。へこみながらも峠到着。ちょっと行けば王岳があるのに、王様に会うのも我慢。うっぷん晴らしにつづら折りの道を走る。そんなこんなで、あら下界!ってことで鬼退治は一件落着。休みいれてコースタイムの半分くらい。今回はこのくらいで勘弁してやろう。
今回はたくさんの虫と触れ合えた。今度は藤井ちゃんを連れてこよう!そう思いながら帰って来たのでした。そしてこのあとフェスティバに惨劇が…!
そう今回は午前中山行でした。その日のうちに洗濯できて気持ちよかったよ。
【犬塚】
行程:
西湖畔の駐車場6:30~雪頭ヶ岳7:45~鬼ヶ岳7:55、8:15~鍵掛峠8:35~西湖畔の駐車場9:15
山域:南ア(北岳)
2004年8月12日~13日
メンバー:原(彩)、小山、伊藤、藤原、市川、水谷
ルート:8/12 甲府=広河原~二俣~八本歯~北岳山荘
8/13 北岳山荘~北岳~肩ノ小屋~白根御池小屋~広河原=甲府
8月12日(木)
合宿の訓練山行と言うことで、今回はザックの中に重石として水をたくさん入れ日本2位の標高を誇る北岳を登ることとなった。
朝早く甲府駅に着くとお盆の時期であるのでたくさんの人がいた。バス会社のおじさんがバスの台数が足らなくて手配する人に怒っていた。気にせずバスの中へ。バスで寝ること2時間弱、広河原に到着。バスから降りてみると夏だというのに肌寒かった。ラグビーの格好をした人がいた。「この人何か間違っちゃった?会場まで山越えて行くのかな?」など思ったが寒いのですぐに出発。天気がよく下から北岳がはっきりと見えた。
しばらくは樹林帯ですぐ横には川が流れていたのでマイナスイオンたっぷりで癒された。しかし、樹林帯を過ぎれば空には雲一つなく太陽の光がさんさんと降り注いでいた。遮るものがないので太陽をモロに浴びる。「あ、あつい・・・暑すぎる。太陽のバカヤロー!」などと思いつつもやっぱり夏、暑いのは当たり前である。今年は例年よりも暑いせいか、雪渓がほとんどなかった。この暑さに慣れたと思ったら、第二の敵・・・虫が現れた。歩いているときも休憩しているときも体のどこかにくっついていた。一番好かれていたのは伊藤先輩である。伊藤先輩には常に十匹近くくっついていた。指で虫を飛ばしても次の虫がくっついてきた。この戦いは二時間も続いた。
八本歯までは、落石の心配はないが石がたくさんあって歩きにくく登りはきつかった。休憩中上を見上げればまだまだ頂上は遥か上。はぁー。溜め息がでてしまう。
八本歯からは梯子の連続で、ザックが重く感じ登るのがしんどかった。登り終わったら昼飯を食べながら体を休めた。休んだため、その後は快調に足が進み、あっという間に山荘に着いた。テン場には水がなく、トイレの後も手を洗うのに困った。
テントを張り、夕食の準備をした。メニューは鶏肉のやわらか煮とチーズをのっけたトマトである。どちらもおいしく、皆からも好評であった。この日はホントに天気が良く、夕方の五時だというのにまだ北岳が見えた。明日に向けて日も暮れぬうちに寝た。
8月13日(金)
テントから出てみると遠くの方から明かりが・・・朝日ではないか!すかさずシャッターを押す。方角を変えてみると・・・富士山だ!はい、シャッター。
各自朝食をとり、テントをたたんで出発の準備をする。途中まではゆるやかな道、地図では危マークが付いているがそんな所に気づかず山頂へ。山頂にはもう多くの人がいた。昨日のラグビーの格好をした人がいるではないか。携帯に電波が入らなくて、一生懸命電波を探している。伊藤先輩と「会場間違っちゃったのかな?」なんて笑って話していると、その人から写真を撮ってくれと言われ伊藤先輩が撮ることに。普通に撮影が進み、最後にもう一枚撮ってくれというので、ポーズをとってもらう。や、やっぱりかぁー!やっぱりラグビー選手だったのかー!タックルしているポーズを撮ってくれなんて・・・おっちゃん笑い分かってんね。
山頂を降り始め、肩ノ小屋を目指す。途中、足を止めて周りを見てみる。甲斐駒、仙丈、富士山が見えた。そして、先月登ったオベリスクも見えた。さらに下っていると雷鳥に出会った。初めて雷鳥を見たが普通の鳥に見えた。肩ノ小屋に着くと伊藤先輩がコーラを飲んでいる。「美味そうだ!自分も早く下に行って炭酸を飲もう!」と心の中で叫んだ。
肩ノ小屋から白根御池小屋までは木々が生い茂る中を延々と下った。原先輩は、小屋の知り合いに会いに行くため一人急いで向かった。この下りは単調だったので皆でしりとりをして下った。白根御池小屋に着くと原先輩の知り合いからライチをもらった。皆でおいしく頂いた。種は酸っぱかった。
12:30のバスをのがすと夕方までバスがないというので頑張って降りた。ちょっとした梯子などがあったが、危ない所も特になく降りていった。バスの発車時刻より早く着いたのでバス停に向かうことにした。が、タクシーの運ちゃんが話しかけてきた。「2000円で甲府駅まで乗らん?」と言ってきた。しかし、僕らはお金のない貧乏学生。交渉によりバスと同じ値段で乗せてもらうことにした。河原で遊びたかったなぁーとタクシーの中で思った。甲府駅に着いて自転車で部室まで行き解散。
今回の山行は天気が良く、景色も素晴らしかった。いつもより重い荷物で北岳を登りきれたことで自信がついた。
【水谷】
行程:
8月12日
4:30 甲府駅-6:45~7:00 広河原-7:40~7:45 休憩-8:26~8:36 休憩-10:10~10:23 休憩-11:10~11:30 休憩-八本歯-12:26 分岐-12:30~12:57 昼食-14:15 北岳山荘
8月13日
5:35 出発-6:50~7:02 北岳山頂-7:37~7:47 肩ノ小屋-8:43~8:51 休憩-9:28~9:50 白根御池小屋-11:30~11:40 休憩-11:59 広河原
山域:北ア(後立山連峰)
2004年8月18日~25日
メンバー:原(彩) 小山 関 内藤 伊藤 藤原 水谷 市川
ルート:8/18 甲府=松本=信濃大町=扇沢~ケルン~種池山荘
8/19 種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘
8/20 冷池山荘~布引山頂~冷池山荘
8/21 冷池山荘~布引山~鹿島槍ヶ岳南峰~北峰~キレット小屋~北尾根の頭
~五竜岳頂上~五竜山荘
8/22 五竜山荘~唐松岳頂上山荘
8/23 松岳頂上山荘~唐松岳頂上~不帰一峰~天狗の頭~天狗山荘
~杓子岳山頂~村営頂上宿舎
8/24 村営頂上宿舎~白馬山荘~白馬頂上~鉱山道~白馬岳蓮華温泉ロッジ
=平岩=糸魚川
8/25 糸魚川=親不知~日本海~親不知=糸魚川駅=松本=甲府
8月18日
合宿の始まりは曇り。不安は募りながらも天気がよくなるのを祈りつつ電車に揺られていた。が、気持ちよい眠りから起きるといきなり事件が起こった。岡谷駅で乗り継がないといけないのに寝過ごしてしまった。乗り継がなければいけないことをメンバー皆が知っていなかったのが痛かった。
この遅れを取り戻すべく信濃大町から扇沢へはタクシーで行った。準備を素早く済ませていよいよ登山開始!さすがに合宿のザックは重い。背負うのにも一苦労だった。雨はほとんど上がっていたが湿気が多くて蒸し暑く、少し歩いただけで汗が吹き出てくる。湿気は嫌だ。途中ケルンの辺りから種池山荘が見え始めた。コース上では2時間半だが、はるか遠くにあるように見える。
歩いても歩いても近づいていないように見えるので小屋は見ないようにした。野いちごも食べながら進んで行くと、ようやく小屋が目の前に!そこからも思ったより長い道のりだったがなんとか無事小屋到着。この日はおいしいクリームシチューを食べて早々と就寝した。
8月19日
天気は晴れ。とは言っても午後から台風が来るとかなんとかで、とりあえず冷池山荘まで行ってみようということで出発!爺ヶ岳からは黒部やら剱やらを遠くの方に見ることができた。山の斜面の光と影のコントラストもきれいだった。
2時間程で冷池山荘到着。重役会議の結果、台風接近による天気の崩れの心配と、ここから先危険マークがあるということで、今日は冷池山荘で一泊することとなった。テン場に移動するも、小屋から距離があって大変だった。テントを張り浸水対策として水路を掘ったりしたが、それでも時間はまだいつも起きる時間…話をしたり早めの昼食をとったりして、合宿中とは思えない程まったりした時を過ごした。
それにしても天気は良く、昼頃になるとやっぱり夏だなぁと思わせられた。そんな中、関先輩は太陽の下暑そうにしながらも眠っていた。さすがです。今思えば山で天気が良かったと思えるのはこの時くらいだったような…とは言ったものの、寝る頃には風がかなり強くなっていた。伊藤先輩が怖い話を始めたが、正直かなり怖かった。テントが風で大きく揺れるだけで驚いた。しばらくすると雨も降り出して、通風口から水が入ってきて冷たかった。23時頃にはテント内に靴を避難させたが、この時にはテントが壊れるかと思うほど風が強くなっていた。これは大丈夫なのかと思いながらも僕は眠っていた。
8月20日
明け方になっても雨風強くしばらく様子を見ることとなった。あいかわらず風は強かったが雨が多少おさまったところで出発することに。と、ここで台風の被害が続々と出てくる。藤原先輩のザックが浸水の被害にあい、フライを石で固定するための紐が何本か切れてしまっていた。さらにポールも曲がっていた。台風は恐ろしいものだと思い知らされた。昨日同じテン場に一人用のテントを張った人は飛ばされていないかと心配したが、風の影響を受けていないかのように、びくともしていない感じだった。
布引山への上り坂は風が強く、飛ばされそうになるのを踏ん張りながら登る。さらに途中から雨もひどくなってきたので、レインコートを着て頂上を目指す。途中降りてきたインストラクターみたいな人に、頂上から先はこの風だと危険だから引き返したほうがいいかもしれないと言われたが、実際頂上まで行ってみることに。頂上に着いたら風の吹いていない尾根の東側で、このまま進むか引き返すかを決めることに。昨日の停滞の遅れを取り戻すために先を急ぎたいのもあるが、この先両扇でさらに風が強くなるかもしれないし、地図には鎖・ハシゴの連続とかかれているのでここは引き返すことにした。冷池山荘まで戻ると早速テントを張り、天気が若干良くなったところで皆シュラフやらレインやらを乾かしていた。若干材料が少なくなった麻婆なすを食べて、翌日の長行程のため体を休めた。
8月21日
昨日の朝とはうって変わって天気は良いらしく星がきれいだった。こんなに真っ暗な中で行動するのは初めてだったので、初めのうちはヘッドランプの明かりだけで歩くのは頼りない感じがした。
日の出を布引山の頂上で迎えたかったが、出発の遅れ等で間に合わず途中で迎えてしまった。残念。さらに歩くこと1時間ほどで日本百名山の鹿島槍ヶ岳に到着。皆で集合写真を撮るも生憎の天気で背景は真っ白。これは悲しかった。
一枚でも背景の入った集合写真が撮れるように願いながら、まずはキレット小屋を目指す。と、ここで新たな仲間の登場!唐澤さんだ!道の途中に落ちていたのを水谷君(?) が見つけたらしい。唐澤さんはいろんな人のザックにくっつきながら一緒に日本海を目指すことになった。
キレット小屋で各自昼食を食べ五竜向けて出発。キレット小屋の手前辺りから坂がかなり急になっていて、危険なところがたくさんあった。これは昨日の雨風のなか来なくて正解だったかもしれない。
急な岩場を降りているとき落石が起こった。10cm以上はあるだろう石が岩にぶつかりながらすごい速さで関さんの方へ落ちていった。危ない!と関さんはうまく避けていたが、さらに下にいた藤原先輩の頭のすぐ横を通った。落石は本当に恐ろしいものだとあらためて感じた。この後も急な岩場の連続だった。
ひたすら岩を登ったり下ったりして、キレット小屋から5時間弱でようやく五竜岳に着いた。2・30人の団体がいて、頂上付近は人で溢れていた。ガスがかかっていて、ここでの集合写真も寂しかった。
五竜山荘についたのは16:20。冷池山荘を出発してから12時間もたっていた。さすがに疲れた。疲れきっていた。雨のため寒かったが、疲労の助けもあってぐっすり眠ることができた。
8月22日
天候は曇り。雨は降っていないものの景色はあまり見ることができない。ハイマツの中を進み、鎖があるようなところではすれ違う人が多く、止まって待っている時間も長かった。藤原先輩がアキレス腱が痛いということで、今日は大事をとって唐松岳頂上山荘で休むことに。
山荘に着くと一人500円で小屋内で休憩できるということだったので、お金は痛いが休憩することにした。昼食をとったりトランプをしたり…十分な休息をとることができた。
テントに戻ると伊藤先輩たちが藤原先輩の靴を少しでも痛みを感じないように改良(?)してあげた。歩きやすくなったようでよかった。この日は翌日のためしっかりやすむことができた。
8月23日
この日は朝から雨だった。各自朝食を済ませ、いざ不帰瞼へ向かうことに。雨が降っていて大丈夫かなと思っていたが、不帰の辺では雨が上がっていたのは幸いだった。さすがに不帰だけあってその道は険しく、ずっと危険な岩場の連続だった。
渋滞することもあるということだが、ほとんど人と会うことはなかった。急な岩場が何メートルも続くこともあったが、多少滑りながらも何とか無事不帰瞼をぬけることができた。
後は天狗の大下りという場所があったけど、上りなので比較的楽だった。ただ岩が雨に濡れていて滑りそうになった。
雨の中ひたすら歩き、村営頂上宿舎に着いたのは出発から10時間後。食堂のストーブでびしょ濡れになった服を少しでも乾かしてテントを張ることに。が、5人用テントのポールがない…どこかに忘れたか落としてしまったようだ。確認をしっかりしていなかったのは反省しなければいけない。ということで4人はもうひとつのテント、あとの4人は小屋で素泊まりということにした。ただポールがないとなると今後影響が出るので話し合い。それぞれ考えがあるので、どうするかは翌日朝結論を出すことに。4人じゃ小さいと思っていたテントも結構快適に寝ることができた。素泊まりは寒かったようだった。
8月24日
朝、これからどうするか決める。皆海まで行きたいということで、当初の計画とは違う朝日小屋からぬけるルートになるかもしれないがこのまま進むことに決まった。ただそれでも天候は味方してくれない。白馬岳山荘を越えた辺りから風がありえなく強くなり、吹き飛ばされそうだった。左から吹いていると思って歩いていると突然右から吹きつけられ、バランスを保つのに精一杯だった。また視界も最悪で、眺めがいいという白馬の景色も全く望むことができなかった。
頂上から1時間くらい進んだところで、足の痛みでこれ以上ペースがでずこのペースだとこのまま進むのは難しいし、天気も良くなりそうにないということで、蓮華温泉の方へ降りることにした。蓮華温泉への鉱山道は道が細いところが多く、またその先の樹林帯はずっと同じような景色で、さらに雨も降ったりやんだりで気力がやばかった…僕にとっては合宿の中でここが一番きつかったかもしれない。
それでもなんとか蓮華温泉までやってきた。期待はずれの温泉で、ここで入るのは断念…早く体を洗いたい。バスで平岩まで行きようやく温泉にはいることができた。平岩はほんとに山奥の村って感じだった。でも温泉に入ることができたので満足!
その後電車で糸魚川へ。下界での久しぶりの飯を楽しみに駅前通を歩くも、店はほとんど閉店してしまっている。まだ9時前だというのに、夜に客は来ないのだろうか…まぁそんなこんなで地元の居酒屋へ入った。海がすぐ近くというだけあって魚料理が多かったが、どれもほんとにおいしかった!魚をこんなにおいしく感じたのは初めてだった。居酒屋初体験だったが、第一印象は最高!穴子最高!!
駅の待合室みたいなところで少し寝ていたが起こされて外に出てみると、関先輩が駅から出たすぐのところで銀マットを敷いて寝ていた。やっぱりすごい。その後はガストで夜を明かした。
8月25日
この日の目的は当初の計画通り親不知の海に行くこと。ということで電車で親不知へ。とことんついていないようで下界におりても雨だったが海が見えるとさすがにテンションが上がった。みんなそれぞれ波と戯れていた。しばらくしたら場所を移動し、ヒスイを見て、昼食を食べたりしていると、いつの間にか雨はやんでいる。こうなったら海に行くしかない!
▲海でハシャグ乙女
原先輩、内藤先輩、伊藤先輩、関先輩はすぐ海にはいった。
最初は戸惑っていたが、最後には8人全員で海へダイブした。
今までの疲れも吹き飛ぶほど楽しかった。ほんとに海に入れてよかった!太陽も久しぶりに顔を出し、砂浜から上がったところで日向ぼっこ。っていうか服を乾かす。アスファルトに寝転んで太陽の日差しをいっぱいに浴びた。このときばかりは道行く人はお構いなし(?)だった。
このままもっとここにいたいという思いもあったけど、甲府に戻るときがやってきた。電車を乗り継いで無事帰ってきた。
初めの計画通りにはいかなかったけど、この合宿でたくさんのことを体験できた。反省すべきこともたくさんあるけど、それはこれからの山行に生かしていきたい。天候がずっと悪かったのは残念だった。それでもなにより、思っていたよりずっと楽しむことができたのが嬉しかった。海にぬける山行、また行ってみたいと思った。
【市川】
行程:
18日
甲府駅7:51~松本~信濃大町~扇沢12:50―14:08ケルン―16:58種池山荘
19日
5:25種池山荘―6:25爺ヶ岳中峰―7:30冷池山荘
20日
8:47冷池山荘―10:00布引山頂―11:14冷池山荘
21日
4:22冷池山荘―布引山―6:10鹿島槍ヶ岳南峰6:25―7:12北峰―9:10キレット小屋9:50―12:07北尾根の頭―14:44五竜岳頂上―16:20五竜山荘
22日
5:10五竜山荘―8:10唐松岳頂上山荘
23日
5:00唐松岳頂上山荘―5:15唐松岳頂上―7:35不帰一峰―9:55天狗の頭―10:30天狗山荘11:35―13:35杓子岳山頂―15:10村営頂上宿舎
24日
6:35村営頂上宿舎―6:55白馬山荘―7:18白馬頂上―鉱山道―14:35白馬岳蓮華温泉ロッジ~17:05平岩19:01~糸魚川駅
25日
糸魚川駅~親不知―日本海―親不知~糸魚川駅~松本~甲府
山域:屋久島
2004年8月21日~23日
メンバー:犬塚
8/21 曇りのち雨のち晴れ
前日に鹿児島入りし、フェリー乗り場の傍で野宿し、5時起床。昨夜は蚊は寄ってくるはナメクジは触るはで散々だった。
気を取り直しフェリー乗り場が開くのを待つ。おじさんが近づいてくる。話をしたところここから屋久島は行かないらしい。そのおじさんは親切に屋久島行きのフェリー乗り場に連れて行ってくれた。ありがとうございます。
屋久島までフェリーで4時間。昨夜の寝不足もあり船内ではずっと寝ていて、あっという間に屋久島は宮之浦港到着。
観光案内所に登山届を提出する。最終日のルートは雨天の場合は渡渉できないらしいのでエスケープルートも考えつつ行動することにする。
あいにくの雨。それも結構な大粒の雨。この先の行程を憂う。
バスで白谷雲水峡へ。着いたときには雨もあがり、さあ出発というときに靴ひもが切れる。予備があってよかったと思いつつ靴ひもを通し直し今度こそ出発。
川岸を歩くのだがさっきまでの大雨で川は茶色に濁っている。やはりここは南国。とっても蒸し蒸しする。しかし周りに目をやるとコケに覆われた幽玄な風景が広がっている。所々名物の杉が堂々と聳え立っている。その生命力に圧倒される。
そんな景色に見とれている間に今晩の宿泊地、白谷山荘到着。早々と夕飯を食う。のんびりしていると何か獣が…。おお、ヤクシカではありませんか!こっちに驚くことなくどんどん近づいてくる。おもわずシャッターを切る。50cmの近さにまで迫ってきた。立派な角をたたえている。この辺の主っぽい、それ程風格があった。
屋久島の山小屋はすべて無人小屋で原則的にテントを張ってはならない。念のためテントを持って行ったが、今日小屋に泊まる人は4人だったので小屋に泊まることにした。悠々使うことができたが、床がほこりっぽく、トイレ臭かったのがたまに傷だった。
8/22 曇りのち雨
目が覚めると6:30だった。急いで準備をして出発する。映画「もののけ姫」のモデルとなった照葉樹林の中を進んでいく。こだまが本当に出てきそうな雰囲気だった。枯れた杉から杉が生えていた。杉が杉を食っている。自然を感じる。
楠川分れからはかつて杉を搬出するのに使われたトロッコ道に沿って進んでいく。映画「スタンドバイミー」のあの感じです。楠川分れは他の道との合流点で、縄文杉が目的の人はその道から来るのが普通らしく下界の格好をした人がうようよいた。そんな人たちには目もくれずさっさと進んでいく。
いろんな杉があったがやはり縄文杉には目を奪われた。この大地に力強く根を張り、長い時間をかけて少しずつ少しずつ大きくなった縄文杉。縄文杉を前に自分のちっぽけさを感じる。縄文杉周辺は木の歩道が整備されており、縄文杉はデッキから眺めなければならない。5~6mは離れているだろうか。そのようになったのは根元を踏まれ痛めつけられたためだ。人の手が加わっているのは残念だが、人と共生していく上では仕方がないのだなと感じた。ちなみに縄文杉は縄文時代にこの世に命を受けたのではなく、実はもっと後だというのが現代の主流の考えらしい。
縄文杉を過ぎると人はいなくなりひっそりとした本来の山の姿に戻った。山の声に浸りながら歩き、新高塚小屋到着。しばらくすると雨が降ってきた。早く着いていて良かったと思う。
今晩も宿泊者は一桁だ。きれいだし、白谷山荘よりもいい感じの小屋だ、そう思いながら寝たのが間違いだった。
ビニールがガサガサいっている。そう思った次の瞬間、おいの体を重量感のあるものが横切った。ネズミだね。う~ん、自然だね~!もう来ませんようにと思いつつ寝る。
8/23 雨のち晴れ
明日も天気は思わしくないらしい。エスケープして、今日下山することにする。
今日の行程はコースタイムで11時間。雨も降っていたが、バスの時間もあるので4:45にヘッドラの光を頼りに暗闇の中へと歩を進める。暗かったが目印がたくさんあったので迷うことはなかった。
5:30、ヘッドラの光を消す。空を見上げるとどんより曇っており、雨が顔をたたいた。行く先を眺めるとガスの中へと道が続いている。晴れていれば九州最高峰の宮之浦岳が大きくそびえていただろうにと思うと残念だった。
間もなく永田岳との分岐に差し掛かる。荷物を置きピストンで永田岳を目指す。ここ屋久島も1600mを越えると森林限界となりヤクザサが生い茂って、展望がよくなった。「森林限界=ハイマツ」だと思っていたのでちょっと驚いた。世界は広いと思った。そう、分岐から永田岳の道のりはササがボウボウ生えていて背丈をも越すところもあった。しかし足元には道がどうにか見えたのでかき分けて先を急いだ。
岩を登って行くと永田岳と書かれた棒が立っていた。…何も見えない。昨日会った人がここからの眺めは最高だと言っていたのに…。しょんぼりして来た道を引き返す。
分岐から宮之浦岳の道は木で道がほとんど作られており、階段といった感じだった。頂上には先客がいた。この人は初日からずっと同じルートだ。軽く言葉を交わし、九州最高峰を後にした。やはりガスっていてね。海見たかったのに…。残念。せっせと下る。
途中川のようにチャプチャプの道を進む。このころには靴の中からクチョンクチョンという音が…。そう、靴中浸水です。ズボンはズボンで汗でウェッティーな感じです。こうなりゃ怖いものはありません。開き直ったのでした。
黒味岳の頂上は岩の上でした。ふと辺りを見回すと一瞬ガスが風に流され、青空と海と船が見えました。しかしそれも束の間の夢。ほんの一瞬で姿を消しました。花之江河(はなのえごう)は日本最南端の高層湿原(?)らしい。ガスとあいまって神秘的な雰囲気を醸しだしていた。
本来の予定ではここから5時間かけて下界へ下りるつもりだったが、渡渉の関係で2時間で下界へ着くコースをとる。えっさか歩いて下界へ。さらに歩いてバス停へ。そんなこんなで無事下山したのでした。
今回の一人旅でいろいろと得ることができた。それはまだまだ自分には精神的に弱い部分があることを自覚したことであり、そして仲間の大切さを改めて実感したことであった。しかし逆に自分一人でもやればできることも同時に分かった。この経験をこれからに活かしていきたいと思った。
【犬塚】
山域:北ア(穂・槍 etc)
2004年9月11日~16日
メンバー:犬塚(リーダー)、矢崎、斎藤、大石、田中(正)、武川
ルート:9/11 甲府=松本=上高地~河童橋~明神館~徳沢園~横尾山荘~本谷橋
~涸沢ヒュッテ
9/12 涸沢ヒュッテ~北穂高岳~飛騨泣き~A沢コル~最低コル~南岳山荘
9/13 南岳山荘~中岳~槍岳山荘~槍ケ岳~槍岳山荘~樅沢岳~双六小屋
9/14 双六小屋~双六岳~三俣連華岳~三俣山荘
9/15 三俣山荘~鷲羽岳~水晶小屋~水晶岳~水晶小屋~真砂岳分岐~真砂岳
~野口五郎岳~真砂岳分岐~湯俣温泉
9/16 湯俣温泉~高瀬ダム~信濃大町=松本=甲府
去年登れなかった槍へ。クライマックスはお手製温泉。今年の合宿はこんな感じの合宿でっす
9/11 晴れ
6:15甲府駅改札前集合。
おや?むっつのザックには光輝くあれがないじゃん!銀マットを忘れたらしい。さらにむっつのザックは異常に小さい。忘れ物か、はたまたパッキングの達人か。その答えはいずれ分かるだろう。
少々遅刻しちゃった人もいたけれど予定通り出発。まずは電車に乗り松本を目指します。みんなお寝む。あっという間に松本到着。バスに乗り換え上高地へ。
上高地から眺める前穂は生憎ガスの中。でも地上にはさんさんと太陽が照りつけています。そんな中出発です。横尾まではゆったりとした道を進みます。後ろを振り返って人数を数えると、1、2、…、7。…7?このパーティーは6人のはず。おお、ご婦人が混ざっているじゃないですか。歳は70を越えているとのこと。にも関わらず健脚で同じペースで歩いています。こういう元気な方と会うと自分もこういう風に歳を重ねたいと思うのです。
横尾でご婦人と別れ、涸沢を目指すのです。途中屏風岩が姿を現しました。天高く聳えています。なぜ人間はこんなところを登ろうと思うのでしょう。不思議なものです。
せっせと歩いて涸沢到着。テント張って飯です。今日は焼きそば。美味しいんだけど肉がない。肉は矢崎さんのお家で留守番らしい。ぐすん、わしは肉食なのに…。でもそんな肉に飢えた気持ちを忘れさせてくれたのが満天の星空です。こんな夜空は見たことない!星また星の星空。こんなのに値段をつけるほうが間違っている。きれいな星空:priceless。流れ星を二つ見る。願い事は、…秘密です。何時までも見ていたかったけど明日に備えて寝ることとします。
9/12 快晴のち曇り
3:30起床。朝食はコーンフレークなどです。もう我慢できない!コーンフレーク最高。テントたたんでいざ出発。北穂まで急な登りです。ザックの重さのせいもありなかなかペースがあがりません。
どうにかこうにか北穂到着。!
北穂からは360°の大展望。槍も見えます。しばし感動に浸る6人。しかしそんな感動に何時までも浸ってはいられないんです。そうです、今日はキレット越えです。そうなんです。気を引き締めていざ出発。慎重に下り始めます。
去年断念したナイフリッジ到着。おや、足場がつけられているし、クサリも増えてんじゃん。…ちょっと幻滅。みんな怖がりながらも通過。しかしむっつには肝っ玉冷やされました。ナイフリッジをまたいでんじゃん!?彼はきっと大物になるでしょう。
次は飛騨泣きです。慎重に通過。想像していたほどの恐怖はなかったのです。ここで気付いたのはよっぽど他人の歩きを見ている方が怖いこと怖いこと。みんなが通過し終えるまでにどれだけ寿命が縮んだことか。
A沢のコルに着いてやっと一息つきました。ここで昼食。今日はそば。自分的にはあまりいただけるものではありませんでした。どうにかキッレト越えを果たし、南岳小屋へ。
予定を大幅に遅れるものの無事で何よりです。出発したときの天気が嘘のように小屋に到着してからはガスってきました。今日の夕飯は手巻き寿司。みんなで巻き巻きしました。今日はウノして就寝です。
9/13 曇りのち晴れのち曇り
今日はガスってます。準備してヘッドラ点けて出発です。南岳~大喰岳まではガスりまくり。槍から何も見えないのか。そんな雰囲気がパーティーを包んでいたそのとき、前方に見えるあれは、…、おお、槍じゃん!天空の城ラピュタを見つけたときのような感動が一同を襲います。
槍ヶ岳山荘に着くと西側以外は丸見え、筒抜けです。みんなハイテンションで槍を目指します。頂上からは双六付近に雲がかかっているのを除けば感動的景色が眺められました。みんなキレットを越え、槍の先っぽに立った感動に浸っています。もう好きなだけ浸りなさい。
一段落着いたところで山荘まで戻ります。みんなの足取りは羽が生えたように軽やかです。今日はここまで思いのほかいいペースです。テントを張るには早い時間だったので、足を伸ばして双六小屋まで行くことにします。
西鎌尾根の途中で昼食です。このころにはガスが僕らを包んでちょっと寒いです。今日はうどんです。暖まりましょう。初の試みだったそばとうどん。この勝負うどんに軍配が上がりました。双六小屋の手前ではライチョウと遭遇しました。ガスの中3匹が寄り添って戯れています。夢中でシャッターをきります。温暖化の影響でその存在が危ぶまれているライチョウ。ライチョウを守ってあげたいとただただ思うのでした。
しばらくするとガスも晴れ、小屋とその後ろに丸っこい双六岳が見えました。小屋が見えてから結構下りました。小屋到着です。
今日の夕食はパスタです。僕はイカスミにあたりました。美味しいんだけど口が黒くなってみんなの笑いものです。でもなかなかのお味でした。今日はジェンガです。なかなか難しいです。第二ラウンドはウノです。白熱です。恒例となった食後のお遊び。合宿には欠かせません。そして今日も深い眠りの中へ落ちていくのでした。
9/14 雨のち晴れ
夜中は風がひどかったなと思いつつ起床です。時折雷が光っています。テントたたんで小屋で様子をみることにします。小屋内は甘い誘惑でいっぱいでした。牛丼、りんご、…。甘い誘惑に負けた僕は牛丼を食べ、肉パワーを補充したのでした。
天気予報によると寒冷前線が南下しているとのこと。僕は悩みます。今日は最低でも三俣山荘までは行きたいところです。道中には双六岳、三俣蓮華岳が腰を据えています。巻くことも可能です。待っていても天気は回復しないと踏んだ僕は行動開始を決意します。二つのピークを踏むルートを選びます。
雨が小康状態になったところで歩き始めます。双六岳はのっぺりしており、地図に書いてある通り迷いやすそうだと思いました。雨がレインをたたく中山頂を目指します。山頂です。何も見えません。山頂を踏みしめることに意味があるのだと自分に言い聞かせます。
山頂で一息ついてさあ出発というときに恐れていたことが起こります。雷です。遠くですが、確かにあのおぞましい鳴き声をあげています。今雷がここまで来れば間違いなく彼の標的は我々になるでしょう。判断ミスという言葉が頭をよぎります。逃げるように出発です。下っているとライチョウが僕らの前にいるじゃないですか。僕らの進行方向に逃げるもんだから追いかけっこです。脅かしてごめんね。
やっとの思いで三俣蓮華岳到着です。結局雷が鳴ったのはあの一回だけした。しかし相変わらず雨と風が強い状態です。写真を撮る気にもなりません。さあ山荘を目指しましょう。道が川になっています。山荘に着く頃にはみんなびっしょりでした。
テン場の申し込みをしていると驚愕の事実が僕らに突きつけられたのです。野口五郎小屋は今年からテン場がなくなったそうです。さらに営業は8月の下旬に終わっているということでした。槍・穂の地図の小屋はちゃんと確認していたのですが…。でも冬季小屋が使えるそうなのでひとまず問題解決としましょう。テントで暖をとりつつ昼食です。ラーメンがうどんを押さえて一番美味しいということが判明しました。
みんなのテンションが下がったこういう日には最終兵器投入です!リーサルウエポン、DVDです!なんと斎藤君のザックの中にはDVDプレイヤーが仕込まれていたのです。トリプルX上映会開始です。一同山にいることも忘れ必死に画面に食いついています。う~ん、最高でした!斎藤君ありがとう!
山荘の人のご好意により自炊場で夕飯です。こういう状況では人の優しさがいつも以上に染み渡ります。今日はかに雑炊です。こりゃ、今回ナンバーワンの美味さでした。小屋を出る頃には雨もあがり、なんと槍が見えています。あの雨が夢のようです。明日登る鷲羽岳も見えます。また明日も頑張ろう!そう思えた一瞬でした。遊んで、おやすみ…。
9/15 快晴
今日の予定は野口五郎小屋まで。時間次第では湯俣まで下りるといった感じです。みんなもうヘッドラウォークも慣れた感じです。東の空が白んできました。少しずつ赤く染まっていきます。神聖な気持ちになります。
鷲羽岳到着。
2~3分早ければ山から上がる太陽が見られたのですがこれでも十分です。全身に朝日を浴びて今日一日のパワー充電です。パワーを充電したところで水晶小屋を目指します。
歩いていると足元でジャリジャリという音が。よく見ると霜です。氷が張っているところもあります。そういえば昨日の夜は寒かったけどまさかここまで寒いとは。季節の移り変わりは早いものです。
水晶小屋着。東の方に浅間山が見えます。噴煙がきれいに南の方に伸びています。そういえば昨日山荘で見たテレビで噴火のことを言っていたのを思い出しました。遠く彼方まで流されていく噴煙を見て噴火のすごさが感じられました。目を転じると水晶岳が見えます。片道40分。予定にはないですがここまで来たら行かないわけには行きません。空身で水晶岳へと向かいます。水晶岳制覇です。さあ、次、次!
真砂岳分岐に10時までに到着したら湯俣まで行くと決めていました。ちょうどその時間に着いたのでみんなの体調を確認し、湯俣まで行くことにします。ってことで野口五郎岳は空身ピストン。途中謎の看板に騙され、真砂岳に登りつつみんなヘトヘトになりながらも野口五郎岳登頂。かの芸能人、野口五郎の芸名はこの山に由来するのです。相変わらず天気はよく、360°の展望です。山肌は少しずつ秋に向かってお色直しの真っ最中です。お色直しが終わったらさぞきれいなことでしょう。
昼飯は今日の行動時間のことも考え行動食とします。湯俣へ下りる竹村新道は手ごわい野郎です。のんびり歩いた後およそ1000mの高さをコースタイム1:45で下るのです。くねくね下っていきます。
途中川が見えます。おやや、湯気です、温泉です!硫黄の匂いも漂っています。もう少し下ればこの汚染された体ともお別れです。一同その思いだけで一心不乱に下ります。湯俣に着いたときには足の裏はしわくちゃでした。
テン場の申し込みに行きます。小屋の人のご好意により内湯にタダで入れることになりました。一同地面に頭を擦り付けんばかりに感謝します。乳白色の温泉。最高です。石鹸もあります。何度も何度も体中を洗い、浄化完了。みんないきいきしています。夕飯は焚き火を囲んでのカレー。僕のミスで少々辛かったがそこはご愛嬌。いつものようにみんなで遊んで寝るのでした。
9/16 快晴
今日は温泉掘って娑婆へ戻るのです。川を遡り、温泉スポット到着。温泉造りに精を出します。いびつながらも温泉完成。そのいびつさからか結局入浴したのは僕だけでした。
でもこれもいい体験でした。昼食にマーボー春雨を食い、いよいよ下山です。
舗装路と聞いていた僕と田中君は不覚にもビーサンで歩き出したのです。ところがどっこい。普通の山道です。しかし僕らは負けません。山道を歩きとおし舗装路へと降り立ち、しばらく歩いて高瀬ダム到着です。公衆電話でタクシーを呼び信濃大町へ。
駅前で食堂に入り、一同もくもくと飯にがっつきます。近くのスーパーで暇を潰し、電車を乗り継いで甲府へと帰って来たのでした。
そうそう、どうやらむっつはパッキングの達人のようです。銀マット以外にはこれといって忘れ物はありませんでした。さすがむっつです。
今回の合宿は非常に達成感のある合宿でした。みんなでキレットを越えることができたし、景色も最高!一日雨に降られたもののそれ以外は本当にいい天気。こんな天気に恵まれた合宿はないよと念を押したほど。この経験を元にさらにステップアップしていきましょう!
【犬塚】
行程:
9月11日(土) 1日目
甲府06:15、06:45~(電車)~松本08:31、08:55~(バス)~上高地10:35
上高地11:00~河童橋11:05、11:10~明神館12:00、12:10~徳沢園12:55、13:05~横尾山荘14:00、14:15~本谷橋15:15、15:25~涸沢ヒュッテ17:30
9月12日(日) 2日目
涸沢ヒュッテ 05:20~北穂高岳09:00、09:30~(飛騨泣き11:00頃通過)~A沢コル11:45、12:40(昼食)~最低コル14:00、14:15~南岳山荘15:40
9月13日(月) 3日目
南岳山荘04:40~(中岳06:15通過)~槍岳山荘07:20、07:30~槍ケ岳07:50、08:00~槍岳山荘08:15、08:30~(途中で昼食)~樅沢岳13:05、13:10~双六小屋13:40
9月14日(火) 4日目
双六小屋06:45~双六岳07:45、07:50~三俣連華岳08:40、08:45~三俣山荘09:30
9月15日(水) 5日目
三俣山荘04:20~鷲羽岳05:35、05:55~水晶小屋07:15、07:17~水晶岳07:45、08:00~水晶小屋08:18、08:30~真砂岳分岐10:00、10:10~真砂岳10:25~野口五郎岳10:45、10:55~真砂岳分岐11:2011:30~湯俣温泉16:50頃
9月16日(木) 最終日
湯俣温泉13:20頃~高瀬ダム16:00頃
高瀬ダム16:40頃(タクシー)~信濃大町駅17:20頃、19:53~(電車)~甲府駅22:50
山域:北ア(黒部・剱)
2004年9月20日~9月25日
メンバー:関(CL) 高木(SL) 長葭 久留島 水谷
ルート:9/20 甲府=松本=信濃大町=扇沢駅~黒部ダム=黒部平=大観峰=室堂
~雷鳥沢キャンプ場
9/21 雷鳥沢キャンプ場~剱御前小舎~剱沢キャンプ場~剱山荘~前剱
~剱岳山頂~前剱~剱山荘~剱沢キャンプ場
9/22 剱沢キャンプ場~真砂沢ロッジ~二股吊橋~仙人峠~池ノ平小屋
9/23 池ノ平小屋~仙人池ヒュッテ~仙人温泉~阿曽原温泉小屋
9/24 阿曽原温泉小屋~仙人ダム~S字峡~十字峡~黒部ダム~ロッジくろよん
9/25 ロッジくろよん~黒部ダム=扇沢=信濃大町=松本=小淵沢=甲府
9月20日(月)
初日、みんなのザックは凄かった。ザックの限界は遥かに超えていた。ザックの横にフランスパンが…。
黒部第四ダム、通称くろよん。今日は快晴、休日なので観光客も大勢居たが、私達も大きなザックで元気良く観光したりアイスを食べたり。

ケーブルカーに乗る前に荷物の計量をしたら、男は25kg越え、女でも20kgを越えていた。長いロープウェイが終わると室堂では曇っていて寒かった。夕飯はシチュー、早々に食べて寝た。
9月21日(火)
曇っていて星は見れなかったが雨は降っていなかった。夜明けの光で薄っすら明るくなった頃にテン場を出発した。急登でもないのにとっても辛い、ザックの重さが身にしみた。
今日は風が強い、剱御前小舎につく頃には強風で足元がふらついた。剱沢への道を間違えたが関さんの野生の勘ですぐに修正、少し歩くとすぐに剱沢小屋が見えた。しかし、剱岳はガスで見えない。テン場につくとテントを建て、サブザックを持って剱岳に出発した。その頃には奇跡的にも剱岳は晴れていた。
近づくと一服剱、前剱が剱岳の前にそびえ最初は剱岳が見えなかった。上り下りを繰り返し剱岳の麓にたどり着くと、目の前には険しい岩場の道があった。
崖の上の縁のような道をゆくと“カニの縦這い” があった。槍ヶ岳の5倍は怖い。人工物の金具以外にほとんど足場のない岩を登り、ついに頂上に着いた。
晴れてて絶景である。鹿島槍もはっきり見える、その他360°山山々、海も見えた。先客のおじさんに絶景をバックに集合写真を撮ってもらう。みんなおおはしゃぎ、高木先輩の地図が飛ばされたが奇跡的に舞い戻ってきた、ネズミに遭遇した。降りの“カニの横這い”では水谷君が死にかけたりもしたが全員無事下山。
途中謎のおじさんに4回も出くわした。剱の怪談かと思った。剱岳は大きなザックを背負って登っていたとしたら死んでいたであろうと思うほど恐ろしいところであった。夜に雨が降った。
9月22日(水)
雨が途切れるのを待って出発。沢沿いに歩くとそのうちに日本三大雪渓の剱沢雪渓が見えてきた。もっと行くと岩の道が途切れ雪渓の上を歩く事になった。アイゼン歩行本番である。
ぎこちなく歩き出す。雪渓の割れ目が壮大で危険な自然の姿を現していた。程なく雪渓が途切れアイゼンを外しまた歩き出す。真砂小屋までの道に「真砂まで5分」の表示があったが、実際は15分かかってしまった。

仙人峠までの道は地図では一部急登とあったが、一年生には全部が急登に感じた。池の平小屋はとっても小さかったが、池のある湿原はとっても綺麗だったし雲海も見れた。夕方久留島がシュラフをテントの上に干したが忘れて雨が降り出したので濡れてしまった。
9月23日(木)
今日は急がないのでゆっくり支度した。朝ご飯を食べ過ぎたのでちょっと苦しかった。高木先輩は靴を外に出しっぱなしにしていたので久留島のシュラフより悲惨だった。

仙人温泉を目指し出発、しばらく歩くと高木先輩が足を滑らせ岩の間に落ち、危うく一人死人が出るとこだった。さらに歩くと湯煙が見え、結構歩くと小さな小屋に温泉があった。男湯は登山道から丸見えだったがみんな気にすることなく入り、紅一点の久留島は女湯に一人ではいった。
男達はみんなで写真を撮り楽しく温泉に入っていると約束していた時間が近づいてきたので温泉から出ようと振り返ったその瞬間、久留島はなななんと男湯をのぞいていていた。本人はのぞいていないと言い張るので真相はいまだ不明である。その後、そこで昼ご飯を食べ阿曽原温泉を目指して出発し、2回の休憩をはさみ3時間ほどで着いた。ここでもまた風呂に入り、明日に備えてみんなすぐに寝てしまった。
9月24日(金)
最初の方にトンネルがあるのでレインを着たまま、まだ真暗な頃に出発をした。真暗な中にヘッドランプの光だけを頼りに歩くのは初めてだった。平たんな道が続いた、トンネルでは水がたれてくる事もなかったのでレインは暑いだけだった。関電のトンネルはまるでゲームの世界のようで、沢山の蛾、立ち込める硫黄の臭い、途中トロッコの線路と交差し、そして最後には一つの扉、開く建物の中に出た。そこを抜けると仙人ダム、マリンブルーの水を満々とたたえた小さ目のダムだ。
その後はずっと岩壁の表面についた一筋の傷跡のような道が黒部川を遥か下に見下ろし続いていた。途中久留島が補強の木に足を滑らせ関さんの寿命を縮めた。
道々滝の下をくぐったり、川を渡ったりもしながら十字峡にたどり着いた。黒部川に東西から沢が流れ込みクロスしている、なんか神秘的だった。さらに進むと流れに近づき、激しく空を渡る龍のような川を目の当たりにしながらさらに細い道をロープ代わりの針金を頼りに歩くこととなった。ここではザックカバーをつけておくことが正解だった、何度も銀マットが岩に擦れた。お昼休憩の黒部別山谷では仮設の丸太橋はなかった。関電マークの黄色いヘルメットの職員に遭遇した。黒部三大岩壁“黒部の魔神”はどれだかわからないまま通り過ぎてしまった、内蔵助谷の水場も見つからなかった。
最後、苦しい息の元で顔を上げると“くろよん”から水が噴出すさま、この9時間の苦労をしなければ観る事のできない下から臨む“くろよん”の姿。レストハウスにたどり着くと高木先輩のおごりで山いちごソフトを食べた。その後最後の力を振り絞ってテン場へ。雨が降り出したが、小屋のお風呂に入りさっぱりして、この通称“関さん合宿”を終えた
9月25日(土)
朝をのんびり過ごして、もう一度山いちごソフトを食べた後私達はトロリーバス(北アルプス赤沢岳の真下を貫く関電トンネルを走り、長野県の扇沢から黒部ダムまで、6.1kmを16分で結びます。電気で動き排気ガスを出さない、自然にやさしいクリーンな乗り物です。トロリーバスは正式には「無軌条電車」(レールのない電車という意味)と言い、電車の仲間です。)に乗り“くろよん”を後にした。
【長葭、久留島、水谷】
<日程:20日
6:30 集合-7:21 甲府発-9:14~9:44 松本駅-10:28 信濃大町-11:15~11:30 扇沢駅-11:45~11:25 黒部ダム-13:30 黒部平-14:00~14:10 ロープウェイ-14:45 大観峰-14:55 室堂-15:35 雷鳥沢キャンプ場
21日
3:00 起床-5:10 出発-6:20~6:30 休憩-7:15~7:25 剱御前小舎-8:07 剱沢キャンプ場-10:07 出発-10:30 剱山荘-11:15~11:25 休憩-11:40 前剱-12:35~12:43 休憩-13:05~13:55 剱岳山頂-15:04~15:11 前剱-16:15~16:30 剱山荘-17:10 剱沢キャンプ場
22日
5:00 起床-6:55 出発-7;45~7:55 休憩-9:55-10:17 真砂沢ロッジ-11:25~11:50 二股吊橋-12:50~13:00 休憩-13:50~13:55 休憩-14:28~14:39 仙人峠-15:20 池ノ平小屋
23日
5:30 起床-8:00 出発-8:55~10:40 仙人池ヒュッテ-12:20~14:00 仙人温泉-14:45~14:55 休憩-16:05~16:15 休憩-16:50 阿曽原温泉小屋
24日
3:30 起床-4:40 出発-5:40~5:50 休憩-6:40~6:50 休憩-8:05~8:15 休憩-8:45 十字峡-9:10 ヒデリン死にかける-9:20~9:32 休憩-10:53~11:30 昼食-12:25~12:35 休憩-13:44~14:04 休憩-15:05~15:25 休憩-16:00~17:00 黒部ダム-17:30 ロッジくろよん
25日
6:00 起床-9:30~10:35 黒部ダム-10:51~10:55 扇沢駅-11:30~11:34 信濃大町-12:32~12:44 松本駅-13:59~14:06 小淵沢駅-14:43 甲府駅
旅の記録
黒部ダム
牛乳棒:200円 山いちごモナカアイス:250円 山いちごソフト:300円 牛乳:300円
仙人池ヒュッテ
水1L:100円 ジュース(ミツヤ オレンジ トロピカーナ ビール)あり絵はがき 2枚あり:1枚100円 バッジ、ヒノキ風呂あり
仙人温泉
缶ビール:500円 ジュース類(ポカリ おーいお茶 りんご オレンジ)、牛乳:300円冷ラーメン:600円 ラーメンetc:600円 風呂入場料:500円(女湯あり)
阿曽原温泉
風呂:300円
山域:南ア(北岳)
2004年9月22日~9月23日
メンバー:犬塚
ルート:9/22 甲府=広河原~二俣~八本歯~北岳山荘
9/23 北岳山荘~八本歯~森林限界付近(池山吊尾根)~八本歯~広河原=甲府
合宿で山小屋の人たちに触れ、かつてバイトしていた山小屋を訪ねたくなった。そんなわけで北岳に行くことにした。それともうひとつ、冬の北岳に登りたいと思っているので今回はその下見も兼ねていた。今回の山行の大義はこの二つであった。
9/22 曇り
ビノさんのご好意により夜叉神まで送ってもらう。その節は本当にありがとうございました。そこから乗り合いタクシーに乗り、広河原到着。北岳方向を見上げるも二俣より上部はガスに覆われており、雨だけは降らないでおくれと願いながら出発。まずは去年働いた白根御池小屋へと歩を進めた。
今回は荷物が少なく、すいすいと樹林帯の中を登っていく。小屋に着くもオーナーはいなかったので従業員に焼酎と他少々を渡す。小屋は建て替えの真っ最中で早く完成した小屋を見てみたいと思った。
ガレた二俣の上部を登り八本歯のコルへと着く。やはり二俣を過ぎた辺りからガスの中へ入り、風もあったが歩いていれば半袖でちょうどいいくらいだった。紅葉はすでに始まっており、すぐに見ごろがくるのではと思った。
ここで二つ目の大義の話をしよう。冬季の北岳へは池山吊尾根を登り北岳を踏むルートが一般的である。今日は八本歯のコルから北岳へのルートを踏査する。
写真を撮りながら歩いていると頂上到着。ガスっていて視界ゼロ。さっさと一昨年働いていた北岳山荘を目指す。
ガスの中を駆け抜け山荘到着。小屋の人に温かく迎えられる。もちろんあっくんもその一人である。オーナーはその時点ではいなかったが今日中にはあがってくるということだった。ここでもやはり焼酎を渡す。嬉しくなってついついありとあらゆるものを献上する。
昼食をご馳走になったあと、話をしたりお仕事を手伝ったりして過ごす。初顔合わせの人もいたがいつの間にか打ち解けていて、ここが山荘のいいところだと思った。さらに自分ができるお手伝いをして、オーナーが帰ってきたところで夕食をいただく。本当に美味しい。夜あっくんといろいろんなことを話す。北岳のこと、部活のこと、…。夜が更けていく。今年初めて小屋にバイトに来た人とも話をしたのだかとても興味深く、寝たのは1:30頃だった。
9/23 曇り
4時起床。やはりできることをお手伝い。朝食もこれまた美味しい。ここは天国です。お手伝いが一段落したところで準備をして小屋を発つ。やはりこの瞬間は寂しいものです。
本来の予定では池山吊尾根を下る予定だったが、オーナーに熊が出るから行かないほうがいいと言われ、八本歯~砂払間をピストンし、大樺沢沿いに下山することにした。今日もガスっている。八本歯のコル~八本歯の頭間に一ヶ所急なところがありここは冬場はザイルがあったほうが安全ではないかと思った。
ボーコン沢の頭の方へ行くと、今まで北岳周辺には6回来ていたが今までにない景色が見られた。ガスがなければと思った。写真を撮りながら、テン場として使えそうな場所を探しながら歩いた。森林限界の付近でテン場になりそうな場所を発見し、引き返した。核心は八本歯の頭からコルへの下りだと感じた。
大樺沢沿いを下っていく。今日は休日ということもあり昨日よりは人がたくさんいるようだった。途中コケがむしたきれいな沢があったのでシャッターを切った。あっという間に広河原。バスに乗り、甲府に帰ってきたのでした。
【犬塚】
日程:
9/22
広河原6:55~白根御池小屋8:15、8:20~八本歯のコル9:40~北岳10:20~北岳山荘10:45
9/23
北岳山荘8:15~八本歯のコル8:35~森林限界付近9:20~八本歯のコル10:05~広河原11:45
山域:南ア(北岳)
2004年10月2日~10月3日
メンバー:山下(リーダー) 日比野 久留島 田中(正) 長葭 水谷
ルート:10/2 甲府=広河原~二俣~八本歯~北岳山荘
10/3 北岳山荘~北岳~肩ノ小屋~白根御池小屋~広河原=甲府
8月2日
今回は、日比野先輩、久留島、水谷の車組みと、山下先輩、田中(正)、長葭のバス組みに分かれて広河原に向かった。バス組みの僕は、甲府駅4:30発のバスに乗りいざ広河原へ。バスは混んでいて、立って乗っていたため僕と田中は途中で気持ち悪くなってしまった。その中、山下先輩は、平気な顔をして空いた席を僕らにゆずってくれた。本当にありがとうございますm( _ _ )m
バスを降りると車組みはもう着いていた。みんなで集合写真を撮り、準備をしていよいよ出発!天気もよく、前方にははっきりと北岳が見えていた。始めは、林の中を歩いていたが、しばらくすると林を抜け、足元が石でいっぱいの道へ変わり、光を遮るものがなくなり太陽光をモロに浴びみんな「暑い暑い」と言いながら登っていた。しばらく歩くと、日比野先輩が「あの岩に登りたい」と言ったので、みんなで岩を登った。八本歯まで続くこの道は長く、さらに暑かったのでけっこう疲れた。途中で昼食をとり、やっと八本歯に到着。八本歯に着いてしばらく歩くと、天気が悪くなり急に寒くなった。さっきまでの天気がまるでうそのように感じた。山荘に向かっている途中久留島の銀マットが飛ばされたが日比野先輩が見事に救出!!あとは、何事もなく山荘に着いた。
山荘に着いて、テン場の手続きをした後、山荘からビールの差し入れをもらった。みんなで夕食を食べた後に、おいしくビールをいただいちゃいました。
10月3日
朝起きると天気が悪く雨が降っていたため、間ノ岳に行くのを断念した。そのため、みんなは再び眠りについた。二度目の起床のあと、テントから出ると目の前には北岳が見えたが、天気がいいわけでもなく寒かった。各自で朝食をとり、テントをたたみ、準備をすませて、いざ北岳山頂へ。しばらく歩くと天気が悪くなり、ついには雨まで降りだした。寒いのを我慢して、登っているとやっとのことで山頂に着いた。せっかく登ったのに、ガスっていたため何も景色が見えなかった。ざんねん!!寒かったが、集合写真だけはしっかりと撮り山頂を後にし、肩ノ小屋を目指した。着いても寒かったため、すぐに出発し白根御池小屋に向かった。周りを見ても景色は何も見えず、たんたんと下っていき白根御池小屋に着いた。ここで、昼食をとり、その後広河原へ出発。途中で雨が止み、寒さも和らいできて、歩きやすくなった。そうこうしているうちに広河原へ着き、バス組みの人はちょうどバスが来たのですぐに帰れたが、車組みの人は、通行止めのためしばらくした後に帰った。今回の山行は、北岳に登れたのはよかったが、天気が悪く景色が見えなかった事と、間ノ岳に行けなかったのが残念だった。
【長葭】
行程:
2日
4:00 部室集合-6:20 広河原-7:07 出発-7:45~7:53 休憩-8:43~8:55 休憩-9:10~9:25 岩で遊ぶ-10:17~11:02 昼食-11:32 八本歯-12:28~12:38 休憩-13:15 山荘到着
3日
6:50 出発-7:50~8:05 北岳山頂-8:35~8:40 肩ノ小屋-10:06~10:35 白根御池小屋-12:15 広河原
山域:奥秩父(甲武信ヶ岳)
2004年10月2日
メンバー:伊藤 陽一郎 高木 直幸 関 秀倫
ルート:山梨大学=西沢渓谷入口駐車場~西沢山荘~木賊山~甲武信ヶ岳~甲武信小屋
~西沢山荘~西沢渓谷入口駐車場=山梨大学
夏休み中縦走やバリエーションを沢山やっていたため十二ヶ岳の日帰りハイキングはちょっとなぁ~、でも、泊りで北岳もなぁ~という感じ。ハードな日帰りがしたいということで、前から行きたかった甲武信ヶ岳。参考タイムでは登り6時間、下り4時間の計10時間、ハードな山行を期待していったら・・・。
メンバーは伊藤君と自分だけ。
朝4:30甲府を出発。5;30前には西沢渓谷入口の駐車場に到着。伊藤君はこの場所に今年で3回目。もはや常連的な感じ。
西沢山荘まではアップといった感じ。西沢山荘手前を曲がり徳ちゃん新道へ、笹林の中は雲の巣だらけ、急坂やなだらかな尾根道の繰り返しで休まずとも良いペースで山行を楽しめ、時折南側に展望が開け御坂山地と富士山方の眺望が楽しめる。
いつの間にか鶏冠山より高いところへ、二回の休憩、3時間チョイで木賊山に。ココで最後の休憩をし目指す甲武信はあともう少し。
木賊山を越えると一旦下り。南西方向に谷、これは東釜のある谷。東釜を詰めればここに出るんだなぁ~来年こそはココを詰めるぞ!と思いながら谷を見る。甲武信小屋を過ぎると最後の登りになる。特に難なく上りきり頂上へ。休憩を入れても4時間かからず。
眺望は南南東方から北方までの210°くらいで埼玉県側は木があり、あまり眺望は良くない。空は南アルプスの奥のほうにある雲以外なく真っ青である、また信州側だけ紅葉が進んでいた。自然というものは不思議だ。
かなり早く着いてしまったので頂上でのんびりしようということで、湯を沸かしコーヒーを飲むことに。おしゃべりや行動食をつまみながらコーヒーで一服してると信州側から人が到着し始めた。甲武信は信州側から登るほうが楽らしく100名山ハンターの年配者の99パーセントは信州側から登ってくるようだ。自分たちがついたときは誰も居なかった頂上は軽く20人以上の混雑になってきた。他の登山者とお話をしたりしてたらあっという間に1時間半たってしまった。西のほうから雲がわいてきたので、そろそろ降りようかぁ~という事で下山開始。
下山もあっちゅー間で2時間で降りてきてしまった。駐車場についも、まだ1:00過ぎであった。
ハードな山行を想定してた割りにあっという間に終わってしまった。ただ、登り下りは共に同じ位の体力だったのでメリハリの在る山行であった。
【関】
行程:西沢渓谷入口駐車場5:45~西沢山荘6;05~6:55 休憩 7:00~8:00 休憩 8:10
~9:00 木賊山 9:10~9:30 甲武信ヶ岳 11:00~11:10 甲武信小屋 11:20
~12:00 休憩 12:10~西沢山荘12:50~西沢渓谷入口駐車場13:15
山域:北ア(白馬三山)
2004年10月8日~10月11日
メンバー:伊藤 陽一郎 高木 直幸 関 秀倫
ルート:10/8 甲府=松本=白馬=信濃森上
10/9 信濃森上 観光 信濃森上
10/10 信濃森上=猿倉荘~白馬尻山荘小屋~お花畑避難小屋
~村営頂上山荘テン場~白馬山荘~白馬岳~白馬山荘~テン場
10/11 村営頂上山荘テン場~鑓ヶ岳~2774~鑓温泉小屋~双子岩~猿倉荘
=八方=甲府
夏合宿中白馬を通ったときは見わたす限り白の雲の中と物凄い強風という惨敗。一転、剱から見えた雲ひとつない穏やかな白馬。また登りたくなった。そして白馬には温泉がある。
集まったメンバーは合宿で共に苦い思いをしリベンジしたいと伊藤君。と剱から一緒に白馬を見ました高木君&自分で珍道中トリオ。
10/8 雨と時折強風
出発は金曜の夜。台風22号が日本列島に接近中これじゃ山は無理だろう的に思ってると伊藤君は「いや、温泉に入る!とりあえず行こう!!」と言う事で出発。台風が近づいているからなのか判らないがとにかく道がすいている。食事休憩を入れても白馬まで4時間半。
最初に寝床として想定していた白馬駅はシャッターが降りており、次の寝床を探すことに。白馬駅の糸魚川方に一個隣の駅の信濃森上駅へ。駅舎は大きく中も広く最適な寝床を発見、今日はここで就寝。
10/9 曇り時々雨のち、ちょっと晴
駅ビバのルールは終電後に寝、始発前に起きるのが基本と言う事で自分と高木は6:00前に起床。ホームに出てみると後立山連峰は雲の中。天気予報も依然予断を許さない状態なので、今日、登山することは諦め、周辺を観光することに・・・。っていっても白馬でこの季節に観光する物がなく一路糸魚川へ。
合宿でゴールできなかった親不知の登山口へ、そして海岸に降り荒れ狂う日本海を見物。そのご昼飯食って白馬に戻りジャンプ台へ。ジャンプ台ではどこかのチームが練習をしていた、生で見るのは三人とも始めてだ。
その後夕飯、温泉、スーパーマーケットに行き寝床の信濃森上駅に戻り就寝。
10/10 曇り時々晴
伊藤君以外5:30起床。準備をし7:00前、駅を出発。
時折雨がぱらつく中、猿倉荘を出発。かなり早いペースで林道のような道を白馬尻手前まで行く。天気がよければ白馬尻小屋の辺りからでも白馬の大雪渓が見えるらしいが、確認することは出来なかった。
白馬尻より一時間くらい歩くと大雪渓に出る。ここでアイゼンを履いて歩行。大雪渓の一部には深く亀裂の入ったクレパスなどもあったり、大きく塊ごと陥没しているのもあった。大雪渓でのアイゼン歩行は十数分ほどで終わってしまった。大雪渓というほどでもなかったが、今年は台風や集中豪雨が多く特に北アルプスの北部は日本海側の集中豪雨の影響を受けているらしく剱沢雪渓などを雨によって流されたり土砂によって埋まったりしていたが、ここ白馬大雪渓も例外でなく相当流されているようだった。
大雪渓を越えると登山道も急になってくる。急な坂道はお花畑避難小屋手前まで続く。お花畑避難小屋でまわりの風景が見え始め晴れだした。目指す頂上山荘が見え、後もう少しとラストスパート。
頂上山荘は約2ヶ月前に合宿で訪れていてそのときは大変お世話になったのでその事とお礼を言いながらテン場の受付を済まし、陽の当たる暖かいところで昼食。昼食後、テントを建ててのんびり休憩。
休憩後、みんなで頂上を目指す。途中、白馬山荘でジュースを買い一服し、頂上へ。のんびりしている間に白馬東側は雲が出てきてしまった。まぁ~風が冷たく眺望半分だが、西方の展望が良いし日本海見えるし良しとしよう!
頂上を後にし、日本屈指の山荘“白馬山荘”で道草。休憩室でマッタリとして夕焼けを待つ。夕日そのものは見ることが出来なかったが、雲の切れ間からこぼれる光とオレンジ色に染まる雲を見ることが出来た。
夕食はドライカレーとスープとデザート♪お腹一杯で就寝。
10/11 雨(曇り)時々晴
朝、トイレに行くと面白い落書きを発見!山梨大学ワンダーフォーゲル91と書いてあった。是非村営頂上山荘にお泊りの際は見つけてね。
6:00テン場出発。雲の中で小雨がパラパラ、またしても白の世界。杓子の分岐を過ぎた辺りから「ゲコゲコー」と蛙の様な泣き声が、最初は蛙が居るのかなぁ~と思っていたが、こんなところに蛙がいるわけないよね。と前に雷鳥が、そー雷鳥の鳴き声でした。全然雷の音に似てないじゃん。名づけた人の感性を疑うような泣き声であった。
2774地点から主稜を離れ100~200m下ると雲の下に出た。雲の下の風景は秋の色に染まりつつある山肌が見えとても綺麗であった。そんな紅葉を楽しみながら鑓温泉を目指す。鑓温泉についても湯船は見えるが小屋が見当たらぬ。どうやら営業休業と共に小屋自体をバラシテしまうらしい。と言う事で温泉代はタダ。
伊藤君は台風の中温泉に入ると意気込んでいた割りに「温泉には入らん足湯で良い」なんて言う始末。しょうがないので自分と高木が入る。この露天風呂のすぐ横が登山道でかつ透明度の在る温泉なので登山客に見られるは、さりげなく写真を撮られるわで、結構気になる。その様なことが耐えられない人は足湯があるので、そちらに入るのが良いだろう。足湯だけでもかなり気持ちがいい。
鑓温泉から双子岩までは緩い下りとアップダウンを繰り返しながら紅葉の中を進んでいく。双子岩を越えれば杓子や白馬が見える。残念ながら頂上は雲の中だがとてもよい眺望。紅葉の林の中を楽しみながら下っていくと林越しに時折雲の切れ間から顔を出している白馬岳が見えた。そうこうしていると猿倉山荘に到着。
その後再び八方の温泉に入り帰路へと就いた。
天気はあまり良くなくリベンジまでとは行かなかったが、色々楽しめたのでOKだろう。でも物凄く天気のいいときに登りたいなと言う事でやっぱり白馬も来年の宿題かな、雪があるときも楽しそうだし・・・。
【関】
行程:
10/8
甲府 20:00=22:30 松本 23:00=白馬 0:20=24:30 信濃森上
10/9
信濃森上 7:30 観光 23:30 信濃森上
10/10
信濃森上 7:00=7:40 猿倉荘 7:50~8:30 白馬尻山荘小屋 8:40~9:40 休憩 9:50~10:40 休憩 10:50~11:30 お花畑避難小屋 11:45~12:15 村営頂上山荘テン場 14:10~14:20 白馬山荘 14:30~14:50 白馬岳 15:10~15:30 白馬山荘 17:00~17:30 テン場
10/11
村営頂上山荘テン場 6:00~7:00 休憩7:10~7:55 鑓ヶ岳 8:00~2774 8:15~8:35 休憩 8:40~9:30 鑓温泉小屋 10:00~11:00 双子岩 11:10~12:15 猿倉荘 12:30=13:00 八方 14:30=甲府 19:00
山域:八ヶ岳(網笠、権現、赤)
2004年10月10日~10月11日
メンバー:水谷(リーダー) 市川(サブリーダー) 長葭(食料) 滝井(装備) 久留島(医療)
藤井(記録) 向山 石栗
ルート:10/10 甲府=小淵沢=観音平~展望台~押手川~編笠山山頂~青年小屋
~権現小屋~キレット小屋
10/11 キレット小屋~赤岳山頂~牛首山~賽の河原~美し森~清里=小淵沢=甲府
一年生のみで赤岳に行くことになった。
関東地方に襲来した台風22号「まーごん」は、十月十日には山梨長野周辺を通過している。当日の朝は、台風一過とは行かないものの、まずまずの好天に恵まれる。
集合は部室に六時半。しかし、行ってみると人数が足りない。いきなり遅刻者数名、不安なスタートだったが、電車の出発には間に合ったのでよかったのだろう。電車に揺られることしばし。小淵沢で下車しタクシーに乗り換え。観音平に向かう。タクシー代金は折半したので想像よりかなり安かった。八時半、観音平につくと、あたりは霧雨が降っていた。甲府は晴れてたのに! みんなで嘆きながら、山に登る準備をする。地図で登る道を確認していると、誰かが、向山君が富士山の地図を見ていることに気づいた。間違えたらしい。
なんと今回は、長葭君と市川君が共同食料のほぼ全てを持って山に登ってくれるという。なんてありがたい! 若干申し訳なく思いつつも、厚意に甘えてしまう。
八時五十分、山行開始。レインを着るほどの天気でもないのでみんな普段着で登る。十時四十五分、押手川で休憩。雨はやんでいて、途中では雲海が見えた。長めの休憩を取る。今回の山登りは随分のんびりしている。その後もワイワイダラダラ山を登る。編笠山山頂には十二時半につく。ここまでで、かなりたくさんのごみを拾った。古い空き缶と、お菓子の包み紙が多い。重くなってきたゴミ袋を、押し付けあう。
一時、編笠山の青年小屋で昼飯を食べる。市川君と水谷君が仲良くベンチで昼飯を食べているのを横目で見る。久留島さんは、その場にいたおじ様おば様方と色々話している。ふと、おば様の一人が私の持っていたオニギリ(梅干、のりなし)に目をつけた。「のり、あげようか?」是非とも! 心優しいおば様に、のりを恵んでもらう私。同時に、おじ様おば様方による、山岳部一年への喜捨が始まる。どうせもう下山するんだから、と、大量の物資をもらう我ら。内訳はのり。クリオコワオニギリ。α米のパックとウィスキー。全員未成年なんですが、と、控えめに意見すると「今日だけは二十歳にしてあげる!」と威勢のいい返事をいただいた。しかし結局、下界までそのウィスキーの出番はなかった。一年生各位へ。そういうことにしておいてください。
ここから天候が崩れ始める。ガスと曇り空で凍えるパーティ。十四時五十分、権現小屋では滝井君、向山君がホットミルクを注文していた。みんなでたかる。暖かい。
十六時四十分、キレット小屋に着く。ずいぶんと遅い時間についてしまった。小屋は閉鎖されているとのことで、ただでテントを張らせてもらう。しかし、急な岩場が多く、あまり多くのテントは張れなそうだ。シーズンオフでよかった。
ここで、トラブル発生。行く前にテントとポールの組み合わせがあっているか、確認してきたのだが、テントと外張りの組み合わせについては確認してこなかった。4~5人用テントにしては、外張りが明らかに大きい。形も変だ。間違えた。不幸中の幸いは、テントに比べて外張りが大きかったことと、今回は、私たちのほかにテントを使うのは関さんパーティだけで、彼らが使っているのは三人用テントだったことだ。他のパーティの外張りを持ってきていたら、洒落にならない。
みんなで反省しつつ、すき焼きを食べる。長葭君と市川君の頑張りにより、おいしいすき焼きができる。翌日の晴れを祈りつつ、就寝。雨の音は聞かなかったことにしておく。
十一日。四時起床。天気は小雨、しかしガスはなく、赤岳の山頂も時折見える。意外だったが、テントの中はとても暖かく、夏用のシュラフでも十分に寝れる温度だった。むしろ、冬用のシュラフを持ってきた人は暑くて寝られなかったらしい。
朝飯のうどん(つゆはすき焼き)を食べ、出発は六時。急な道を必死で登る。他にもちらほらと人が登ったり、下ったりしていて、落石はできない状況だった。
山頂付近はさすがに寒い。しかし、どんどんと雲の間から日差しが差し込んできて、とても景色がいい。八時半に赤岳山頂についたときには、絶好のロケーションだった。各自、スープなどで暖を取りつつ、リーダーのお菓子を恵んでもらいつつ、出発は九時半。足を滑らせたら最後の真教寺尾根を下る。暖かくなってきたので、各自防寒着を脱ぐ。真教寺尾根は急な上、小石の多い道なので、落石が多い(特に私)。しかし、山岳歴二回のはずの石栗さんは落石らしい落石もなくスムーズに進んでいく。すばらしい。
とても急な、崖のような急斜面を下りきったところで休憩がはいる。と言うか、リーダーと食料係があまりにも童心に返ってしまったために、停滞を余儀なくされる。
十二時三十分、牛首山で昼ごはんを食べる。休憩が少なかったためか、みんなお疲れの様子。シュラフを枕に寝てしまうものもでる。一日目に比べ、二日目はごみが少なかった。楽でいい。赤岳二回目で思うことは、真教寺ルートは牛首山からが長い! 木が多く、景色が悪く、風があまり吹かない、泥濘の、歩きにくい道が延々延々と続いた。疲労困憊になりつつ、ダラダラとくだり、賽の河原に十四時につく。
賽の河原のロープウェーに心引かれる我ら。しかし、一人千円と高額だったため、瞬時にあきらめて道を下る。
美し森には十五時二十分に着く。みんなでソフトクリームを食べ、清里の十五時三十五分発の電車に駆け込み、甲府に帰還する。
途中、みんなで晩御飯を食べたいと言う話をしていると、向山君が関先輩たちに連絡を取った。なんでも、先輩たちと合流して夕飯を食べに行くらしい。そして、先輩たちは今、松本(長野県)にいるらしい。マジですか。
その後、バイタリティー溢れる先輩方と、有志で夕飯を食べに行って、今回の山行は無事終了した。
行程:
一日目
観音平(8:35)-展望台(9:45)-押手川(10:45)-編笠山山頂(12:25)-青年小屋(12:56)-権現小屋(14:49)-キレット小屋(16:40)
二日目、キレット小屋(6:15)-赤岳山頂(8:26)-牛首山(12:35)-賽の河原(13:54)-美し森(15:20)
山域:毛無山
2004年11月3日
メンバー:犬塚 原(彩)
ダイヤモンド富士、…う~ん、いい響きではないか…。…見たい、世界一大きいダイヤモンドを見てみたい。いてもたってもいられずパソコンに飛びつく。…あった、ダイヤモンド富士情報の載っているHP。おお、毛無から見られるのか。10月28日。11月3日でも見られるかな。ちょこっとずれていても、ちょこっとぐらいのはず。そう思って行くことにした。
…前日寝付いたのは23時頃か。ふと目が覚めると、24時。…24時!?しくった。1時間程度しか寝てないのに起きてしまった。起床予定時刻の25時まで寝られずに結局1時間睡眠で山に挑むことに。いつもはこれくらいに寝ているのになあと思いつつ、朝飯と思われる食パンを食べる。原さんと合流し、1:30甲府発。毛無山に向けて走っているとパトカーが反対車線を爆走していく。と、すれ違ってすぐにUターン。そしてすぐ先で停車。…おやや、誰を逮捕するのですか。まさか私めでございますか。心臓バクバクしていると反対車線にパトカーに前後を挟まれた車発見。どうやらその車らしい。ふ~、よかった。まさにテレビの世界。みなさん注意しましょう。その後覆面パトカーとパトカーすれ違う。麻薬王が捕まったのだと勝手に推測する。その後落ち着きを取り戻し、毛無山駐車場到着。前回は徒歩20分ほど手前にある無料駐車場に停めたが、今回は登山口の隣にある駐車場に停める。500円也。
登山開始。今回は頂上で日の出を待つことも考え、厚着である。思った程寒くもなく風もない。ってことは熱い。すぐにフリースを脱ぐ。ヘッドラの光を手がかりに頂上を目指す。ふと空を見上げると星がきれいだ。ヘッドラを消してみる。月の優しい光が足元を照らしてくれた。でもさすがに影は暗いのでヘッドラウォーク再開。暗闇の中の登りは楽だ。たとえ急でも視覚からその情報が入ってこないとそこまで急とは感じないからだ。のんびり登っていく。途中から足元がおぼつかなくなる。寝不足のせいだ。しかしダイヤモンドのためだ。登り続ける。五合目に看板がある。「Welcome to 」あっさりと頂上到着。5:15。甲府の日の出時刻まであと一時間近くある。果たしてここからは何時に昇るのだろうか。寒いので動き回る。富士山はすっかり雪化粧している。まったくませている山である。今日は中腹に雲がかかっている。頂上にかかってないのでよしとしよう。焦らしに焦らし6:35日の出。…おやや、お日様が頭を出したのは8合目。ダイヤモンドではない!?たった数日でこんなに変るものか。きれいなんだけど…。まあよしとしよう。ダイヤモンドではなかったがpricelessには変わりない。シャッターを切りまくる。しばしその風景を楽しみ下山である。すっかり明るくなった道を急ぎ足で下る。行きには見られなかった不動の滝を見る。紅葉していてなかなかきれいである。秋を感じながら下山してきたのでした。
【犬塚】
行程:麓登山口2:50~頂上5:15着、6:50発~麓登山口8:10
山域:笹子雁ヶ腹摺山
2004年11月13日
メンバー:犬塚 原(彩) 高木 内藤 藤原 山下 石栗 市川 高井 田中(正) 長よし
水谷 小山 佐々木 日比野
ケヴィン(留学生)
OB
今日は懇親山行。今回の極める頂は笹子雁ヶ腹摺山である。雁ヶ腹摺山といっても500円札の山ではない。あの山の南西にある「笹子」の雁ヶ腹摺山である。ちなみにあの山の北西には牛奥ノ雁ヶ腹摺山もある。雁ヶ腹摺山のタイピングが上手くなったところで本題に入ろう。
天野記念公園に集合し、自己紹介が終わったところで登山開始である。人工林であろう規則正しく並んだ木の中を進んでいく。ふと隊列に目をやる。おおよそ30人の隊列である。この多さ、この年齢層、奇妙にも見える景色である。こまめに休憩をとりつつ頂を目指す。話に夢中になっている間に頂上到着。頂上は先客で満員である。いつの間にか雲がわいてきて生憎富士山は雲の中。それでも眼下に広がる紅葉、甲府盆地でよしとしましょう。頂上から少し外れたところでランチタイム。飯を食べながらOBと親睦を深める。
頂上で写真を撮るも、我らにとっては頂上が狭すぎる。山岳部も大きくなったなと実感する。ここでOBとは一応解散ということになり、下山開始。ケヴィンの忍者走り、いや、リヨン走りとでも名付けようか、それはみんなも見習うべき走りである。一見の価値有り。そんなこんなでゴールイン。まだまだ物足りない僕たちはクライミングに行くことにし、先発隊として帰ろうとしているとOBも下山してきたので改めて解散式を行い、お開きということになりました。まだまだOBとは話したいことあり、今回は時間が短かったと思った。来年は一昨年のように泊まりを入れてさらに交流できればと思った。
第二ラウンドとして小瀬にクライミングに行く。メンバーは犬塚、山下、石栗、高井、そしてケヴィンである。ケヴィンは全盛期(3年前)には5.11dぐらいを登れたらしい。ケヴィンの登りっぷりに興味津々である。また、石栗、高井はクライミングを気に入ってくれるか少々不安でもあった。
まずは石栗、高井にクライミングのクの字から教えていく。二人とも登り終えた後に感想を聞くと「面白い!」と言ってくれる。ひとまず「ほっ」である。ケヴィンに目をやる。5.11aを難なく登る。さすがである。そしてかっこいい。自分もちょっとやる気がわいてきた。これからはクライミングも頑張らねばと思ったのでした。
【犬塚】
山域:毛無山
2004年12月11日
メンバー:山下 伊藤 藤原 市川 水谷
3週連続企画の山下山行もいよいよ今回で最後となった。思えば一回目では晴天に恵まれ、二回目では3つの超常現象を体験した山下山行隊。果たして今回はどんなものが我々を待ち受けているのだろうか・・・そんなことを思いつつ山の計画を立てたのであった。
いつも通りの6時集合・・・そしていつも通りの遅刻。とうとう3度とも遅刻してしまった。次こそ・・・次こそは!そう思いつつ体育館前の門を後にした。
思った以上に時間がかかりつつも無事に目的の駐車場に到着した。余談だが、前日に我がケイランドの登山靴のソール張替えが終わって帰ってきたのだ。しめて12,000円なり。しかし、第一、第二次とモントレイルで来ていたため、「せっかくだから・・・!」と考え今回の山行もモントレイルで挑むこととした。うむ、実に感動的。さて、本題に戻ろう。今回は臨時駐車場を使用したが、後に登山口のすぐ横に駐車場が存在することが判明した。だが、トイレは登山口から離れているため次回行く人はその点に注意しよう。
順調に進む一行。ふと看板に目をやると、「富士宮西高校」の文字が。西高といえばかつて我が兄が活躍したワンダーフォーゲル部が存在する高校。国体にも出るほどのすごい部なのだ。ちなみに私は富士宮東高校の元陸上部。どうでもいいことだが。西高の名にお目にかかれたことに一人感動しながらも進んでいくうちに、一つ気づいたことがあった。道が分かりにくいことである。要所に目印となるポイントが存在したが、結構見落としやすいので注意。一度休憩した川沿いでは、そのまま川沿いに進むと思ったのだが、対岸にポイントが存在した。危ない、危ない。その他にも川を越えたり、急な所を登ろうとしてちょっと行ったら横にずれたりする箇所が存在するので次の人は注意しよう!登っていくうちに富士山がちらりほらりと見えた。絶景を求め一行は進む。
コースタイム以上かかりつつも地蔵峠に到着。ぬうぅ、まったり行きすぎたか。「少々急がねば!」そう思いつつ先を急ぐ我々の眼に飛び込んできた絶景!富士山!一見の価値ありですよ、お客さん!先ほどの誓いはどこへやら・・・写真を撮りながらまた時間を食う。これから待ち受ける恐怖を知る余地も無く・・・。
さて、いい加減で撮影を切り上げ、毛無山を目指すことにした一行。だが、行けども麓分岐に着かない。そして多くのニセ山頂に騙されることとなった。まさに恐怖。次回の人も気をつけて!一行にも疲労の色(何色!?)が見えてきたころ、ようやく麓分岐に到着した。道草のためコースタイム以上という醜態をさらすことに。だがここまで来ればあと一息。期待を胸に毛無山山頂を目指した。
そして着きました、山頂で~す。富士山+パラグライダー衆に興奮しつつも昼食を摂ることにした。そこで私は予てより計画していた「一人山行で一人カレー」の実験をすることにした。カレーは自家製、ご飯は持参していざカレー。コッヘルにカレーをぶち込みガスストーブファイア!・・・寒いためかぜんぜん温まらない。温まったころにはみんな昼食終わっているし。サービス精神旺盛で、かなり山頂付近まで来てくれるパラグライダー衆を無視し、いざカレー。ご飯は冷めていた上、コッヘルは一つしかなかったため、カレー入りコッヘルにご飯イン!混ぜて温めていざ昼飯。うむ、我ながらうまい。そう思えたのは最初だけで、終いには多く感じられてしまった。今回の教訓を「真・一人カレー」に生かそう。そう思った。昼飯後集合写真を撮り、寒さと時間の都合のため下山した。麓分岐の近くに、南アルプスを一望できる巨岩があるので、近くまで行ったら行ってみよう。
途中で一回休憩をとり、ガンガン下る一行。富士山を見ながら不動滝に到着した。時間の都合もあり、ちょっと写真を撮ってから再度下山開始。そしてあまり記すこともなく下山完了。結構時間がかかってしまったので、暗くなる前に退却することにした。
今回は三回のうち最も行動時間がかかってしまった。これは計算外のことである。冬はもっと早く、二時くらいを目標に下山するべきだと知っていつつ不覚をとってしまったことは反省するべきである。このことと、前の二回の山行での経験を生かし、これからはさらに楽しい山行を提供できるようになりたいと思った今日この頃である。
【山下】
行程:
6:00 体育館前門→7:42 駐車場→8:15 登山口→8:30 金山沢分岐→9:38~50 休憩→11:00 地蔵峠→11:32 絶景→12:25 麓分岐→12:35~13:45 毛無山→14:06 麓分岐→15:00~10 休憩→15:45 不動滝→金山沢分岐→16:24 登山口→未明 体育館前門
山域:八ヶ岳・北横岳
2004年12月4日
メンバー:山下 藤原 石栗 高井
前回に引き続きリーダーを務めることとなった。第二次山下山行勃発である。今回は初めて自分で登山口までの車の道のりを考え、初めての長野方面の自分による運転で、とどめに自分以外はみんな女子という初めてだらけの状況に陥ってしまった。しかし前述した2つは問題外で、3つ目については前回も自分以外はみんな四年生だったので、あまり変化なし!と考え計画を立てることとした。だが、山行前日になって悪天候時に使用する予定だったロープウェイが点検のため12月10日まで運行停止となっていたことを知った。幸い予定に支障は出なかったものの、計画は万全を期すべきだということを、身をもって知ることとなった。
朝6時集合・・・のつもりがまた懲りずに5分遅刻。実家から車を取ってきて疲れた、なんてことは言い訳でしかないのでやめとく。計画には支障をきたさなかったが、やはり遅刻はいけないので気をつけたい。このままでは遅刻大王の称号を欲しいがままにしてしまうのでは・・・そんなことを考えながら我がアクティーを山の手通りに乗せたのであった。途中コンビニにて昼食を確保し、道を間違え、もう少しでロープウェイの駅というところで事件は起きた。車が坂を登らないのだ。哀れ約20km/hの鉄隗と化す。みんなが笑い自分も笑い、後ろの車にも笑われた・・・。ぬうう、帰りでは目にもの見せてくれるわぁ!と思いつつも命からがら山麓駅に着いたのであった。
車から降りるとやはり寒い。駐車場がスキーヤーであふれていたことも寒さの増長に一役かっていたものと思われる。登山者はその時は我々だけだったかと思われる。そんなことはお構いなしで支度し、登山口へと向かった。登山口は駅前の看板に従って行くと、積雪時でも目立ちそうな背の高い看板があった。なるほど、便利と思いつつ山への第一歩を踏み出したのであった。
わずか数分で結構登ったように感じられた。周りの山々が雪化粧をしている姿が見受けられた。時々写真を撮りつつ進む一行の前に、人工雪と戯れるスキーヤーの姿が・・・。メンバーの中には「スキーがした~い!」と言うものもおり、自分もそんな気分だったが今回は目的が違うので諦めた。前回に引き続き、今回も登山靴不調のため軽登山靴で来てしまったが、まったく支障をきたすことなく、しりとりをしながらでも山頂駅を目指せた。登山中、山頂駅がかなり近くに感じられたが、これは「富士登山時に山頂が必要以上に近くに見える定理」によって説明されるので注意されたし。
かなりゆっくり登ってきたが、コースタイム以内で山頂駅に到着。荷物を駅前に置き、途中で見つけた樹氷!へとみんなで向かった。おそらく人工雪が付着しただけのものだが、「山と渓谷」で樹氷が見られる冬山として紹介されていて、少し早いが下見のつもりで行こう!と考え企画した自分にとって、一足早い樹氷はうれしいものであった。他のメンバーも樹氷と併せて大量の雪を喜んでいた。「冬ソナ」とか言って雪だるま作っているし。日も射してきて雪目になるといけないので頃合いを見て退却し、北横岳を目指した。
坪庭を行く一行を更なる超常現象が襲う!なんと太陽の周りに円形の虹がぁ!ひいぃぃぃぃ!確か見つけたのは石栗さんだったか・・・。えらい、えらい。間違っていたらごめんなさい。みなで歓喜の声を上げつつ、私はデジカメで写真を撮りまくった。こんなことは初めてであった。その後気がつくと、円形の虹の3時と9時に当たる部分から横に虹がぁ!ひいぃぃぃぃ!またさっきと同じことをし、先を目指した。坪庭は観光地といった感じだったが、北横岳に外れていく道からはそれなりの登山道になっていた。また、天然の雪も道に薄くびっしりと積もっていた。軽登山靴の自分はかなり不安だったが、注意しつつ古今東西しりとりと共に進むのであった。
休憩無しで北横岳ヒュッテ。に到着した。あたりは雪にまみれていたが、小屋は活動していたので驚いた。あと、トイレのきれいさにも驚かされた。さすがに先ほどの超常現象ほどではないが。ここから斜面が急になる。当然雪もあったため、今まで以上に注意してあと少しの山頂を目指した。「北横岳ヒュッテ。」の「。」は何かの完結を示しているものかと思いつつ・・・。
そして到着!北横岳にございまぁす。景色は良いが風が強い!山渓にあった通りだ。そして地図奥にここより高い北峰があることを知っていた私は、一同を率いて進んだ。そして数分後、ついたそこには「北横岳 二四八〇M」との看板が。先ほど通過したのは南峰で、そこを北横岳と思っていた我々はショックを受ける。ぬうう、してやられたわ!風は相変わらず強かったが、風を避けて昼食を摂った。食後、集合写真を撮り早々に退却。想像以上の寒さに震えつつ、北横岳ヒュッテ。まで注意しつつ下った。
ヒュッテまで着いて、予定には無かったが七ツ池まで行くことにした。往復2分という魅力的な看板が在ったためだ。そしてまたもや超常現象が我々を襲う!七ツ池が凍っている!恐る恐る乗ってみると・・・割れない!ひいぃぃぃぃ!まさに天然のスケートリンク!みんなで乗る!滑る!写真撮る!ひとりコケる!を堪能してしまった。た・・・楽しい!ここまでで三度も超常現象に遭遇してしまい、ここでみんなから感謝される。計画した自分にとってはまさに感無量。うれしすぎる。少々名残り惜しいがこの辺でヒュッテへ戻ることにした。
ヒュッテまで戻り、トイレ休憩後、サブリーダーの藤原さんから「天気と時間が・・・やばいですぞ!」との指摘を受ける。そういえば曇ってきたし、時間も結構経っていた。楽しんでいてすっかり忘れてしまっていたとは不覚!もっとリーダーとして自覚をもたねば・・・。天気予報も夜から雨だと聞いていた。確かにやばい!慌てず急いで、再びしりとりに包まれながら休憩無しで一気に山麓駅まで下った。
下山後、温泉に行く途中の下り坂で、少々ではあるが我がアクティーの真の力を発揮させた。言うまでも無く、十分な減速と安全確認の元で行われた儀式である。なんとか悪いイメージを払拭できたが、みんなは真似しないように!温泉の看板が分かりにくくちょっと迷ったが、そこは気にしない。温泉から出ると雨が降ってきた。山行中に降らなくて本当に良かった。夕食に蓼科そばを食し、私ひとりハイテンションで全員無事甲府に帰還した。
今回、実家に車を取りに行ったり、慣れない長距離運転をしたりでとても疲れたが、みんなが喜んでくれて本当に良かった。今後とも今回のようにみんなが楽しんでくれる山行を計画できれば幸いである。
【山下】
行程:6:00 体育館前門→9:08 山麓駅発→10:08~18 休憩→10:59~11:25 山頂駅→12:16~30 北横岳ヒュッテ。→12:43 南峰→12:49~13:23 北峰(昼食)→13:45~55 七つ池→14:05 北横岳ヒュッテ。→14:43 山頂駅→15:48 山麓駅→温泉+夕食→20:10 体育館前門
山域:茅ヶ岳
2004年11月27日
メンバー:山下 廣瀬 佐々木 関 田中(祐)
第一次山下山行として計画した今回の山行は、一時は中止にして同日に計画されていた他の山行に移行してしまうところだったが、1ヶ月前から計画していたものだったので我が執念によって復活したものである。
山行前日までテストなどで寝不足を患い、さらに前夜には午前2時までバイト先の方々と諸事情により焼肉を堪能してしまい、いつもながらの窮地に陥る。まさに若さの垂れ流し。5分ほど遅刻してしまったが、計画に支障をきたすことはなかった。みなさん体調管理には気をつけましょう!当日は非常に風が強かったものの、かえって眺望に恵まれると考え、ホイールを換えよりダイナミックになった田中さんの車にて山を目指した。
想像を遥かに超える速さで登山口に到着してしまった。この山なら次回からは体育館前門に8時集合で上等!だと思う。とりあえずじっとしていても寒いだけなので、山頂を目指すことにした一行であった。
登山口から女岩までは平坦な道が続く。これならケイランドの登山靴をソール交換に出してしまい、やむなくモントレイルの軽登山靴もどき(もどきと言うと聞こえは悪いけど、散歩から軽登山までこなす、すばらしい靴である。)で来てしまった自分でも安心。と、女岩まで来てみると次の道がその時には垂直な道しか見えなかった。むしろ壁だったし。他の道を探そうともせず、勇猛果敢に壁に戦いを挑む一行。と、途中で佐々木さん、関さん、田中さんが戦線離脱。どうやらちゃんとした登山道があったようだ。八ヶ岳の悪夢が甦る。後で確認したところ、女岩の少し手前に看板がしっかりと立っていた。私たちもまだまだ未熟だということか。次から行く人は要注意!ちなみに、私と廣瀬先輩は最後まで非登山道で戦いぬいてしまった。まさにクライミングであったとだけ記しておこう。
余談ではあるが、女岩と書いて「めいわ」と読むそうだ。が、廣瀬先輩いわく、かの野村先輩は「にょがん」と呼んだという。まるで私の妹が「練乳」を「ねりちち」と呼ぶかのように。私は野村先輩と妹に敬意を払いつつ、心を込めて呼ぶとしよう。「This is the にょがん」と。
さて、女岩(にょがん)を越え、しばし行くと「深田久弥終焉の地」と記された碑と対面した。私はこっそり今回の山行中における皆の無事を祈った。出来る限りの「こっそり」ではあったが。この辺りまで来ると景色も良い。ある天気予報では雨などとぬかしていたが、そんな気配は微塵もない。だが相変わらず風は冷たく一行の前に立ちはだかるのであった。
そうこうしているうちにもう茅ヶ岳。早い!と思ったがとりあえず記念撮影。少々の休憩の後、金ヶ岳を目指して出発。廣瀬先輩の「ニセ頂上に注意!」との警告を聞き入れ進むと、現れたニセ頂上!危うく喜びと絶望に弄ばれるところであった。先輩、ありがとうございました。金ヶ岳までは一部日陰で寒かった。あと、一部転落したら明らかにヤバイところがあったので注意。ある方が落ちそうになったことはなるべく私の胸の内に閉まっておくことにしよう。なるべく、ではあるが。
そしてついに金ヶ岳に到着!やっぱり早い!しかし記念撮影はしなかった。ここで昼食を摂る。食後、猛烈な眠気に襲われ気絶(居眠り)してしまった。そこをすかさず関さんに盗撮されてしまうという醜態をさらしてしまう。迂闊であったが今となってはいい思い出かと思われる。
1時間ほどまったりして下山する。午後になると風も止み、暖かな日差しが一行を癒し、霜柱を溶かし地面を湿らす。うむ、山はいいと思う今日この頃。そしてあっという間に女岩。ピストンなのでここまで特記事項なし。ここで正しい登山道を確認した後、こっそり女岩の水を頂いた。これで私も明日からにょがん(?)である。いとうれし。ここからは木の葉に覆われた楽な道が続く・・・と、ここで関さんと田中さんが走って道なき道を下っていく。その姿はまさに前日に金曜ロードショーで見たプレデター・・・いざ私も!と思ったがリーダーであることと靴が万全でないこと、さらにはプレデターでないことなどの要素が複雑に絡み合い、私に超!山くだりの行為をさせてくれなかった。
そしてたどり着いた深田公園入り口。どう考えても早い!まあ遅いよりはいいが・・・。なによりみんな無事でよかった。深田久弥さん、ありがとうございました。その後空いた時間を生かそうと、オオムラサキの里に行ったがやはり季節は冬に片足を突っ込んでいたため、残念な結果に終わってしまった。失意にまみれ、空腹のまま一路体育館門前を目指した一行であった。
かくして第一次山下山行は幕を閉じた。今回の山行で私は多くの経験をすることができた。それはこの記録にも危険箇所を明記するなどという形で表れている。本来の記録とはこういうものだと再確認した。この経験を生かし、次回の第二次山下山行をよりよいものにしようと誓うのであった。
【山下】
行程:6:00 体育館門前→6:55 深田公園入り口発→7:45~51 女岩→8:40~52 茅ヶ岳→9:26 南峰→9:42~10:48 金ヶ岳→11:28 茅ヶ岳→12:35 女岩→13:21 入り口着
山域:太刀岡山
2004年11月27日
メンバー:犬塚 ケヴィン
フランスからの留学生、ケヴィンが山岳部に入部した。ケヴィンは岩好きである。そのエピソードの一部を紹介しよう。ケヴィンと初めて登った山で岩を見るごとにケヴィンは「この岩は何だ?」と聞いてくるのである。彼は安山岩などの答えがほしいらしい。一緒にどこか行くと「あれが兜山か?」と聞いてくる。「いやいや、あれは愛宕山だよ」そんな会話がしばしば。それほど岩が好きなのである。そこまで岩が好きならどこか連れて行ってあげよう。そう思い、太刀岡山に行くことにする。ちなみにケヴィンは3年前には5.11dを登っていたという。以後ケヴィンは文中「ケ」とする。
太刀岡は今まで一度も行ったことがなかった。でもケがいるなら残置の心配不要なので初めての太刀岡行きを決定する。登山道入り口の駐車場に車を停め、いざ出発。せっせと登り、第一目的地小山ロック到着。地面から大きな岩がニョキっと生えている。そんな感じ。まだ8時くらいなので誰もいない。ただケヴィンの興奮だけが感じられた。まずは手始めに「君の瞳に乾杯 5.9」を登る。日陰にあるので岩は死んだように冷たい。犬→ケの順に登る。次に「ヤバイから逃げます 5.10」をケ→犬の順に登る。ケは難なく登るも犬出だしで苦戦。もがいてもがいて、テンションしまくってどうにか完登。犬早くも限界を感じる。継続は力なりの言葉が重くのしかかる。ちなみに終了点からは富士山、南アルプスがきれいに見える。しかし今の自分にとってはただの慰めにしかなりません。ここは北面。日のない世界。太陽求めて南面へ。ケ「Cherry Blossom 5.10b」に挑戦。まだまだ余裕の様子で完登。早めの飯を食べる。ケがコンビニおにぎりを買ってきていたのだが、おにぎりの海苔の巻き方(1,2,3の順に引っ張る方法)を知らず、悪戦苦闘。教えてあげると驚いていた。日本のおにぎりは最先端である。そしておもむろに手作りを取り出すケ。「中身は何だ?!フレンチ?」と期待して見てみると普通の弁当。てかご飯が詰められている。すでにケは日本人の心を手に入れていました。腹ごしらえを終え、「バーボンを片手に 5.10b」挑戦。ケ→犬の順である。ケは例のごとく楽勝。犬最初てこずるものの後半は気持ちよく登って完登。ケは少々物足りなそうな雰囲気。そんなケの次なる獲物は「友情の印 5.10c」。苦戦しながらも完登。さあ次!「Perhaps Love 5.10c」。ここまでケすべてオンサイトである。ここもか!?と期待したのだがケ本日初フォール。ざんね~ん!ケヴィン斬り!気を取り直し、完登。少々ケお疲れ気味である。いつの間にか人でいっぱいである。気を入れ替えるべく下部岩壁メインエリアへ行くことにする。
地面は落ち葉でいっぱいである。なんだか知らないがよく滑る。落ち葉の下に石が隠れていたりして犬、ケ共滑ってこけてのオンパレード。そんなところで力を使いつつ、到着。ここは誰一人いやしない。犬やる気を出し、「阿行子 5.10a」挑戦。後半苦戦し、隣のルートに逃げ、完登(?)。さすがケである。同じルートをそつなくこなす。「NEO新人さんいらっしゃい 5.10b」に犬挑戦。前半苦しめられる。何度もテンションをして乗り越え、完登。ケも挑戦する。ケ難なく行くかと思いきや同じところで苦しむ。数回トライし、完登。終盤戦、犬「クンクン 5.10a/b」に向かう。二つめのクリップで精一杯。ケも「ちょっと…」ってことで「ヤバイ残置か…」と脳裏よぎるもちょうどいいところに立ち木が。立ち木で懸垂下降し、地上に降り立つ。まったりムードムンムン。では下山です。
いつも外にクライミングしに行くと、コンスタントにクライミングしようと思うのだがなかなか実行できていない。「これからはちゃんと通う!」といつものように思いつつ帰途に着くのでした。
【犬塚】
山域:八ヶ岳・阿弥陀(南稜)
2004年12月11日
メンバー:萱沼 進、橋本 誠(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫、高木 直幸
ルート:山梨大学=舟山十字路~旭小屋~立場岳~P1~P3~阿弥陀岳~不動清水
~御小屋山~舟山十字路=鹿の湯=山梨大学
学院萱沼さん提案のこの計画。以前にハッシーから誘いを受けていて、岳連の講習会のときに四人の意識が共鳴。「いざ、南稜へ!」と言う事に。
この阿弥陀岳南嶺は「日本のクラシックルート」(山と渓谷社 発刊)によると八ヶ岳・阿弥陀岳南嶺は入門者向けとありピッチ最高グレードはⅡ+で初心者向き、ただ、尾根が長く登攀で6~8時間。下山道の標準タイムが3時間20分なので、登下山で約10~12時間と言うことになる。また、自分たちの技量や師となる頼れる人が居ない事を考えると、参考時間以上にかかる可能性も。それらを考慮し、この季節の日照時間を考えるとかなり辛い・・・。の為、最初からヘッラン歩行をすることに。とにかくハードな山行になりそうだ。
午前1:00、部室に集合。ザイル、ギアのチェックをし、準備完了。この時期の八つと言うこともあり冬山装備。雪はあまり積もってなさそうだが、バリエーションで状況もわからないし、と言うことで、冬山装備、クライミング関係で日帰りにしては重い。
深夜、甲府の街を出発し目指すは八ヶ岳西麗。3:00前に舟山十字路に到着。上を見上げると木々の隙間から満点の星空が。夏の燕岳を思い出す。ここで少し仮眠。自分以外は寝れなかったらしい。各々準備して4:40過ぎ出発。真っ暗な道をヘッドランプの光を頼りに歩く。林を抜けると星空の下を進む。下には夜景が少し見える。物凄くムード満点、ロマンチックな中を男達4人が進んでいく。淋しいね、悲しいね。
道は霜柱や軽く凍ってキラキラしているところを進む、小さい沢を渡るところがある。暗いので適当に渡れそうなところからTry。岩の上に足を乗っけると、その岩の上が凍っていた。ドボン。片足が着水、ヒャッコイ。後に続くものたちはそれを見て他の地点を探しTry。でも、みんなドボン!みんな片足が冷たい状態。初っ端からテンション下がります。
林道を行くと、もう一回沢を渡り広場に出る。林道は右方向(沢奥方)に行く。旭小屋は、この広場の上にある。暗いと発見できずに林道を行ってしまうので注意。旭小屋を過ぎると道が急になりだしザレた処もある。この急登を15分くらい行くと尾根に出る。ここで休憩。富士見から茅野、諏訪、霧が峰方までの夜景が綺麗に見える。立場岳までの尾根道も暗くて判断しづらいがキツイ上り坂である。少しづつ空も明るくなり始め、御小屋尾根の向こうに硫黄岳の頭が、南方には西岳。尾根を1時間くらい歩くと道もなだらか、空もすっかり明るくなり、立場岳に到着。立場岳の頂上は樹林帯の中なので景色は望めない。頂上より少し歩くと権現や阿弥陀が見えるすこし開けたところに出るので、そこでの休憩をお勧めします。
立場岳を過ぎると景色も開けてくる。ここで権現岳横より陽が顔を出す。そして赤に染まる赤岳と阿弥陀南稜。これから自分たちが歩くところが見える。P3だろうか、険しい、越えられるのかとみんなで息を呑む。
さらに平坦で眺めの良いところを進む。南アルプス鳳凰、北岳、甲斐駒、千丈、北アルプスは雲の中だが乗鞍辺りが見え、下界方には諏訪湖、霧が峰も望む事が出来る。十分と言うほど景色を楽しみながら歩くと平坦路も終わり無名峰への急な登り、また雪も少しありパウダーを踏むとキュッキュと心地好い感触。
無名峰にあがり南稜を見上げるといよいよ本番的感じ。P1難なくと言うか普通に終了で、ココで休憩で武装準備。P2を見ると前に1パーティーが。自分たちより早く出たのか、それともどこかでビバークしたのか?ここで改めて気合を入れ出発。P2も難なくと言うよりP2何処?くらいに終了。P3下に先行パーティーが休憩中。ここで抜かし先にP3を抜けることに。P3直登と行きたいとこだが、そんな技術もパワーもないので西側より巻く。ここはフィックスロープがかかっているのでザイルを出す必要はない。ただ西側斜面なので陽が当たっておらず、所々凍っている。とりあえずって感じで突っ込んだのでアイゼンもつけておらず、慎重に進む。このようなところが30mくらいはありそうなので後続にはアイゼンを履くかプルージックorバッチマンで自己確保しながら登るように指令。
薄氷を叩き割りキックスッテプをしながら進む。フィックスロープも雪、氷に埋もれている箇所が何箇所かあり、しょっぱい思い(ぶっちゃけ、2回くらいやばかった。)をしながら行く。まぁ~なんとか無事に越える。ここで休憩。権現の横から富士山が見え、先ほどは見えなかった中央アルプスや御岳も見える。頂上までもう少し。
P4はガレとザレであっちゅー間に終了で阿弥陀の頂上。人もいなく先頭だったので一人で雄叫ぶ。後、続々と登頂。
とにかく天気も良く眺めが良い、南稜突破に相当な時間がかかると思ったが頂上には10:00前に到着してしまった。天気が良いので頂上でのんびり、ちょっと早いが昼ごはん。
記念撮影やら何やらして約一時間くらい。そろそろ下山で準備開始で気がついた、ハイドレーションのチューブの中の水が凍っていた。天気がいいとは言え気温は低かったようだが、それに気がつかなかった我々って熱いね、若いね。
少し凍っている道をすべったりしながら行く。魔利支天を過ぎると阿弥陀北西稜を登っているパーティーを発見!スゲェー。しばしその雄姿を見物。しばらく降りて行くと、今度は阿弥陀中央稜を登っているパーティーを発見。阿弥陀周辺はバリエーションだらけ。
裾野が広い八ヶ岳、裏を返せば登下山道が長い。そんな長く急な下りを超特急的に駆け下りる。で、休憩一回で林道(ハイキングコース)に出たときは結構ヘロヘロ。最後の力を出して舟山十字路へ。
後振り返ると阿弥陀が見える。結構高いな。あそこを日帰りかぁ~普通なら一泊だよねぇ、ましてやまだ1時過ぎだよ。なんてことを話しながら帰る準備。帰り道途中の温泉、鹿の湯によって汗と疲れを流して休憩。ここで学院と別れてのんびり帰り道。部室についてもまだ、17:00前で、めでたしめでたし。
この日、阿弥陀・広河原沢のクリスマスルンゼには白鳳会植松さん、あや隊が入っていたらしい。一方は稜線上、もう一方は谷の下。山って狭いね。
初めて自分たちの力だけのバリエーション。緊張や不安があったが結局無雪状態で難なく終了。有雪時にもう一回挑戦したいところだ。また、阿弥陀には中央稜、北稜、北西稜があり、まだまだ宿題は盛り沢山。
【関】
行程:
山梨大学 1:15=2:50 舟山十字路 4:45~5:35 旭小屋~5:50 休憩 6:00~7:00 立場岳 7:15
~8:15 P1終了点 8:25~9:20 P3終了点 9:30~9:50 阿弥陀岳 10:40~不動清水 11:50
~12:05 休憩 12:15~御小屋山 13:35~分岐 12:45~13:15 舟山十字路 13:40
=14:10 鹿の湯 15:20=16:50 山梨大学
山域:八ヶ岳・天狗
2004年12月18日
メンバー:犬塚 原(彩) 伊藤 高木 内藤 藤原 山下 石栗 市川 高井 滝井
田中(正) 長葭 水谷 向山 佐々木 関 広瀬
いよいよ最後のメイン山行である。ラストを飾る12月のメイン山行は天狗岳である。暖冬により雪があるかどうか心配していたが渋の湯に近くづくにつれて雪が道路を覆っている。一安心である。
集合写真を撮って登山開始。20人弱のパーティーのリーダーをやるのもこれで最後かと思うとしんみりなってくる。雪は積もっているが、あってないようなもの。でも雪初体験の1年生は慎重に歩を進めていく。
歩くには丁度いい気温である。樹林帯の中を進み、黒百合平到着。晴れているのでそこまで寒さは感じない。
ここからは徐々に森林限界へと近づいていき、風も強くなってくる。特に危険だという所もなく東天狗岳到着。硫黄、阿弥陀、赤岳が見える。
まだまだ雪化粧の最中らしく恥ずかしそう。早く化けて下さい。写真撮影に手間取る間にみんなの体温急低下。写真撮影が終了するとそそくさと頂上を後にする。
来た道を下っていく。このころにはみんなだいぶ雪にもなれ、そんなこんなで下山です。
山域:蓼科山
2004年12月23日
メンバー:日比野 山下 久留島 藤井
6時集合で長野県蓼科山にいって来ました。途中何箇所か路面が凍っていてちょっと怖かったのですが無事登山口に到着。手袋、帽子を装備して出発した。登り始めは草の上に霜が降りていて冬の訪れを感じさせた。登っていくと段々雪が増えて中腹まで行くと一面の銀世界が広がっていた。雪をかぶった登山道はいつもとずいぶん勝手が違って、どこに岩があるのかどこに足をかければいいのかなど最初はちょっと戸惑った。また、変なところにトレースがついてしまうといけないのでなるべく前の人と同じルートを歩かなくてはいけないことを教えられた。
中腹の少し開けたところで雪遊んでみた。私の見慣れた雪とは違い、さらさらでふわふわ、そして握っても雪だまにならなかった。手にいっぱいすくって空に放り投げると陽の光に反射してキラキラして綺麗だった。下界を見下ろせば冬の空気は澄んでいて夏とは違う穏やかな風景が見えた。湖がいくつか見える。そこから山頂も良く見えたが、なんだか斜度がずいぶん変わるように思えた。
山頂に近づくと足場が土から岩に変わった。目印のオレンジ色のポールに雪が吹き付けたのか旗のように南東に白くたなびいていた。雪で隠れた岩の隙間に足をはめないように気をつけながら山頂に上がった。山頂は平らで広かったけれど風が通り抜けるのでことさら寒い。今日は天候に恵まれ晴天だったため、すぐ南には八ヶ岳、南西に南アルプスと中央アルプス、北西には霧が峰とその後ろに北アルプス、北東にはいまだ白い噴煙をあげる浅間山と360度に雄大かつ優美なる山々を望めた。蓼科山は絶景スポットだ。集合写真を撮影し、山頂を数m降りた所で風をよけつつ昼食をとった。山頂近くに小屋があったが冬季はお休みだったが冬季用の外トイレは開放してあるらしい。ピストンで下山したが、下りは早くあっという間に中腹まできてしまった。そこでまた雪遊びをしてさらに下る。
下界の景色がよく望めるところまで来たとき事件はおこった。山下先輩のデジカメがない!なんと言うことだ…。20分の期限付きで探しに山下先輩が行った、たぶん雪遊びしたところだろう。正解!見つかった。これで無事に帰れる…しかしくだりは雪で少し滑りやすい何度かしりもちをついた。
行程:8:34登山口出発→9:30~40休憩→11:30~12:25山頂→13:35~14:03→紛失物捜索14:44登山口着
山域:八ヶ岳・阿弥陀(広河原沢・本谷右俣)
2004年12月25日
メンバー:植松 一好、安藤 英一(白鳳会)
佐久間 慎一(無所属)
萱沼 進(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫、高木 直幸、滝井 宗一
ルート:山梨大学=韮崎市役所=舟山十字路~F1~クリスマス・ルンゼ~F1~武藤返しの滝
~舟山十字路=武川の湯=韮崎市役所=山梨大学
あや隊の忘年会でノムさんが「クリスマスにクリスマス・ルンゼに行きたいわぁ」と植松さんにおねだり。で、集まったのは…。
クリスマス・ルンゼは八ヶ岳・阿弥陀の西側、舟山十字路から入ります。舟山十字路には車が沢山。南稜やアイスをやる人たちであろう。阿弥陀はバリエーションの宝庫。飽きないよね。
阿弥陀を前に見ながら林道を行く。登山道に入って少し行くと二股。二股を本谷(右方向)に進む。少し行くと、河原に出ると雪が積もっている。ココ最近、毎週八つに入っているが、今年はとにかく雪が少ないのだが標高の低い沢に雪がある事に少し安心する。
沢筋の道のふみ跡は3~4人と言うところか、クリスマスのクリスマス・ルンゼは混むらしいから、まぁまぁと言ったところか。本谷・右俣の出合でハーネス、アイゼンを着け完全武装。右股の入口はゴルジュ帯で、沢は氷結していて綺麗である。
F1(6m)は植松さんリードで、高木、滝井、関。安藤さんリードで萱沼、佐久間さんの順で抜ける。F1抜けたら時間は昼飯時だったので、クリスマス・ルンゼの見える陽の当たる暖かい斜面で昼食。昼食は熱々の鍋焼きうどん。
クリスマス・ルンゼには先客がいたので見学して終わり。40m2段、下部はナメが5m位でトータル50m越えの素晴らしい氷暴であり、氷は青く美しい。向かいにはポスト・クリスマス・ルンゼがある。
とにかくのぼろうということで武藤返しに向かうことに。F1懸垂し、F1手前を右(谷から見て)に。ナメはフリーで、次に3m程度の滝があるが、アイス初経験者がいるので一応ザイルを張る。ここを登って30mくらい行くと武藤返しの滝(8m)。
武藤返しは安藤さんがリードで行きます。安藤さん4mくらい登ったところでグランドフォール。安藤さん無傷で無事でしたが、一同一瞬ヒヤリ、いやリアクション出来ず。どうにか完登でトップロープを張り各自アイスを楽しむ。
アイス初の高木は流血しながら、滝井は苦戦しながら、沼さんはサクサクと、登っていた。そろそろ時間も撤収どきなので自分も久しぶりながらパッパと登り終了。
陽も落ちかけてきたので帰路を急ぐ。念のためヘッランを出しながら、ほぼ暗闇の道を時折凍結したところに足をとられつつ急ぐ急ぐ。林道に出れば高速道路状態に猛スピードで、舟山十字路に着いたときは完全に真っ暗闇だった。
【関 秀倫】
行程:
山梨大学 6:00=韮崎市役所 6:30=7:55 舟山十字路 8:15~8:45 R1 8:55~9:25 R2 9:45~10:25 R3 10:40~11:15 F1 11:45~12:10 R4(昼食)13:10~13:15 クリスマス・ルンゼ 13:30~13:40 F1 13:55~14:20 武藤返しの滝 15:45~17:00 R5 17:10~17:50 舟山十字路=武川の湯=韮崎市役所=山梨大学
山域:八ヶ岳(赤岳鉱泉)
平成16年12月31日~平成17年1月1日
メンバー:今井 勝木 神藤 古屋 (OB)
関 野村 日比野 廣瀬 高木 山下 久留島 藤井
二千四年大晦日、赤岳に正月山行に行ってきました。
登山口まで車で行って、赤岳鉱泉に向けて登山。周囲はマイナス十数度の世界だが、歩いているとすぐに汗が出る。登り始めからちらほらと雪が降っていたが、登るにつれて風が強くなって、吹雪のようになっていく。
赤岳鉱泉についたころには、テントが飛ばされそうな強風。
トイレに行こうとすると視界がホワイトアウトする有様だった。
赤岳を登頂する予定だったが、赤岳鉱泉で停滞し、忘年会をする。
一月一日、天気は雪。鼻毛が凍りつく温度の中、ジョウゴ沢に向かって出発。
ジョウゴ沢で昼ごろまでアイスクライミングをする。人数が多かったせいか、あまり登れなかったのが残念。
赤岳鉱泉に引き返し、ピストンで帰る。
帰りの車の中では、先輩方が色々話を振ってくれたのだが、疲れていた私は生返事しかできなかった。反省・・・。
山域:白州・日向山(岩間ルンゼ、平田ルンゼ)
2005年1月8日~9日
メンバー:植松 安藤(白鳳会)
佐久間(無所属)
萱沼、橋本(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫
ルート:1/8 山梨大学=韮崎市役所=日向林道ゲート~B.C(錦滝)~岩間~F2~岩間F1
~B.C
1/9 B.C~平田 氷の回廊~C.S滝~松竹梅の滝~C.S滝~氷の回廊~B.C
~林道ゲート=武川の湯=韮崎市役所=山梨大学
寝正月も何なんで、沼さん、ハッシーとアイスでも行こうかと計画していたら、植松さんより泊りがけでアイスの誘いが。新年早々楽しそうな企画である。
いつものように、韮崎市役所集合。沼さんと安藤さんは用あって夜から。で4人でいきます。日向の林道終点からB.C予定地までは重荷。テント2セットに沢山の食糧、鍋にザイル。もちろん持つのは学生。ザックに入りきらないので、うえまっさんが誇る秘密兵器の登場!その名も「ソリ」。岳連の報告会にて、マッキンリーで山梨アルパインさんがソリを引きながら氷河を歩くスライド写真を見てスゲェーと憧れのまなざしで見ていたが、そのチャンスは意外と早かった。日本で、山梨で、日向林道で!ソリを引くとは思わなかった。
ソリを1時間位引き、錦滝のところまで。ここにB.Cを張る。この場所は氷暴が近く、水場(通年)があるのでテントを張るには最適である(植松さん談)。テントを張り暴風・防寒対策を施す。テントに各自不必要なものを置き、軽身にし、完全武装で、いざアイス!ガンガノ沢F1錦滝は下部が貧弱で未氷結、F2はなんとか出来そう?他のルンゼの氷結状態も気になるところ…。
今日は岩間(ガンマ)ルンゼに入ります。ガンマF1は完全体には程遠いがアイスは十分出来ます。植松さんリードでハッシー、関、佐久間さんの順で抜けます。F1上部左側が狭い淵の様になっており、そこの右側にはツララがいくつも並んでおり、シャンデリア状態で、抜けるのにツララが邪魔で、叩き割ると氷の破片が自分に落ちてきて大変。それ以外は技術的にも難しくない。F1終えてF2へ。F2手前ルンゼが荒れている。台風の影響だろうか、倒木や地が少し流れたような感じである。ガンマF2は氷が少し張っているだけでアイスは不可能。なので、F1に戻ってトップロープと佐久間さん、自分はリードの練習。F1は寝ている斜面があるのでリードの練習には良い。そんな感じで16:00をまわったので撤収。B.Cには安藤さんも到着しており、白鳳テントで宴会が始まるのであった。山の中とは考えられないくらいの豪華さワインに始まり、ビール、ブランデー、ウィスキー。馬刺しにシシャモ、おでん、たこわさ、山菜・きのこうどん。沼さんは19:00くらいに暗闇をひとりヘッラン灯けやってきた。どうにか豪勢な物にありつけ新年会の宴はさらに盛り上がるのであった。(外で寝てはいけませんよ…。)
朝、7:00起床。気持ちの良い目覚め。外は晴で気温は-5度位だが寒くない。朝食は昨日の残りうどんとラーメンを鱈腹食ってゆっくりと仕度。今日は平田(ベータ)ルンゼに入ります。ベータはかなり荒れています。倒木がルンゼをふさぎ、多少地が流れており、一昨年に訪れたときは軽く越せたところも微妙でフィックスを張ることに。植松さんより命令が下ったので自分が張ります。氷の回廊下部に支点をつくり、みんなを上げます。氷の回廊下部は全員フリーで、さらに植松さんはフリーのまま上がり、佐久間さんリードで沼さん、ハッシーが上がり、関リードで安藤さん回収であがります。ここまでは一昨年のアイスでは来ているが、これから先は未知。
CS滝は右側の氷が未発達、左側は地形的にも流れてしまっていて、えぐれている。植松さんTryするがダメで、佐久間さんがTry。なんとか越えトップロープにし、上がる。左側の左部が上がりやすそう。自分はデカイザックにザイルを持っていたので、無難にこっちかなと思っていたら。植松さんより真ん中を行けとの命令が下る。ほぼミックスの状態で何とか上がる。それなりに面白い。
CS滝を越えると崩壊度はより激しくなり、倒木が行く手を阻む。ベータは台風の影響を多く受けているみたいで、ベータの松竹梅の滝に上がるのに半日もかからなかったと植松さんは言っていた。そんなこんなで松竹梅の滝に着いたのは14:00を過ぎていた。松竹梅の滝は、下部の岩が露呈していてお世辞にも綺麗ではない。暖冬の影響だろう、そして近日の急な冷え込みにより氷が発達しないで、急に氷結してしまった為だ。だが、それなりには楽しめそうな事に間違いはないであろう。時間も時間なので、撤収。懸垂を5回しベータ終了。
夕暮れ時、パッパッと撤収支度をし、またも薄暗闇の中、帰路を急ぐ。ゲートに着いたときは星空が綺麗に見える時間であった。
日向なら程よく数もあるが初級者だけでは辛いだろう。中級者のレベルUPには良いところだと思う。 【関】
行程:
1/8 山梨大学 6:30=韮崎市役所 7:00=9:00日向林道ゲート 9:20~10:20 B.C(錦滝) 11:20~11:45 岩間 13:20~F2 13:40~14:00 岩間F1 16:10~16:20 B.C
B.C 9:45~10:40 平田 氷の回廊 13:00~13:10 C.S滝 13:45~14:15 松竹梅の滝 14:35~1/9 15:20 C.S滝 15:35~15:35 氷の回廊 16:05~16:20 B.C 17:20~17:55 林道ゲート=武川の湯=韮崎市役所=山梨大学
山域:芦安(奥御勅使)
2005年1月15日
メンバー:高木 山下 伊藤 久留島 滝井 関
ルート:山梨大学=桃の木温泉先河原(駐車)~奥御勅使道路崩壊場所
~桃の木温泉先河原=山渓園=山梨大学=小瀬 クライミング場=山梨大学
阿弥陀バリエーションの予定だったが未明から降り出した雨は雪に変わり甲府も雪景色の中。急遽芦安のアイスクライミング偵察をすることに。
ROCK&SNOWによると芦安のゲレンデはアプローチ・ゼロ。最高じゃありませんか!!日向、八つとアプローチの長さがうんざりですが、アプローチ0なら長くアイスが出来ると言う事、最高ですね。と、言うことでいざ芦安。
桃の木温泉過ぎたところでダート道、その上には年末年始に降った雪が凍結し、さらに今日の降雪で超悪路。高木君、伊藤君の車は軽なので車を置いて歩くことに。この悪路、人間にとっても最悪です。アイスバーンになったところが滑る滑る。滑らないように新雪フカフカのところを行く、でも疲れる。少し行くと分岐になる。左が上荒井沢(トリコルネ・カモシカ・マシラがある方)で、まっすぐ進むと奥御勅使方。上荒井沢方の道は分岐すぐのところで崩壊していて、車ではいけない状態になっている。奥御勅使方も1時間くらい歩行したところで道が大きく崩壊していてこれ以上は無理。降雪量も半端ないし、積雪により氷結状態が判断できない、上荒井沢に入っても時間的に遊べないと言う判断で今日は素直に撤収。結論から言うと敗退です。まぁーみんな物足りなさそうだったので小瀬でクライミングをして終わり。
「アプローチ・ゼロの芦安」と言ううたい文句は短命で終わってしまったけど、雪が無ければ桃の木から40分位で行くだろう。それに芦安のゲレンデはバリエーション豊かなので、やっぱ芦安は良いね。街から近い日本最後の秘境だし…。 【関】
行程:
山梨大学 7:00=9:30 桃の木温泉先河原(駐車) 10:15~奥御勅使道路崩壊場所 12:10~13:10車 13:30=山渓園=山梨大学=小瀬 クライミング場=山梨大学
山域:白州・濁沢
2005年1月22日
メンバー:伊藤 藤原 石栗
ルート:山梨大学=9:50柳沢峠ドライブイン~六本木峠~横手山峠~黒川山~鶏冠山
~黒川山~横手山峠~六本木峠~柳沢峠ドライブイン=山梨大学
天候がよく、黒川山の見晴台からの見晴らしもよく、快適なスノーハイクができたと思う。山道にはトレースがあり、かなり踏みしめられていたので歩きやすかった。アイゼンも使用する必要がなかった。登山客も結構いて、思っていたよりも賑やかだった。黒川山と鶏冠山の間にちょっとした急登があるので、パーティーに山慣れしていないメンバーがいる場合はザイル(30m、8mm程度で十分)を装備に加えておくと、安全面では心強い。 【伊藤】
行程:9:50柳沢峠ドライブイン ~ 10:50六本木峠 ~ 11:50横手山峠 ~ 12:25黒川山
~12:45鶏冠山 ~ 13:20黒川山 ~ 14:33横手山峠 ~ 15:15六本木峠
~16:00柳沢峠ドライブイン
山域:白州・濁沢
2005年1月22日
メンバー:植松 安藤(白鳳会)
佐久間(無所属)
萱沼、橋本(山梨学院大学山岳部)
関 高木 向山 田中 長葭(山梨大学山岳部)
ルート:山梨大学=韮崎市役所=林道ゲート~夕暮れの滝~砂防ダム~林道ゲート
=韮崎市役所=山梨大学
今日は夕方から岳連の理事会と新年会があるため、近場で軽くアイスの計画。当初は芦安の計画であったが先週偵察してきたらだめだったので神宮川濁沢になった。
濁沢(濁川)はサントリーの工場が出来たときに神宮川と改称した。南アルプスの天然水、ウィスキーはここらの水を使っている事になる。「濁」沢ではねぇ~。
林道終点ゲートのところまで車で入ります。
濁沢は雨が降れば暴れる。だから濁沢と言われていて、崩壊により急に落ち込む地形で、その為に滝などが各ルンゼに点在する。また、高度も低くアプローチも簡単。夏でも楽しめる沢が多いとバリエーション天国である。そんな濁沢、ゲートから5分足らずで雄叫び滝(命名:白鳳会植松さん、初登:白鳳会植松さん、バン亀さん)があるルンゼの入口。雄叫び滝はバーティカルで面白そう。だが、氷結状態は良くなく上部はシャンデリア状態。
雄叫び滝のあるルンゼから更に5分くらい行くと、夕暮れの滝があるルンゼに。氷結状態は良好(アイスは出来るがリードは無理)であろう。と言うことで夕暮れの滝でアイスをすることに。トップロープを張るために左斜面より高巻きをして滝の上へ。支点を作るのに良い木が右側にある。まず右側に一本張る。こちらはバーティカルと言うほどでもなく、且つ全面氷結しているのでアイス初経験の一年生にもってこいだろう。苦戦しながらも一年生3人良い登りである。高木も要領を得てきてパワフル。ハッシーは日向に比べたら格段の上達。沼さんは、さらにセンスが上がったのではないだろうか。全員登っているうちに左側に、もう一本配置。こちらはミックスも出来ます。設置者の御褒美と言うか安全確認の為、安藤さんが登ります。トップロープとは言え結構辛そう。こちらはバーティカルです。植松さんミックス挑戦。かっこいい~!飛びながらアックスを打ち込んだり、とにかく凄いし、楽しそう。ミックスは流石に無理そうだけど、バーティカルだけでも十分面白そうなので、挑戦。氷柱でアイゼンが刺さらない。縦歯であるがデュアルポイントなのでなかなか刺さらない。レストしながら少しずつ行く。腕もパンプしてきた辛い、でも面白い。なんとか登りきる。アイスは最高に面白いと再認識。次に沼さん試み、ねばるも断念。佐久間さんもミックス挑戦。こちらもかっこ良く登りきる。佐久間さん曰く辛いところは時間を掛けるとパンプするので、とにかくスピード勝負とのこと。確かに、と思う。みんな2,3回登り、腹も減ったので昼食。昼食はいつものです。
昼食後は林道歩いて更に奥へ、大砂防の近くでボルダーを30分近く遊んで今日は終了。
濁沢はアプローチが容易かつ、バリエーションも豊かで、経験が浅い人でもトップロープをはれることが出来る。学生だけで行くのも十分だし、クライミングで支点を作って懸垂下降ができるレベルであれば、アイス初の人でも大丈夫であろう。 【関】
行程:山梨大学 6:00=韮崎市役所 6:30=7:45 林道ゲート 8:35~8:50夕暮れの滝 13:00
~13:30 砂防ダム 14:00~14:30 林道ゲート 14:45=15:30韮崎市役所
=山梨大学 15:55
山域:芦安(上荒井沢)
2005年1月29日
メンバー:植松(白鳳会)
佐久間(無所属)
萱沼、橋本(山梨学院大学山岳部)
関、高木、山下、伊藤、久留島(山梨大学山岳部)
ルート:山梨大学=韮崎市役所 =桃の木温泉~トリコルネ~かもしかルンゼ・マシラ
~桃の木温泉=韮崎市役所=山梨大学
今週は芦安。芦安と言えばトリコルネ。う~ん楽しみ!!
先々週の偵察で車が入れないことは明白だったので、この前と同じ場所に車を置き歩いて行く。上荒井沢に入ったら分岐直後の崩壊以外に沢をまたいでいるところは、道が流れている。大またで一歩か飛べば渡渉できるところを行く。あっと言う間と言った感じでトリコルネに着く。先行1パーティー2人がトリコルネを終え片付けをしている。朝飯前と言った感じであろうか。我々は人数も多いしアイス始めてや、久しぶりの人が居るのでカモシカへ、カモシカは下部が寝ているので初めての人には良い練習が出来る。ここで植松さん、山ちゃん、久留島さんを残し、マシラへ向かう。
マシラでは佐久間さん、自分がリードの練習と言うことに。まずは佐久間さんがバーティカルな氷壁を行きます。かなりきつそう。アイススクリューは5本しかなく、そんなに支点を作ることも出来ない。ビレーヤーとしても手に汗握ります。格闘約1時間、登りきる。お疲れ様です。これをトップロープにして他の人たちは登ります。自分はスクリューもらって横でリードの練習開始。こちらもバーティカルでかなり怖い。梨大バイルはあまり利かない1mおきにスクリューを打たないと怖くて仕方ない。そんなこんなでスクリューを使い切ってしまった。時間的にも一旦終了。上のスクリューを残してあとは、回収。いつもの様に昼飯食って再びカモシカへ午後は植松さん、山ちゃん、久留島さんが合流。植松さん跳ねる様に登る。久留島さんもバーティカルをなんとか一杯一杯で登る。山ちゃんは危なげなく登りきる。自分はリードの続きを…。伊藤君がリードをしたいと言うことなので伊藤君リードで行きます。途中まではトッププロープですし。テラスにあがりその状態でスクリュー打ちながら少しづつ行きます。大格闘の末、無事に終了。回収関で上がります。トップロープとは言え、見えないところでビレーしているので落ちたら相当フォールしそうなので落ちられない。上部は氷が無くアックスが使えねー。良く行った伊藤!と言う所が何箇所かあり、そこを回収していくと落ちたときの不安が倍増してくる。何とか回収。そろそろ撤収の時間なので佐久間さんも上がってきて回収、懸垂で終わり。
今回はマシラしか登れなかったがトリコルネも登りたい。また、カモシカなら初心者の練習にもってこいだしリードの練習にも良いだろう。街からも近いし、様々なレベルがあり、良いところだ。 【関】
日程:
山梨大学 6:30=韮崎市役所 7:00=桃の木温泉先河原(駐車) 9:00~9:45トリコルネ 9:50
~10:05 カモシカルンゼ前 10:10~10:15 マシラルンゼ入口 10:30~10:40 マシラルンゼ 12:40
~12:45 マシラルンゼ入口(昼食) 13:50~14:05 マシラルンゼ 16:20
~16:30 マシラルンゼ入口 16:45~17:20 車=韮崎市役所=山梨大学
山域:弥三郎岳
2005年1月29日
メンバー:藤原、石栗、市川、滝井、水谷、向山
今回の山行は久々に車を使わない山行。バスで昇仙峡までLet's go!のはずが…いきなりバスに乗り遅れる。次のバスまで約三時間。仕方がないので昇仙峡口までバスで行き、予定とは逆ルートで弥三郎岳を目指すことにした。登山道に雪はなく問題はないかのように思われたが、しばらく歩くと道が途切れ地図にはない車道にでた。その先に登山道のようなものは見当たらない。探し回ること15分。初めに車道に出た場所とは少し離れた所に登山道を発見!
これで一安心と思ったがまたもや問題発生。しばらく歩くと倒木が道を塞ぎ、その先も道か??という感じだった。再び道探し…。急登だが倒木を越えて先に進めそうだったので、草木をかきわけ登っていった。登りきると道らしきものがあったのでそのまま進んだ。歩いていくうちにまた道が途切れたが、方向は間違っていないようなのでさらに進む。気がつくと、雪が積もっていて一年生は雪合戦を開始。若いなーと思う。だんだん雪深くなり完全に道を見失う。どうやら迷いマークにはまってしまったようだ。地図ではこの先下りになっていたので、その通り下ってみたが、下りすぎでは?と思われたので休憩がてらどうするか考える。そこで向山君と市川君が下の様子を見に行ってくれた。急だが下れなくもないという話と目指す山は見えていたということから、そのまま進むことにした。転ばないように慎重に下ったが、リーダーコケる。後続の一年生も数名コケる。さらに下って行くとそこには待ち望んでいたものが…。み、道があるではないですかー!!今までのような道ではなく、人の足跡のついた本物の登山道だった。一同ほっと一安心。喜び勇んで登山道を目指す。しかし、その前に最後のトラップがぁ…。登山道まであと一歩というところで滝井君コケる。みな滑らないように注意するがリーダーまたコケる。本日二度目、しかもさっきよりハデに。笑いもとれたし(笑われただけの気もするが…)まぁよしとしよう。登山道を発見してからは順調だった。白山展望台で昼食。展望は良く、白山という名前の通り白い砂がいい感じだった。次の白砂山へは分岐から10分ほどで山頂に着いた。こちらも展望良好、向こう側にはロープウェイ乗り場も見えた。山頂でしばらく雪遊び。雪だるまを残して先を急ぐ。まず、ロープウェイ乗り場へ到着。 休憩をとった後、弥三郎岳へ。弥三郎岳はつるつるの花こう岩で、山頂付近はアイゼンが必要なほどではなかったが凍っていて滑り易くなっていた。今日の行程の中で最も注意が必要な箇所である。山頂はこれまた良い眺め。本日一番の展望だった。ここでもしばし雪遊び。一年生の雪合戦はまだ続く。やっぱり若いなーと思う。下りはロープを利用しながらゆっくり下る。ロープウェイ乗り場まで戻り、ロープウェイに乗って一気に下界まで下りた。バスまで時間があったので、途中お土産屋さんに立ち寄る。中で暖まらせてもらっていると、お店の人がお茶をごちそうしてくれた。とても優しいおばさま方だった。そして甲府駅に向かうバスに乗り込み、帰途についたのでした。
道に迷ったときはどうなることかと思ったが目的の山全てに登ることができてよかった。頼りないリーダーで一年生には申し訳なかったが、文句も言わずついてきてくれたみんなに感謝!自分以外一年生というのは初めてだったが、一年生がたくさん参加してくれて嬉しかった。いろいろあったが楽しい山行だった。 【藤原】
山域:芦安(上荒井沢)
2005年2月5日
メンバー:高木、山下、長葭、市川
ルート:山梨大学=桃の木温泉~トリコルネ~かもしかルンゼ・マシラ~桃の木温泉
=山梨大学
僕にとっては今回が初めてのアイスクライミング。期待と不安が入り混じりながらもアイスがある場所に向かう。それまでの道は凍っていたり雪が踏み固まっていたりですごく歩きにくかった。また、土砂崩れみたいに道が崩れているところがあったり、道を遮るように大きく地割れしているところもあった。自然災害は怖いものです。途中、トリコルネで休憩。初めて見る氷の壁にほのかに感動!数十メートル(?)もあるアイスウォールを他のパーティーの人が登っていくのを休憩しながら見学しました。
その後出発して間もなく、かもしかルンゼに到着。かもしかルンゼのアイスは途中まではあまり急ではなかったが、初心者(自分)もいることなのでとりあえずここの比較的緩やかな壁を登ってみることになった。まずは高木先輩がリードで登る。アイスのリードは初めてだということで多少緊張していたようでしたが、確実に着々と登っていきます。アイゼンが一回では刺さらず苦労していました。途中で6人くらいのパーティーが来て横を登り始めましたが、高木先輩は無事降りてきました。お疲れ様です。続いて長葭君が登ります。なんなく登っているように見えました。次に僕の番。恐る恐る登っていきますが、前に登った人がバイルで作った穴があり結構楽に登れてしまいます。これじゃいけないと思い新しい所にバイルを刺すが、適当に刺すと氷がばらばらと崩れてしまう。考えて打たないといけないと少し反省です。なんとか登り、最後に山下先輩が向かいます。あっという間に登りきり、さすがでした。と、ここですでに12時半を過ぎていたので昼食をとり、今度はマシラへ。
マシラの氷は先ほどとは違いほぼ垂直だった。ただ美しかった。がすでに4人のパーティーがいてやる場所がない感じです。すぐ下の所にあった斜面に一時避難しますが、このままここにいても仕方ないので戻ることに。結構大きな氷が落ちてきて怖かった。かもしかへ戻り、山下先輩がスクリューを打つ練習をするも、時間も迫ってきたのでここで今回は帰ることになった。帰りは40分程で桃の木温泉に到着。結局今回僕は一回しかできなかったが、初めてのアイスを楽しむことができた。まだこの怖さを知らないだけかもしれないけど…またアイスクライミングをやりたいと思った。 【市川】
行程:
9:35桃の木温泉-10:16~10:24トリコルネ-10:34~15:08かもしかルンゼ・マシラ-15:52桃の木温泉
山域:御坂山塊(三ツ峠)
2005年2月7日
メンバー:萱沼、橋本、石井(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫
ルート:山梨大学=山梨学院大学=三ツ峠登山口~ 大滝~三ツ峠登山口=山梨大学
週末、山に入れなかったので平日に山に入ることで一致。
三ツ峠でアイスが出来ることを沼さんが嗅ぎ付けており先週偵察済み。アプローチが容易で滝も寝ていてリードの練習に最適とか。 三ツ峠登山口より30分。登山道が沢筋から離れる手前数百m手前を沢に降りていく。三ツ峠でアイスって穴場感がありあまり人が入らないような感じであるが、大滝に向かって、トレースや赤テープ等の印もあり結構整備(人の手が入っている)されている感がある。
沼さんは遅れてくるらしく、石井君は初アイスらしいので簡単そうな斜面にトップロープを張りに行く。巻き道があるのでリードが不安な人でも出来るし。時間をかけずにセッティングできる。
一人、2~3本登って飽きたので左側の少し立っているところにロープを張ることに。ここは自分リードで行きます。バーティカルでもないので特に何も無くセッティング完了。降りてくれば沼さんも到着していた。ここも一人2~3本登る。後、昼飯食って大滝の上を探検に行く。滝の上は平坦に近いなだらかな場所で滝もなさそうなので引き返す。懸垂2本で下降。
時間がまだあるので、沼さんがリードの練習。自分も暇なので「大根おろし」(学院、沼さん、ハッシー命名)をリードすることに。見た目は立派。実際は・・・。大根おろしの名の通り、下は「おろし」が、かろうじて凍っているような感じ。大根は表面もろく中も成長途中と言った感じ。このバーティカルをがんばってリード。スクリューの利きが、「うーーーん」と言った感じ。何とか上まで行く、大根の上の先には氷が無い!大根の先で必死に耐えながらアックスが利きそうなところを探していると、氷が崩れた。自由落下、逆さズリ、止まらない、氷のナメにたたきつけられた、止まった。7~8mのグランドフォール。背骨、腰骨、尾?骨が折れたかと思った。どうにか大丈夫で、時間もなくなってきたので帰ることに。
三ツ峠でアイスということに意外性を感じていたが、三ツ峠でアイスと言えば四十八滝が有名である。裏三ツ峠は今年の雪の影響で50m大滝は下部の10数mしか楽しむことは出来ないが、下部の斜面で簡単に練習が出来るのが良いところであろう。また、5mの砂防でボルダーも出来るので楽しめると思う。 【関】
日程:
山梨大学 6:35=6:45 山梨学院大学 7:00=7:50 三ツ峠登山口 8:00~8:30 大滝 14:55
~15:45 三ツ峠登山口 15:50=17:00 山梨大学
山域:富士山(吉田・河口湖口)
2005年5月29日
メンバー:古屋さん、近藤さん(山梨アルパインクラブ)
萱沼 進(白鳳会)
橋本 誠(学院大山岳部)
関 秀倫、高木 直幸、伊藤 陽一郎(梨大山岳部)
ルート: 山梨大学=スバルライン・ゲート=5合目~7合目~8合目~5合目=山梨大学
記録: 雪訓自体、初歩として滑落停止、中としてスターカット、コンテなどをやっているが、それより上の技術を近年の梨大山岳部では有していない。雪山・冬山をもっと深くやりたいのでここら辺の技術不足の不安を岳連総会後の懇親会でアルパインの古屋(岳連技術委員長)さんと色々話していたら、ならばと、講習会を開いてくれることに。
甲府から見ると富士山の雪少なく猫の額ほど。雪訓は出来るのか!?
メンバーは講師の古屋さん、富士山好きの近藤さん(以後ノミ子さん)、おなじみ学院の2人と梨大。
雪なさそうで、とりあえず8合目より上か的に出発。富士山好きのノミ子さんはゴミを拾いながら行く。
最初は雲の中だったが6合目手前で雲の上に出る。頂上方を見上げると。う~ん、雪少ない・・・。ブル道ゆっくり行き7合手前で登山道。前方にスキー・ボードを担いでいる人たちが見える。これだけ雪が少ないと担ぐ甲斐もないんじゃないか?お釜はまだ滑れるのか?と他人の心配をしつつ、登山道横の沢筋見ながら雪訓出来そうなところを探す。で、八合目白雲荘横辺りから雪訓出来そうなので登山道をはなれ横トラバース。ノミ子さんはそのまま清掃登山で頂上へ。
雪上訓練・講習はアンザイレンの仕方、アンザイレン中の滑落者が出たときの対応(支点のつくりかた、引き上げ、etc)、雪上歩行に関する注意(コンテ、スターカットの使い方見極め、etc)などを教えてもらい。最後にロープ登高をやって、講習終了。ちょうどノミ子さんも下山してきたので一緒に下山。
富士山の下山は楽。富士山の良さはあっと言う間に下れること。そんな中でもノミ子さんはゴミを拾いながら下山で5合目に付けば袋2個分のゴミを拾う。頭がさがります。
今回の雪訓は確かな技術を持った人から活きた技術を教授してもらい有意義だった。今後もこれに満足せずに沢山の技術を吸収できればと思う。また、改めて富士山のゴミの多さに気づかされる山行であった。皆さん富士山に行ったらゴミ拾いしましょう。
行程:山梨大学 5:30=6:50 スバルライン・ゲート 7:20=8:00 5合目 8:15~9:30 7合目 9:50
~11:10 8合目 15:05~16:15 5合目 16:30=17:30 山梨大学
記:関 秀倫
山域:南ア・鳳凰(地蔵・ドンドコ沢)
2005年5月15日
メンバー:植松 一好、荒木 陽一、渡辺 真二郎(白鳳会)
関 秀倫(山梨大学山岳部・白鳳会)
韮崎市役所観光課 1人
韮崎警察署山岳救助隊 7人
山岳ガイド 1人
ルート: 自宅=韮崎市役所=韮崎警察署=青木鉱泉奥林道終点~南精進ヶ滝~鳳凰滝
~白糸滝~五色の滝~青木鉱泉奥林道終点~韮崎警察署=韮崎市役所(韮崎)
=自宅
GWに鳳凰で遭難が相次ぎ、遭難者から登山道崩壊との連絡をうけ、韮崎市が登山道調査することに、その調査に協力と言う形で白鳳会が出動。ならば韮崎警察署遭難救助隊が鍛錬のためにと。プラス山岳ガイド(鳳凰に詳しいおっちゃん)で登山道調査に行く事に。
韮崎警察署より警察車両で青木鉱泉奥林道まで入ります。普段は施錠されているところも当局の力で更に奥、林道終点まで行く。沢渡ると登山道にぶつかり、すぐに本格的な登りになる。地域課・課長と係長さんはすぐに出遅れ後は任すと言った感じ。
天気は曇りだが、雲が1700m前後にあり、その雲が降りてきて雲の中。時たま霧雨の中を行く。鳳凰ドンドコ沢コースは登山道脇の沢に滝が4つあり、壮観な景色を楽しめる。ただ登りが少し急なので、多くの登山者は下りに使うようである。
南精進ヶ滝、鳳凰滝の滝見道や登山道がわかりにくいところを植松さんが解説しながら進む。一箇所、鳳凰滝~白糸滝で山肌が崩れているところがあるが、道はあるので問題なし。崩壊情報は白糸滝~五色の滝なのだが、こちらは崩壊箇所無く、他の下山者に道に迷いそうなところを聞いても無いと言う。状況から考えて遭難者の単なるミスで登山道踏み外して尾根降りて迷ってしまったと言うことだと思われる。特に間違いやすいところでもないので、昨今の中高年者の登山レベル、技術的な事だけでなく周りに注意し視界を常に広く持つ事が出来ていないようである。我々もこの事には注意したいところであるが・・・。
こんな感じで調査は終わり。下山して河原で昼食をとり韮崎に戻る。
山域:八ヶ岳・阿弥陀岳(中央稜)
2005年3月5日~3月6日
メンバー:植松 一好さん、安藤 英一さん(白鳳会)
橋本 誠(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫、高木 直幸、久留島 加耶(山梨大学山岳部)
ルート:3/5 山梨大学=韮崎市役所=舟山十字路=二俣~2300m B.C
3/6 B.C~第一岩峰~第二岩峰~2750m~第一岩峰~B.C~舟山十字路
=ゆ~プル韮崎=山梨大学
先週2/26,27は日山協の冬山レスキューであった。学生はビーコンや弱層試験等、雪崩・遭難防止に関する技術(冬山初級)、植松さん、安藤さんは冬山救助シミュレーションを学んだ。お互いに復習と植松さんらが新たに仕入れた冬山技術を分けてもらおうと冬山講習を行うことに。場所は阿弥陀・中央稜で簡単な冬山バリエーションもついでにと言うことで。
3/5(土) 晴れのち曇り後吹雪
久しぶりの阿弥陀。県道484で既に積雪状態で林道はいればタイヤが空転。舟山十字路を目前にチェーン付け。この作業も今年に入って何回したことか、もう慣れた。12月の南稜の時は雪が無く肩透かしを食らったような状態であったが、今日は十字路からバッチシの積雪。
トレース跡はあるが踏み跡は無い。トレース上に20~30の積雪と言ったところか。その為、トレースを踏み外すと股下~腰下まで埋まる。また泊りと言うこともありザックが大きく時折、ザックの頭が枝に当たり木を揺らし、雪が降ってくる。こんな感じで進む。
二俣過ぎ、右俣方に行く。河原に出たところでトレース跡も新雪に埋もれ、歩行が大変になるので、ココでワカンを履く。高木君と久留島さんはワカンを履くのは初めてで履くのに苦戦。ワカンのつけ方は安藤さんに任せて、植松さんはラッセルの為先に行く。自分も後から追う。すぐに「関、ラッセルよろしく!」となり、先頭になる。甲斐駒・坊主尾根の事もありラッセルは今の自分にとって大きな課題の一つである。その為、ラッセルを頑張る。とにかく進む。
右俣から中央稜にあがる尾根の取り付までラッセルする。植松さん高木君は数十メートル後にいるのがわかるが、残りのメンバーが来ない。ただ待っているのも暇なので、先週のおさらいでハンドテストをする。それでもまだ来ないのでコンプレッションテストを行う為に雪を掘り出し、積雪断面を出す。まだ来ない。コンプレッションテストとシャベルテストをし、時間をつぶす。やっと後続が来る。
久留島さんは先週の冬山レスキューには行っていないので、ハンドテスト、コンプレッションテスト、シャベルテストや弱層の見分け方、雪崩のメカニズムについて簡単に説明する。
そうこうしているうちに体が冷えてきたので体を温めがてら先行ラッセルをしにいく。軽身だったので支尾根の中腹ぐらいで引き返す。下にもどれば、ちょうど休憩終わったところ。今日の幕営予定地は、この支尾根を上がって平坦になっているところなので、ラストスパートでラッセルする。尾根取り付きより3,40分で尾根上台地状の開けた場所に出る。
中央稜2300m付近に開けた台地あり、目の前に阿弥陀が見え眺望が良い。前から植松さん狙っていたところ。
テント設営後、講習開始。まずはスノーバー。スノーバーの使い方、スノーバーの使用方向、使用雪質の注意。土のう袋のアンカー、枝木集めてのアンカー等をお勉強。どれも使える技術で、土のう袋のアンカー、枝木集めてのアンカーはかなりのエポックメーキングです。
講習中、吹雪いてきたので少し早いが講習終了。安藤さんは下山。我々は少し早いが宴会開始。植松さんより熱く山の話、説教を聴き、明日の中央稜の話をし、夜は更けてく…。
3/6(日) 晴天
テントの外に出れば晴れ、気持ちのよい朝。目の前の阿弥陀も良く見える。良いねぇ~。
今日は学生主体で植松さんは口を出さない約束。でリーダーは我等が期待の部長、高木君。自分はルーファイ、ラッセル、ルート工作。ハッシーは荷担ぎ。久留島さんは?、姫?。で行く。
最初は荷担ぎラッセル。しばらくして高木君がラッセルしたいと言うので交代。傾斜も少しづつきつくなってくる、木々が無く開けたところで休憩。休憩中、体が冷えてきたので軽身になって先行ラッセル。雪サラサラでラッセルすると楽しい。楽しすぎてドンドン先に行ってしまう。あまり先に行ってしまうのもダメなので小休止を入れつつ進む。後には入笠山。更に後に中央アルプスが見える。
ラッセルしながら、この適度な斜度の尾根を行くと第一岩峰にぶつかる。第一岩峰は下部を右に巻く。岩峰下狭く、ワカンやザックを背負っていると歩きにくい。また、岩峰横は斜面きつく雪に足をとられ慎重になるところも。
岩峰巻ききり、急なルンゼを上がれば安全地帯。後続、ザック隊が予想以上に遅れるので、ここに荷を置き軽身で行く事に。
第二岩峰は左に巻き、尾根に上がればナイフエッジ。安全地帯まで行き、後続を待つ。ココからは権現が良く見え最高。久留島さんはナイフエッジ帯を四つん這いになりながらも必死に登ってくる。それを見、思うことは自分の一年目はバリエーションどころか冬山すら…。初冬山がバリエーションかぁ~頼もしい一年だ、今後に期待大だなと。
久留島さん安全地帯につけば、「私、高所恐怖症です。怖い~。」と。怖いと言いながらも登って来られるなんて立派立派。
ココでワカンはずして稜線を上がる。この稜線の南側は切れ落ち、北側は緩くは無いが、それなりの斜度で雪の吹き溜まりが深い。ちょうど稜線が風で適度に雪が飛ばされていて這い松が出ており登りやすい。
登山道(御小屋尾根)に出る間際のところで休憩。頂上まで、あともう少し(ほぼ頂上)のところで久留島さんが高所恐怖症の為、顔青く、もう無理そうなのでリーダー高木の判断で、ココで下山。
中央稜のバリエーション部、ほぼ終了点なのでOKでしょ。どうせ残りは登山道部分だけだし。また、すぐ来られるし。
中央稜は眺めよく高所恐怖症の人には下山の方が辛いと思うので、久留島さんは植松さんにアンザイレンしてもらいながら下山。第一岩峰と第二岩峰の間の安全地帯で大休止。
南稜から人の声がこだましているのが聞こえる。南稜にも人が入っているのが見える。のんびり休憩しながらそれを見てバリエーション最高だね~状態。静かな雪山で綺麗な景色を見て。またそれを体験できるのは限られた人で、下界の喧騒と無縁の世界。な気持ちに浸り、みんなノビノビ・ムードで下山。
今回の山行は技術的に得るものが多く、また、冬山バリエーション初の部員もいてよい経験になったと思う。課題としてはマダマダ体力の不足を感じるところと雪上歩行に関する技術(アイゼン、ピッケル、ワカン等)が不足、もしくは不十分と感じた。
行程: 3/5
山梨大学 5:00=5:30 韮崎市役所 5:40=7:30 舟山十字路 7:50=10:00 二俣 10:20
~13:00 2300m B.C
3/6
B.C 7:00~9:15 第一岩峰上 9:45~10:35 第二岩峰上 10:55~11:25 2750m 11:30
~12:00 第一岩峰上 12:30~13:10 B.C 14:00~15:45 舟山十字路 16:05
=17:20 ゆ~プル韮崎 18:40=山梨大学
記:関 秀倫
山域:北アルプス(乗鞍高原)
2004年2月26日、2月27日
参加者:近藤 孝久(からまつ山岳会
植松 一好さん、安藤 英一さん(白鳳会)、
萱沼 進、橋本 誠、望月 智博(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫、高木 直幸、伊藤 陽一、山下 耕司、内藤 暁、向山 洋平、滝井 宗一、
藤井 俊行、市川 友博、水谷 直貴(山梨大学山岳部)
日時:2/26(Sat)~2/27(Sun)
場所:岐阜・飛騨乗鞍高原 国立乗鞍青年の家
2/26と27日に日本山岳協会主催の山岳レスキュー講習会(積雪期)が開催され、山梨山岳連盟からは15名が参加した。
講習は2クラスに分かれており、クラス1が冬山遭難防止、クラス2が冬山救助シミュレーションとなっており、クラス1を梨大・学院大、クラス2を白鳳会の各参加者が受講した。
クラス1の冬山遭難防止では渡辺輝男(都岳連)さんが、簡単に冬山技術とリスク管理の説明をし、室内で雪質の見方から始まり、雪崩の起こる要因、アバランチ・トランシーバー(以後ビーコン)の説明、捜索方法を習い、野外講習に移る。まず斜面の雪を掘り降雪断面を観察し、弱層であろう場所を各自考察し、次にハンドテスト、コンプレッションテスト、スクラム・ジャンプテストを行い弱層の観察をする。この時雪面に対して鉛直方向に力を加えると弱層以上上の積雪面が剥がれ落ちるので、剥がれ落ちた雪の塊の下を観察するとザラ目雪状になっており、弱層とすぐわかる。
昼食後、プローブの使い方、埋没体験、ハンドテスト、ビーコンの性能・機能の比較をし、屋内に戻って雪崩事故者のビーコンによる捜索のビデオを見て。一日目の講習を終える。埋没体験では埋没者捜索も合わせて行われ、迅速な捜索のポイント、気温・天候の違いによる掘り出し時の注意点などを教えてもらう。特に掘り出した後に外気に触れさすことが危ないので外気に触れさせない。場合によっては雪を少しかけておく事によって外気から遮断する事などを学んだ。
二日目はビーコンによる捜索訓練。各自ビーコンの特性、捜索時の注意点を踏まえてグループで捜索活動シミュレーションをする。埋没者の捜索は15分が目安でそれ以後は死亡確率が高くなる。これに注意しながら各グループ内で協力して捜索訓練を数回にわたり行った。
学生はビーコンの装備も無く触れる機会が無かったので今回の講習は大変に有意義であった。ただこの様な技術は何度も訓練をしなければ自身の技術にならないので学んだ事に満足せずに、講習会や訓練に積極的参加することが大切であると感じた。
記:山梨大学山岳部 関 秀倫
山域:南アルプス(北岳)
2004年12月27日~12月29日
メンバー:犬塚(CL)、高木、関、勝木(OB)
ルート:27日(月) 山梨大学=夜叉神の森~吊尾根登山口~池山小屋~城峰~B.C
28日(火) B.C~ボーコン沢ノ頭~吊尾根分岐~北岳頂上~八本歯ノ頭~B.C
29日(水) B.C~池山小屋~吊尾根登山口~夜叉神の森=山梨大学
27日(月)
北岳。登るのは何度目そして何年ぶりだろうか。各自さまざまな思いを胸に秘め、意気揚々と夜叉神の森駐車場を出発した。

まだ日も昇らぬ時刻である。夜叉神トンネルを抜けるとわずかに日が射してきた。なんと言うことはない芦安の林道を長々歩く。周囲はすでに明るく稜線の雪は少ない。天気も良好。これなら無難に行けるだろう、安堵感が広がった。
その中で私は睡魔に襲われていた。出発前夜、コンビニエンスストアで同部員の久留島さんに話しかけられていたのである。初対面にも関わらずよく喋る後輩である。それがまたよく喋るものだから、こちらも合図地を打つ。するとまた話が続く。深夜のコンビニエンスストア、酒類コーナーの前で俺は何をしてるのだか、自分でもわからなくなっていた。圧倒的に話は長く、睡眠時間は不足していた。人の話を聞きすぎる性分もまた問題である。

鷲住山直下を流れる野呂川の吊り橋を渡るとすぐ、木の根が厄介な河岸を登り、また林道を歩く。途中路面の氷に足を滑らせ、うつ伏せに起きながら装備の重さを実感する。歩き沢橋手前の登山口まで歩くと良い時刻になっていた。ちょうど下山したばかりのパーティに積雪情報を尋ねると50cm程度とのこと。準備完了、登山開始。
義盛新道は最初から急登である。荒廃した道と聞いていたがそれは昔の話。今では確たる道である。植生は見慣れた南ア・北岳とおなじ……当たり前か。しかしかなりの急坂である。甲斐駒黒戸尾根の八丁登りに勝るとも劣るまい。きつく感じるのは寝不足のせいだけではなさそうだ。日頃の運動で筋力や心肺機能は健全である。しかし山には登っていない。持久走と登山では使用する筋肉が異なるようだ。久しく登っていない方々はご用心。以前は背後からあおっていたのになぁ、と先行く後輩たちを遠目に見つつ、とくに危険のない山道を一歩一歩登る。
道が白く平坦になったら池跡が現れ、池山小屋はその奥にあった。周辺の雪は少なくきれいな水の確保は期待できない。そんなことお構いなしにB.C候補地の城峰まで進む。どこか雪のある適当な場所がありますように。城峰と思われる地点にはなかなか着かず、無理願って1回休憩を入れる。城峰は実はそこから一越えした所であった。標識の類が見当たらないので読図とカンを頼りに判断する、間違いない。
樹林帯の中B.Cに適当な場所を探す。先に進んでもなさそうだ。結局10分ばかり戻った地点に幕営することにした。近頃の会誌BERICHT(ベリヒト)では装備の不具合が見受けられるが、そのような心配はまったく無用だった。さすがは部長を務めた犬塚である。いつもの鮭とばで夕食までの時間をつぶす。夕食はキムチ鍋、用意周到でできもよい。たくましく育ってほしい。後輩たちの成長ぶりに感動し、明日のアタックに備えてシェラフに入った。なんだか狭いなぁ。
28日(火)
昨晩のテント内は窮屈だったと、朝食を摂りながら皆で話す。朝食はマカロニスープとハム焼きである。実によくパスタ類はお湯を吸う。ハムの脂はよく燃える。
雪は少なかろう、勝手な予測をして6時過ぎに出発した。城峰を越えしばらく行くと登りがキツイ。寝不足も筋肉疲労も回復しているはずなのになぁ。だんだん歩きにくくなり冷や汗が出てきた。胸が苦しい。原因を探りながら登り、結論は一つ、胃もたれである。おそらく朝食のハムだろう。胃薬を取り出し服用するとじきに効果を現した。最近になってよく飲むこの薬、老化という現象を認めざるを得ない。

生きている不思議、死んでいく不思議を考えつつ登っていると、今度は足が重たい。よたよたの千鳥足状態である。体調にも地形にも異状ないので違和感に戸惑っていると、後ろから関が指摘した。
「アイゼンに石挟まってますよ。」

森林限界、そして砂払を過ぎると展望が一気に広がった。眼前に北岳バットレス、右手に甲斐駒、鳳凰、八ヶ岳。左手に間ノ、農鳥、その奥には塩見岳も垣間見える。晴天、快風、積雪は50cmもなく初冬か春先の山のようだ。穏やかで快適な山路が続きボーコン沢ノ頭に到る。ボーコン(亡魂)とはどういうことなのか、興味が尽きない。

当初危惧していた八本歯ノコル付近も難なく越え、左手に北岳山荘を望む無雪期なら岩礫だらけの斜面を登る。我思うに北岳の核心部である。西風を冷たく感じるとそこは吊尾根分岐、正面に中央アルプス、南方には間ノ岳と三峰岳がそびえ立つ。晴天なれども風強し。

むかし北岳の標高を3192mと憶えた。三角点の位置では幾度となく写真を撮り、そこを南側にある岩舞台から見下ろす(・・・・)のが好きだった。標高が改定されたのはこの年の10月。国土地理院によって約0.8m高いその頂上南端の岩盤が確認され、3193mになったのである。近い将来三角点が設置されるであろう場所にしっかりと触れ、さらに数10m北方へ進み、旧来の三角点の前で登頂とした。


頂上そして西側斜面に積雪はほとんど見られず、冷たい風がただ強いのみである。西空の雲が気になったが、眺望は実に良い。梨大山岳部お決まりの「ヨイショ」をした直後、後輩たちは下山すると言い出した。いったい何を味わい満喫したというのか。当初の目的は何だったのか。もっと長居したい私の声にならない意に反し、下山は開始された。次に来るときはあの岩に三角点や標識がずらり並んでいるだろう。標高や百名山のハンターではない私には残念で仕方ない。

復路は速く、雪に隠れた岩の隙間に足を落とすこともある。八本歯ノ頭にはあっという間に着いた。吊尾根の森林限界上の展望を楽しみながら砂払を過ぎB.Cを目指す。途中のハイマツ帯では真っ白な羽毛に覆われたライチョウ2羽と出会った。

日入り間近のB.Cに着くと造水作業が始まる。私以外は水をやたらと飲んでいた様子で、かつて私の身体から化石が産出された現象を思い出し心配になった。雪融け水を用いた夕食はいかにも山梨らしくほうとうである。丁寧にカボチャやサトイモまで入り、具沢山にしてよく煮えていた。飲酒はほどほどに就寝準備。昨晩の反省からザックなどはすべてテント外に出したのだが、それでもなんだか狭い。物事にはそれぞれの限度があるのだ。シェラフの中では雑念を抱え込む。吾二十五にして……。
29日(水)
朝食はフランスパンとスープに限った。昨日の反省あってチーズハンバーグは一かけのみを食べる。モリモリ食べる目の前の後輩たちがうらやましい。出発準備をしていると夜が明け、雲行き悪い下り坂。そのうちに雪が深々と降ってきたが、アイゼンを着けるまでもない。
雪に追われて復路を下る。池山小屋を通り過ぎ、樹林帯の中ぽっかりと池跡を見た。幻想的な光景だがのんびり眺める余裕はない。降雪は徐々に増えてくる。あの時も似たようなことがあったと、むかしの甲斐駒での出来事を思い出した。年末は荒れるという天気情報もお構いなしに、登ってくるパーティと幾度もすれ違う。
立ち止まるとそこは急傾斜の上である。周囲の岩は意外ともろく、往路の記憶を思い出せずに怖々降りる。私も後輩たちも自然破壊者である。今度は眼下で高木、犬塚が滞っている。のぞきこむと大して急な斜面ではない。ためらいもなく踏み出すとスリップ、直撃っ! 前者の犬塚の足元まで滑落し、周囲に動揺が広がった。仕舞いには部長から「車間とらなきゃ除名」と叱られ、いやはや面目ない。
先頭を行く高木は赤マークを見つけられずに立ち往生の連続である。眼が悪いのか経験が浅いのか、登る際に後ろを振り向く癖は大切である。それにしても今回の山行は大変暖かいようだ。氷点下であろう気温でもザック内の水が凍っていない。水の融点付近の温度は実によろしくない。山でも生命の世界でもそうだ。足元の氷雪は滑りやすくなり、さらに枯れ落ち葉がスリップを招く。前者が転ぶさまを見て足跡に気をつけるとまた転ぶ。時季が違えばただの下山道を皆幾度となく転倒しながら、いつしか雪一面の吊尾根登山口に到着していた。義盛とは誰だったのか、今でも謎のままである。
林道でも幾多のパーティとすれ違った。登山者の高齢化は季節を問わないらしい。鷲住山を一越えし、往路では気付かなかった危険箇所を過ぎれば芦安林道。ピストン山行での危険になりうる地点を往路で予測しておく重要性を再度認識する。林道を安心感と達成感に浸りながら一路夜叉神の森へ向けて歩く。

精神及び肉体に最後の試練を与えるごとく、夜叉神トンネルは口を開けていた。出口側は門扉によって閉ざされているため、行けば行くほど暗くなる。明かり一つない真直ぐな隋道を皆が皆出口目指して歩き行く。お互いの位置もわからない。一筋の光が見えそれが門扉の隙間から差し込んでいることがわかると、ついつい雑多に考えてしまう。施錠されていたら引返して夜叉神峠を越えるのか、なぜ人は山に登るのか、林道の長いトンネルを越えるとそこは……。
とても1kmとは思えぬ長さであり、誰も発狂しなかったのが不思議な程であった。門扉の冬季封鎖はまだ実施されておらず無事に開けることができた。真の安堵感が広がり駐車場に到着、夜叉神の森は既に雪の中である。雪を落としてもなお過積載の乗用車は甲府盆地へ向けて滑るように発進した。この後芦安の道路事情や居酒屋で見た新部長高木の度胸など色々あったのだが、それについては後日の話として、今回はこの辺で筆を置きたい。
【勝木】
行程:
27日(月)
夜叉神の森6:00~吊尾根登山口9:15-9:30~池山小屋12:53-13:05~城峰14:25-14:35~B.C 14:45
28日(火)
B.C 6:37~ボーコン沢ノ頭9:47-10:02~吊尾根分岐12:15~北岳頂上12:43-13:05~八本歯ノ頭14:05-14:20~B.C 16:15
29日(水)
B.C 6:54~池山小屋7:19-7:20~吊尾根登山口9:50-10:05~夜叉神の森14:00
山域:南アルプス(甲斐駒ケ岳)
2005年3月19日(土)~3月21日(月)
メンバー:植松 一好(白鳳会)
佐久間 慎一(無所属)
萱沼 進(山梨学院大山岳部)
関 秀倫
ルート:3/19 山梨大学= 韮崎= 篠沢橋~1,067mピーク~ツヅミの頭~偽ヤニクボ
~ヤニクボの頭~宮の頭~B.C
3/20 B.C~最低鞍部2,094m~八合目~甲斐駒ヶ岳山頂~八合目~最低鞍部~B.C
3/21 B.C~ニセヤニクボ~ツヅミの頭~篠沢橋=韮崎= 山梨大学
植松さんが前々から気に掛かっていた尾根で、暮れに甲斐駒に行ったときに、この尾根をやった人(裾野麗峰山の会、後藤さん。「一千万もらっても二度とこの尾根はやらん」の名言を作った人)に会って。挑戦することに。
2月の挑戦は散々だった。自分の弱い部分を知ることが出来た山行であった。宮ノ頭後の最低鞍部地点で「ここからが挑戦だ。」と思い、当時挑戦することが出来なかった悔しさ。その悔しさを胸に、長大で高低差のある尾根を下って行く度に悔しさが倍増していった。甲府にいても西に甲斐駒が、ピラミダルな山様に長大な黒戸尾根、そして憎き坊主尾根が見える。「悔しい、絶対に落としてやる。」と、思う日々が続いた。そして再び挑戦へ・・・。

一日目(3/19 晴天)
沼さん寝坊でチョイと遅れたが、目指すは坊主尾根末端。とにかく時間との勝負、準備も迅速に、準備中の各人から、今回は「絶対に落とす」と言う様なオーラーが出ているのが感じられる。
春が近いからか、取り付き部分の笹薮は先週よりも元気が増している感がある。笹薮途中から先頭を任される。視界、行く手を笹薮に邪魔されようがガンガン行きます。今回で3回目の坊主尾根、かって知ったる坊主尾根。それに我々の頭には笹薮ジャングルなんか目にはいらないくらい坊主尾根征服、甲斐駒頂上の事で頭がいっぱいなのである。
ツヅミの頭に9時過ぎに到着。前回よりも早く良いペース。ココからが急登なのでまだ気を緩めることが出来ない。ツヅミの頭~偽ヤニクボにブッシュが途切れ視界が利くところがある。ここからの甲斐駒がとにかく素晴らしい。深い谷底から摩利支天、ピラミダルな頂上までがダイナミックに現れ、天に届きそうな高さと天と地とを隔てるスカイラインが甲斐駒の存在感を倍増させているのだ。とにかく雄大且つ荘厳な山様が見え、まさにココぞ甲斐駒といった感じで、多分ココからしか、この眺めは得られないであろう的場所。是非とも甲斐駒好きには訪れてもらいたい場所だ。この時期で軽身なら下から3時間くらいで来られるだろう。先週入ったときは天候により眺望がきかなかったが今日は晴天。これを萱沼君に見せたかったのだ(勿論、高木君や伊藤君、山岳部員にも)。
ルート工作の甲斐ありブッシュに絡む事無く、雪に埋まる事無く偽ヤニクボに。二月のときはツヅミの頭~偽ヤニクボを6時間以上かかったが今回は2時間ちょっと。とりあえず「フー」だよね。偽ヤニクボからは鳳凰や早川尾根が良く見え、この時期雪が解けかかっていて雪が金色や銀色に光っていて鳳凰や早川尾根の山肌の雪面が綺麗である。ココまで来たからには絶対に宮の頭を抜けるとあらためて思う(幕営出来る場所が限定される尾根なので)。偽ヤニクボ~ヤニクボの頭は超急登。時折、腰まで埋まりながらも重荷でガンガンラッセル。超急登も終わりヤニクボの頭を少し下れば、またまた甲斐駒が顔を出す。ここも素晴らしい景色で、皆しばし言葉を失う。
ヤニクボの頭~宮の頭はナイフエッジ帯。慎重に且つ迅速に。途中5mの壁はFixを張って抜ける。その後は特に注意するところも無く、ラストスパートかけて、15時には宮の頭についた。幕営地は甲斐駒が見えるところ。時間があるので整地、風対策はしっかりと、でも、まだまだ時間はある。摩利支天に沈む太陽、夕日に輝く千丈をじっくりと眺めて。宴に突入、今日ココまで来た事に乾杯し明日のために豪勢な夕食を鱈腹たべて早めに就寝。
二日目(3/20 高曇り時々晴れ)
いよいよ勝負のときである。朝焼けに赤く染まる甲斐駒を前に、改めて「今日こそは絶対に落とす!」と気合を入れる。植松さん、佐久間さんは軽身で学生2人はザック背負って、かつ今日も自分は先頭を任される。
まだ薄暗い林の中を最低コルに向かって勢い良く降りて行く。ココまでは来た、ココからが未知だ。ブッシュに飛び込む、岩をまたぐ、倒木をくぐる、斜面がきつくなる。ルーファイしながらラッセルかつノコギリ作業。フー。とにかく行く。前週、前日、当日に地形図を確認して地形を頭に入れているつもりでも微妙なルーファイが続く。「うえまっさん、お願いしますぅ。」で隊の順番は植松さん(ルーファイ)、佐久間さん(ルート整備)、萱沼君(ザック)、関(ザック、シンガリ)で行く。これが効率良く、雪の中をズンズン高度をグングン稼ぐ。しかし八合目まではマダマダ。途中ブッシュ開けて甲斐駒・摩利支天のせり上がりが横に見えてきた。またも甲斐駒のデカさに声を失う。でもでも、マダマダ。高度が上がるにつれて雪の量が増え、斜面も急になる。よって、最後尾を歩く自分は雪が物凄く落こってくるのである。時たまミニ雪崩並みに雪をかぶりながらも前進あるのみ。
樹林が少なくなると斜面のきつさも際立ってきてココで落ちたら「お父さんお母さんごめんなさい」的ところをノーザイルで行く。自分最後なので落ちても気がついてもらえないなぁーと考えながら。絶対に落ちないよう自分の持っている技術をフルで、ピッケルワーク、アイゼンワークで慎重に抜ける。後に植松さん「途中からザイル出せばよかったと思ったが、落ちんラー、で上がっちまったー。」と。
ココを抜けきると稜線に出る。谷側(登り方)から見て左は深い谷右は斜面があるが雪庇?つーところを、これまた慎重に抜ける。八合目がみえる小台地で休息。摩利支天とほぼ同じ高さに、完全に核心は越えた。ノートレースのなだらかな雪面を八合目に向かって確実に軌跡をつけて行く。
11:30トレース、登山道のある八合目に着いた。誰も居ないが崩壊した鳥居の支柱だけが我々を出迎えてくれた。ここでみんなで握手。勿論手袋脱いで素手で、熱く、硬く、健闘を。時間はまだある、坊主尾根をやったと言う高揚感に包まれた勢いのまま頂上を目指すことに。ココでザックをデポし、食糧、水、ザイルだけもって頂上へ。頂上まではトレースばっちりで問題なく到着。
去年の5月に初めて甲斐駒の頂上に来たときは頂上から見えた山々に感動していたが、今日、360°視界も利き景色も良く、八つ、秩父、富士山、鳳凰、北岳、千丈、南ア、中ア、北アどれも綺麗であるが目に入らないくらいで、なんといっても主役は甲斐駒。この甲斐駒の長大且つ険しい尾根から上がってきた我々は自分たちがその山のテッペンに居ることに感動しているのだ。そんな感動の頂上に後ろ髪引かれつつ下山。下山途中我々のB.Cが見える。あんな下に、嫌になるくらい長い尾根の中に見える。
登りは、騙し騙し行ったところも、下り騙しながら行くわけには行か無そうで、下りが真の核心的に慎重に行く。一番急だったところは1ピッチ50m命一杯で懸垂。支点の木の皮のフリクションが高くてザイルが引けないのでスリングを残置して支点を作る。(自分のスリング使用。誰も行かないようなところに自分の来た証を残した事に優越感を感じた。)この懸垂終われば後はショッパイところも無く最低コルまでノンストップで、B.Cには16時過ぎに到着。互いの労をねぎらいテントの中で乾杯。みな今日と言う最高の日を成したことに高揚感、感動、興奮、絶頂・・・の思いである。そんな、こんなで豪勢な料理と今日の山の話、甲斐駒の話、山の話、我らチームの話・・・を酒の肴に宴は夜遅くまで続いたのであった。
三日目(3/21 晴天)
朝、テントの外は突風の音が凄い。幕営地はエアーポケット的に安定している。日が昇れば安定するだろうと予想。どうせ下山だけだしのんびり降りましょう。
重荷なので微妙箇所は念のため懸垂。それでも懸垂パパッと歩行足取り軽くのんびり休み休み坊主尾根からの眺望を楽しみながら下山。
15時には下に到着で無事、往路復路とも甲斐駒・坊主尾根を完全制覇。
駒城橋わたって振り返れば聳え立つ甲斐駒と坊主尾根。しばし自分たちが歩いたところを見ながら今山行を振り返る。20号を韮崎に戻る道中でも甲斐駒を見ながら甲斐駒の話である・・・。
長い長い挑戦。長かった分、甲斐駒への気持ちが膨らみ、植松さんの様に甲斐駒の虜になってしまった・・・。
この甲斐駒の魅力を味わうには、やはり仙水峠からや黒戸尾根からでは不十分であると思う。是非、このルートに岳人や甲斐駒好きが訪れてくれることを願う。
【関 秀倫】
行程:
05/3/19
山梨大学 3:45=4;10 韮崎4:20=5:00 篠沢橋 5:20~6:10 1,097mピーク 6:30~9:15 ツヅミの頭 9:35~12:00 偽ヤニクボ 12:30~12:50 ヤニクボの頭 13:00~15:00 宮の頭 15:05 ~15:10 B.C
05/3/20
B.C 6:00~6:15最低鞍部2,094m~11:30八合目11:40~12:40甲斐駒ヶ岳山頂12:45~13:30八合目13:40~15:40最低鞍部~16:10 B.C
05/3/21
B.C 8:20~10:00ニセヤニクボ10:20~11:30ツヅミの頭12:00~14:40篠沢橋15:00=15:40韮崎 17:30=18:10 山梨大学
山域:奥秩父(魔子の山)
2005年3月26日(土)
メンバー:植松 一好(白鳳会)
野村 真見、関 秀倫、高木 直幸、伊藤 陽一郎、山下 耕司、藤原 育恵、
藤井 俊行、市川 友博
ルート:山梨大学=TEL韮崎寮=植樹祭広場=瑞牆山荘~魔子の山山頂~展望台
~魔子の人穴~瑞牆山荘=TEL韮崎寮=ゆ~プル韮崎=山梨大学
春近い3月、梨大山岳部にも別れの季節が来た。今年は6人が卒業し、4人は就職。新たな生活に向けて引越しの整理の合間に時間を作ってもらって、お別れ山行をすることになった。卒業生の希望で軽い山ということで植松さんチョイスで「魔子の山」に行くことに。
前日、山岳部のお別れ飲み会ということもあり、朝ゆっくりの出発。TEL韮崎寮で植松さんと待ち合わせして。目指すは瑞牆山荘。途中寄り道をしながら瑞牆山の荒々しさを見物、記念撮影?雪合戦!
瑞牆山荘にて準備。軽いハイキングって言ってもこの時期ですからスパッツ、手袋は必至です。スパッツ・防寒が足りない人は装備に余裕のある人や植松さんから拝借してからLet’sGo
山は静かである。雪も程よく、たまに小さい落とし穴的に足がとられるくらいで、そのような道を30~40分行けば頂上。瑞牆山が綺麗である。山頂からの下りが曲者で滑りやすい。みんなでキャーキャー言いながら滑り降りる。頂上から少し歩けば展望台。ここからも瑞牆山が見え、金峰山も綺麗に望むことが出来る。ココでしばし景色を楽しみ、魔子爺伝説のある魔子の人穴に行く。
「全身が針金のような剛毛を生やし、鳥や獣を食べ、村里まで降りて来ては家畜を盗み、時には赤ん坊までさらっていったという魔子爺がいたと伝えられている。魔子の人穴は、奥から生臭い温かい異臭を帯びた風が吹いてくるといわれてます。」(魔子爺伝説)
嘘か本当かは定かではありませんが、多分、戦国時代に我らが武田様の金鉱跡ではないかと・・・。金が残っていないかと洞窟を探検。中は結構広く、奥には別の出口らしき光が、ちょっと狭いが藤原さんと藤井君が突破。何処に出たでしょう?異次元世界だったりして・・・。んな感じで遊んで腹も減ってきたので熱々の鍋焼きうどんを食べ腹を満たし体を温め山を降りる。北側の斜面は残雪多く時折股下まで埋まりながら進む。沢筋に降りれば春を感じさせるようにチョロチョロと音を立てながら水が流れていた。
瑞牆山荘でゆっくり休憩し山の話や思い出に浸る。後温泉行って。山行は終了。
山岳部がここまで賑やかで活気のある部活になったのは間違いなく二人(ビノ、ノム)や卒業生のおかげだと思います。ありがとうございました。これからは、それに負けることなく山をやります。
【関 秀倫】
行程:
山梨大学 8:30=9:10 TEL韮崎寮 9:15=10:25 植樹祭広場 10:35=10:50 瑞牆山荘 11:05~11:35 魔子の山山頂 11:40~11:50 展望台 12:05~12:10 魔子の人穴 12:25~14:10 瑞牆山荘14:50=15:35 TEL韮崎寮 15:40=15:50 ゆ~プル韮崎 17:00=山梨大学
山域:富士山(御殿場口)
2005年4月23日(土)
メンバー:植松 一好(白鳳会)
佐久間 慎一(無所属)
関 秀倫、伊藤 陽一郎
ルート:甲府=小瀬=御殿場口~標高 3200m~御殿場口=小瀬=甲府
先週に続いて今週も山スキー。先週は天気安定していたものの雪重く林間を滑る。だったので、思い切り滑れたわけではない。今回は富士山。お釜も含めて期待大です。
集合、3:30。伊藤君眠そう・・・。いや、調子悪そう。聞くと、あまり体調が良くないらしい。不安を抱きつつ、植松さんとの待ち合わせ場所、小瀬へ。
荷物載せ換え一路富士宮口へ。にしても寒い、朝霧高原で-6℃。富士はもっと寒いか!?風が無ければなんとかなるラー。富士山スカイライン入口で佐久間さんと合流。えッ、ゲート閉まっとる。仕方がないので御殿場口に。御殿場口は他の登山口、富士宮、河口湖、吉田、須走のなかで一番標高が低くく1420m。逆に富士宮口は一番標高が高く2400m、1000mも違うのだ。まぁ~時間も早いしゆっくり行きましょうって事で。しかし、1400って、なかなかの高地で駐車場からは伊豆、箱根、丹沢、相模湾、江ノ島、三浦半島、東京湾、房総半島がみえ横浜、東京の街も見えるのだ。
富士山の東側斜面は砂漠の様で、歩いても歩いても富士様が近づいてこない。体調悪く、伊藤君も遅れ気味。見通しよく不案は無いので適度に後方の伊藤君を気にしながら歩行を継続。とにかく歩いて歩いて、で。歩いて歩いて二つ塚。歩いて歩いて、やっと雪。さらに歩いて歩いて・・・。幾度と無く、今歩いてる雪面をスキーで滑りたくなったことか・・・。我慢我慢。
歩きながら休みながら良さそうなバーンをサーチ。良し!あそこだ的に道を逸れる。ここらで伊藤君ダウン。とりあえず見通しが利く富士山なので適当に来い。つー事で我々は先を行く事に。雪もだいぶクラストしてきて、スキーで滑る前に体ごと滑って行ってしまうんじゃないの?状態に。気をつけながらも北岳以上の標高、3200まで上がる。で、滑走準備。今日はここからドロップ。
最初カリカリでターンが怖い。遅れて登ってきた伊藤君の所まで滑って滑走準備をするよう指示。伊藤君準備、その間に佐久間さんがボードで降りてくる。やはり雪カリカリでなかなかターン出来ず、エッジを立てる音が響く。う~んボードは辛そうだ。
斜面広いので大きくターンすれば問題なし。で、適度に下っていけば雪質も良い状態に。バーンも広く、先週の遠見と違って遮る物も無い。そして軌跡一つ無く、とにかく気持ちが良い。各自、好きな様に雪面にシュープルを描く。下のほうは雪が少し重いが砂地との境界ギリギリまですべり3200~2200の約1000を、あッチュー間で滑走。
砂地もスキーで下れたらな。と思いながら登山口までの残りはスキーかついで砂漠を下る。
結局、頂上までは行かずお釜も滑れなかったが次こそは・・・。で、ある。でも、とにかく気持ちのいいすべりが出来て満足。
【関 秀倫】
行程:
自宅 3:30=3:50 小瀬 4:00=5:30 御殿場口 6:00~12:50 3200m 13:10~14:30 御殿場口 15:00=16:00 小瀬 16:10=16:30 自宅
山域:北ア・五竜(遠見尾根)
2005年4月16日(土)
メンバー:植松 一好、山本 道夫(白鳳会)
関 秀倫
ルート:甲府=韮崎=白馬五竜スキー場=ゴンドラ駅(上) ~地蔵の頭~小遠見山
~大沢谷~小遠見山~白馬五竜スキー場=韮崎=甲府
朝6時の集合。植松さん山行にしては遅い感がある。中央道、長野道かっ飛ばせば2時間ちょっとで白馬。卒業スキーで来た、白馬五竜スキー場。ゴンドラ一本(\860)登って、本来もう一本リフトだがココから歩行開始。
植松さん、山本さんはフリートレックにてシールスキンつけて歩行。自分は長板背負って、ゲレンデ内はワカン付けずに歩行。スキー場越え、地蔵の頭越えたところでワカン付けガンガン行きます。尾根には先客多く、ボーダーや山スキーヤーだろうか?尾根をガンガン行けば唐松岳、五竜岳が良く見え。五竜の雪形、武田菱(御陵→五竜)がクッキリと見える。さらに尾根行けば鹿島槍が目の前に。まだまだ雲の中だが良いねー。
小遠見山到着、小遠見山南面、大沢谷が良さそう。靴履き替え、板つけてドロップ・イン。上部の雪質は最高。初めての山スキー、バックパック背負って重心バランスのコントロールちょい難しいが軽快軽快。木々を縫うように滑って高度を落としていくと雪もだんだん重くスキーコントロールが利かなくなってきた。バックパックのせいで重心が後ろぎみで、板の後ろに体重が残ってしまい良くない。かと言って体重を前目にするとスピードコントロールが効かず良くない。難しい。そんな試行錯誤を急斜面上で繰り返しつつ騙し騙し行くが、遂に転倒。前のめりになりながらゴロンゴロンと漫画のように落ちていく。顔面強打しながらも木に引っかかり、フー。このままルンゼ落こってたらやばかったな的に思いながら、ちょうど滑り終了で、靴履き替え登り返し。あっと言う間の滑走も長い長い登り返し。登り返し。で気がつけば後ろの鹿島槍は雲から出て素晴らしい山様を表している状態。景色を見とれながら一時休止で、まだまだ登り返し。登り返し。
小遠見山につけば改めて絶景。ココからは下まで滑りだけ。途中、腐った雪に気を使いながらガンガン降りる。ゲレンデ出れば雪最高で気持ちよい。調子コイテ上級者チャンピオンコースへ。コブだらけで。地獄。最後の最後で転びながら、モモつりそうになりながら駐車場にたどり着く。最後は滑るより登る方が楽だと思ったほどにヘロヘロでした。
山スキー奥が深い。面白い。もっとガンガン攻めて技術を上げなくてはと思った山行だった。
【関 秀倫】
日程:
自宅 5:30=5:50 韮崎市役所 6:10=8:30 白馬五竜スキー場 9:05=9:10 ゴンドラ駅(上) 9:30~10:00 地蔵の頭 10:10~11:30 小遠見山 11:45~12:00 大沢谷 12:15~13:55 小遠見山 14:10~15:00 白馬五竜スキー場15:20=17:30 韮崎市役所 17:40=17:50 ゆ~プル韮崎 19:00=19:10韮崎市役所 19:10=19:40 自宅
山域:八ヶ岳
2005年4月3日(日)
メンバー:植松 一好(白鳳会)
関 秀倫、高木 直幸、伊藤 陽一郎
ルート:甲府=韮崎=美濃戸口~美濃戸~赤岳鉱泉~ジョウゴ沢~赤岳鉱泉~美濃戸
~美濃戸口=韮崎=甲府
当日、天候荒れるとの天気予測が出ており、雨降ったら即撤収の覚悟で山へ。よって植松さんのんびりムード。
美濃戸口からのんびり林道歩いて時折道草。赤岳山荘で人工アイス眺め。のんびり赤岳鉱泉。雲の切れ間からは青空も見えるが八ヶ岳主脈は雲の中。赤岳鉱泉テン場にいる人たちも「雨降る前に帰るか」の話し声。まだ、朝だし、とりあえずジョウゴ沢に。
F1巻いてF2。F2リードでとりあえず突っ込むがルートをミスる。三ツ峠でグランフォしたこともありスクリュー念入りに入れる。上荒井沢カモシカルンゼの時よりはスクリューの間隔を広く取れるようになったがまだまだ。植松さん的に言えばスクリュー2本、せいぜい時間掛けても15分との事。まだまだです。
F2抜けると広河原でのんびり歩行、大同心、小同心が見えるところで休憩。伊藤君夕方よりバイトなのでそれに間に合うようにしながらも行けるところまで行こうと言う事に。広河原さきよりゴルジュ帯。ゴルジュ一杯に氷結。「スゲー」の一言。ゴルジュ奥の滝も見事に氷結で正に氷の回廊状態。氷の回廊抜けると、その先に柳が凍ったような滝が。柳氷滝とでも言いましょうか。自然の造形美に一同衝撃が走った。
この景色を嘆賞し、引き返すことに。硫黄の頂上まで後もう少しではあるが今日上がっても景色も望めないだろうし。ジョウゴ沢ならいつでもこれると言う事で。
F2懸垂して赤岳鉱泉で武装解除。赤岳鉱泉でれば雨がパラパラと濡れぬ様それなりに急ぎ足で長い下山道を車に向かって急いだ。着いてみればそれなりに時間の余裕も。硫黄の頂上も踏めたかもね的な話をしつつ帰路に就く。
【関 秀倫】
行程:
山梨大学 4:00=4:30 韮崎市役所 4:35=5:35 美濃戸口 5:50~6:50 美濃戸 7:00
~9:00 赤岳鉱泉 9:20~9:30 ジョウゴ沢 12:50~13:00 赤岳鉱泉 13:10
~15:10 美濃戸口15:20=16:15 韮崎市役所 16:20=16:50 山梨大学
少し早めの紅葉狩り気分で秋の大菩薩峠へ行くことに。
朝、甲府駅に集合し電車で塩山駅まで移動し、塩山駅からバスを使用して大菩薩峠登山口バス停に到着した。
バス停からのスタートをきって間もなくは、大型トラックの往来する舗装路をひたすらに歩いた。上り坂なのでトラックがアクセルをふかすたびに我々の隊列の方へディーゼルの煙を幾度となく浴びせてきた。リーダー山下様は多量のディーゼル煙を全身にモロに浴びて奇声をあげて喜んでいた。どうにかこうにかトラックをやり過ごし登山道入り口までたどり着いたようだが、遭えなく通過してしまった。登山道入り口はこの先だと信じ続けた我々一行はただひたすらに舗装路を歩き、歩き、歩き続けて・・・まだまだ歩いた。気がつけばマイカーやリッチにタクシーに乗り道路を横切る中高年の方々の視線を集めていた。車は軽く50台以上は横を通過しただろう。そんなこんなで舗装路を二時間近く歩き続け念願のロッジ長兵衛に到着した。が、しかしそこはもはや中高年たちの巣と化していて、大型駐車場完備(しかも警備員付きだよ)で、バスで乗り付けてきたツアーっぽい人もいたりしてかなり観光地化されていた。それに、普通に登山を目的としてないカップルもいたりしてなんだかムカっ腹が立った(笑)そんで二時間分の疲れがどっと出た。でもやっぱり山は下から歩いてナンボでしょ!ってね☆
ロッジを出発するも、登山道の脇にはなんと舗装された道があってさらに驚くことに上の福ちゃん荘までタクシーで行く人もいた。とりあえず福ちゃん荘まで大菩薩峠に行くひとがめちゃんこいたが、福ちゃん荘の分岐から大菩薩嶺へ向かう登山道にはほとんど人がいなくなりなんかやっと登山っぽくなった。所々紅葉した木があり燃えるような赤や鮮やかな黄色に染まった葉を立ち止まって眺めたり写真に収めた。こんなことをしているうちにまたまた二時間近くたち雷岩に到着した。
とりあえずここは寒かった。なんか風の通り道みたく吹きさらしだった。しかしおなかのすいた我々はここで昼食をとることになり、寒さに耐えながらがんばってご飯を食べた。しかしいざ出発という時、我々は驚愕の事実を知った。ちょっと歩いたら近くに樹林帯あってしかも広場あってみんなそこでご飯食べてるじゃん!ちょっと悔しいけど過ぎた事はもう仕方ないことなのでもう目指すは大菩薩嶺だけである。しかしこれまた拍子抜けで十分ぐらいで到着してしまった。しかもそこも樹林帯でご飯を食べてる人が大勢いた。脱力系な我々はとりあえず登頂記念の集合写真を撮影し頂上を去った。
下りはとにかく早かった。途中、ものすごく酒臭いおじさん達の一団とワイワイと下るハプニングもあったが早かった。ただ上りと違ったことは、ロッジ長兵衛からは舗装道ではなくて登山道を下ったことである。ここの登山道は展望台など見晴らしの良いところが多々あり少々立ち止まって写真を撮ったり景色を眺めたりしながらの楽しい下りとなった。そしてついにバス停に到着!今回の山行は無事終了したのでした。そして久留島さんが茶屋の誘惑に負けてヨモギ餅っぽいのを食べていたのでした。
さてさて今回の山行の反省としてあげられるのが登山道入り口などの入念なチェックを怠ったということと、昼食を取るタイミング&場所の選択についてである。このようなことは事前に調べるなり途中地図を見れば解決できるので、頻繁に地図を確認し気をつけていきたいと感じた。
メンバー 山下・藤原・久留島・滝井・向山
バス停出発:7:55
休 憩:ロッジ長兵衛10:20-40
昼 食:雷岩12:07-40
休 憩:大菩薩12:50-57
休 憩:ロッジ長兵衛13:56-14:30
バス停到着:16:17