2005年12月04日 更新!

04/08/18~25 - 夏合宿 北アルプス北部(後立山連峰)縦走

山域:北ア(後立山連峰)
2004年8月18日~25日
メンバー:原(彩) 小山 関 内藤 伊藤 藤原 水谷 市川
ルート:8/18 甲府=松本=信濃大町=扇沢~ケルン~種池山荘
     8/19 種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘
     8/20 冷池山荘~布引山頂~冷池山荘
     8/21 冷池山荘~布引山~鹿島槍ヶ岳南峰~北峰~キレット小屋~北尾根の頭
         ~五竜岳頂上~五竜山荘
     8/22 五竜山荘~唐松岳頂上山荘
     8/23 松岳頂上山荘~唐松岳頂上~不帰一峰~天狗の頭~天狗山荘
         ~杓子岳山頂~村営頂上宿舎
     8/24 村営頂上宿舎~白馬山荘~白馬頂上~鉱山道~白馬岳蓮華温泉ロッジ
         =平岩=糸魚川
     8/25 糸魚川=親不知~日本海~親不知=糸魚川駅=松本=甲府

8月18日
 合宿の始まりは曇り。不安は募りながらも天気がよくなるのを祈りつつ電車に揺られていた。が、気持ちよい眠りから起きるといきなり事件が起こった。岡谷駅で乗り継がないといけないのに寝過ごしてしまった。乗り継がなければいけないことをメンバー皆が知っていなかったのが痛かった。
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 この遅れを取り戻すべく信濃大町から扇沢へはタクシーで行った。準備を素早く済ませていよいよ登山開始!さすがに合宿のザックは重い。背負うのにも一苦労だった。雨はほとんど上がっていたが湿気が多くて蒸し暑く、少し歩いただけで汗が吹き出てくる。湿気は嫌だ。途中ケルンの辺りから種池山荘が見え始めた。コース上では2時間半だが、はるか遠くにあるように見える。
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 歩いても歩いても近づいていないように見えるので小屋は見ないようにした。野いちごも食べながら進んで行くと、ようやく小屋が目の前に!そこからも思ったより長い道のりだったがなんとか無事小屋到着。この日はおいしいクリームシチューを食べて早々と就寝した。

8月19日
 天気は晴れ。とは言っても午後から台風が来るとかなんとかで、とりあえず冷池山荘まで行ってみようということで出発!爺ヶ岳からは黒部やら剱やらを遠くの方に見ることができた。山の斜面の光と影のコントラストもきれいだった。
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 2時間程で冷池山荘到着。重役会議の結果、台風接近による天気の崩れの心配と、ここから先危険マークがあるということで、今日は冷池山荘で一泊することとなった。テン場に移動するも、小屋から距離があって大変だった。テントを張り浸水対策として水路を掘ったりしたが、それでも時間はまだいつも起きる時間…話をしたり早めの昼食をとったりして、合宿中とは思えない程まったりした時を過ごした。
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 それにしても天気は良く、昼頃になるとやっぱり夏だなぁと思わせられた。そんな中、関先輩は太陽の下暑そうにしながらも眠っていた。さすがです。今思えば山で天気が良かったと思えるのはこの時くらいだったような…とは言ったものの、寝る頃には風がかなり強くなっていた。伊藤先輩が怖い話を始めたが、正直かなり怖かった。テントが風で大きく揺れるだけで驚いた。しばらくすると雨も降り出して、通風口から水が入ってきて冷たかった。23時頃にはテント内に靴を避難させたが、この時にはテントが壊れるかと思うほど風が強くなっていた。これは大丈夫なのかと思いながらも僕は眠っていた。

8月20日
 明け方になっても雨風強くしばらく様子を見ることとなった。あいかわらず風は強かったが雨が多少おさまったところで出発することに。と、ここで台風の被害が続々と出てくる。藤原先輩のザックが浸水の被害にあい、フライを石で固定するための紐が何本か切れてしまっていた。さらにポールも曲がっていた。台風は恐ろしいものだと思い知らされた。昨日同じテン場に一人用のテントを張った人は飛ばされていないかと心配したが、風の影響を受けていないかのように、びくともしていない感じだった。
 布引山への上り坂は風が強く、飛ばされそうになるのを踏ん張りながら登る。さらに途中から雨もひどくなってきたので、レインコートを着て頂上を目指す。途中降りてきたインストラクターみたいな人に、頂上から先はこの風だと危険だから引き返したほうがいいかもしれないと言われたが、実際頂上まで行ってみることに。頂上に着いたら風の吹いていない尾根の東側で、このまま進むか引き返すかを決めることに。昨日の停滞の遅れを取り戻すために先を急ぎたいのもあるが、この先両扇でさらに風が強くなるかもしれないし、地図には鎖・ハシゴの連続とかかれているのでここは引き返すことにした。冷池山荘まで戻ると早速テントを張り、天気が若干良くなったところで皆シュラフやらレインやらを乾かしていた。若干材料が少なくなった麻婆なすを食べて、翌日の長行程のため体を休めた。

8月21日
 昨日の朝とはうって変わって天気は良いらしく星がきれいだった。こんなに真っ暗な中で行動するのは初めてだったので、初めのうちはヘッドランプの明かりだけで歩くのは頼りない感じがした。
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 日の出を布引山の頂上で迎えたかったが、出発の遅れ等で間に合わず途中で迎えてしまった。残念。さらに歩くこと1時間ほどで日本百名山の鹿島槍ヶ岳に到着。皆で集合写真を撮るも生憎の天気で背景は真っ白。これは悲しかった。
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 一枚でも背景の入った集合写真が撮れるように願いながら、まずはキレット小屋を目指す。と、ここで新たな仲間の登場!唐澤さんだ!道の途中に落ちていたのを水谷君(?) が見つけたらしい。唐澤さんはいろんな人のザックにくっつきながら一緒に日本海を目指すことになった。
 キレット小屋で各自昼食を食べ五竜向けて出発。キレット小屋の手前辺りから坂がかなり急になっていて、危険なところがたくさんあった。これは昨日の雨風のなか来なくて正解だったかもしれない。
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 急な岩場を降りているとき落石が起こった。10cm以上はあるだろう石が岩にぶつかりながらすごい速さで関さんの方へ落ちていった。危ない!と関さんはうまく避けていたが、さらに下にいた藤原先輩の頭のすぐ横を通った。落石は本当に恐ろしいものだとあらためて感じた。この後も急な岩場の連続だった。
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 ひたすら岩を登ったり下ったりして、キレット小屋から5時間弱でようやく五竜岳に着いた。2・30人の団体がいて、頂上付近は人で溢れていた。ガスがかかっていて、ここでの集合写真も寂しかった。
 五竜山荘についたのは16:20。冷池山荘を出発してから12時間もたっていた。さすがに疲れた。疲れきっていた。雨のため寒かったが、疲労の助けもあってぐっすり眠ることができた。

8月22日
 天候は曇り。雨は降っていないものの景色はあまり見ることができない。ハイマツの中を進み、鎖があるようなところではすれ違う人が多く、止まって待っている時間も長かった。藤原先輩がアキレス腱が痛いということで、今日は大事をとって唐松岳頂上山荘で休むことに。
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 山荘に着くと一人500円で小屋内で休憩できるということだったので、お金は痛いが休憩することにした。昼食をとったりトランプをしたり…十分な休息をとることができた。
 テントに戻ると伊藤先輩たちが藤原先輩の靴を少しでも痛みを感じないように改良(?)してあげた。歩きやすくなったようでよかった。この日は翌日のためしっかりやすむことができた。

8月23日
 この日は朝から雨だった。各自朝食を済ませ、いざ不帰瞼へ向かうことに。雨が降っていて大丈夫かなと思っていたが、不帰の辺では雨が上がっていたのは幸いだった。さすがに不帰だけあってその道は険しく、ずっと危険な岩場の連続だった。
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 渋滞することもあるということだが、ほとんど人と会うことはなかった。急な岩場が何メートルも続くこともあったが、多少滑りながらも何とか無事不帰瞼をぬけることができた。
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 後は天狗の大下りという場所があったけど、上りなので比較的楽だった。ただ岩が雨に濡れていて滑りそうになった。
 雨の中ひたすら歩き、村営頂上宿舎に着いたのは出発から10時間後。食堂のストーブでびしょ濡れになった服を少しでも乾かしてテントを張ることに。が、5人用テントのポールがない…どこかに忘れたか落としてしまったようだ。確認をしっかりしていなかったのは反省しなければいけない。ということで4人はもうひとつのテント、あとの4人は小屋で素泊まりということにした。ただポールがないとなると今後影響が出るので話し合い。それぞれ考えがあるので、どうするかは翌日朝結論を出すことに。4人じゃ小さいと思っていたテントも結構快適に寝ることができた。素泊まりは寒かったようだった。

8月24日
 朝、これからどうするか決める。皆海まで行きたいということで、当初の計画とは違う朝日小屋からぬけるルートになるかもしれないがこのまま進むことに決まった。ただそれでも天候は味方してくれない。白馬岳山荘を越えた辺りから風がありえなく強くなり、吹き飛ばされそうだった。左から吹いていると思って歩いていると突然右から吹きつけられ、バランスを保つのに精一杯だった。また視界も最悪で、眺めがいいという白馬の景色も全く望むことができなかった。
 頂上から1時間くらい進んだところで、足の痛みでこれ以上ペースがでずこのペースだとこのまま進むのは難しいし、天気も良くなりそうにないということで、蓮華温泉の方へ降りることにした。蓮華温泉への鉱山道は道が細いところが多く、またその先の樹林帯はずっと同じような景色で、さらに雨も降ったりやんだりで気力がやばかった…僕にとっては合宿の中でここが一番きつかったかもしれない。
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 それでもなんとか蓮華温泉までやってきた。期待はずれの温泉で、ここで入るのは断念…早く体を洗いたい。バスで平岩まで行きようやく温泉にはいることができた。平岩はほんとに山奥の村って感じだった。でも温泉に入ることができたので満足!
 その後電車で糸魚川へ。下界での久しぶりの飯を楽しみに駅前通を歩くも、店はほとんど閉店してしまっている。まだ9時前だというのに、夜に客は来ないのだろうか…まぁそんなこんなで地元の居酒屋へ入った。海がすぐ近くというだけあって魚料理が多かったが、どれもほんとにおいしかった!魚をこんなにおいしく感じたのは初めてだった。居酒屋初体験だったが、第一印象は最高!穴子最高!!
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 駅の待合室みたいなところで少し寝ていたが起こされて外に出てみると、関先輩が駅から出たすぐのところで銀マットを敷いて寝ていた。やっぱりすごい。その後はガストで夜を明かした。

8月25日
 この日の目的は当初の計画通り親不知の海に行くこと。ということで電車で親不知へ。とことんついていないようで下界におりても雨だったが海が見えるとさすがにテンションが上がった。みんなそれぞれ波と戯れていた。しばらくしたら場所を移動し、ヒスイを見て、昼食を食べたりしていると、いつの間にか雨はやんでいる。こうなったら海に行くしかない!
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▲海でハシャグ乙女
 原先輩、内藤先輩、伊藤先輩、関先輩はすぐ海にはいった。
 最初は戸惑っていたが、最後には8人全員で海へダイブした。
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 今までの疲れも吹き飛ぶほど楽しかった。ほんとに海に入れてよかった!太陽も久しぶりに顔を出し、砂浜から上がったところで日向ぼっこ。っていうか服を乾かす。アスファルトに寝転んで太陽の日差しをいっぱいに浴びた。このときばかりは道行く人はお構いなし(?)だった。
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 このままもっとここにいたいという思いもあったけど、甲府に戻るときがやってきた。電車を乗り継いで無事帰ってきた。


初めの計画通りにはいかなかったけど、この合宿でたくさんのことを体験できた。反省すべきこともたくさんあるけど、それはこれからの山行に生かしていきたい。天候がずっと悪かったのは残念だった。それでもなにより、思っていたよりずっと楽しむことができたのが嬉しかった。海にぬける山行、また行ってみたいと思った。
【市川】

行程:
18日
甲府駅7:51~松本~信濃大町~扇沢12:50―14:08ケルン―16:58種池山荘

19日
5:25種池山荘―6:25爺ヶ岳中峰―7:30冷池山荘

20日
8:47冷池山荘―10:00布引山頂―11:14冷池山荘

21日
4:22冷池山荘―布引山―6:10鹿島槍ヶ岳南峰6:25―7:12北峰―9:10キレット小屋9:50―12:07北尾根の頭―14:44五竜岳頂上―16:20五竜山荘

22日
5:10五竜山荘―8:10唐松岳頂上山荘

23日
5:00唐松岳頂上山荘―5:15唐松岳頂上―7:35不帰一峰―9:55天狗の頭―10:30天狗山荘11:35―13:35杓子岳山頂―15:10村営頂上宿舎

24日
6:35村営頂上宿舎―6:55白馬山荘―7:18白馬頂上―鉱山道―14:35白馬岳蓮華温泉ロッジ~17:05平岩19:01~糸魚川駅

25日
糸魚川駅~親不知―日本海―親不知~糸魚川駅~松本~甲府

:: 2005年12月04日 21:50
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