山域:北ア(黒部・剱)
2004年9月20日~9月25日
メンバー:関(CL) 高木(SL) 長葭 久留島 水谷
ルート:9/20 甲府=松本=信濃大町=扇沢駅~黒部ダム=黒部平=大観峰=室堂
~雷鳥沢キャンプ場
9/21 雷鳥沢キャンプ場~剱御前小舎~剱沢キャンプ場~剱山荘~前剱
~剱岳山頂~前剱~剱山荘~剱沢キャンプ場
9/22 剱沢キャンプ場~真砂沢ロッジ~二股吊橋~仙人峠~池ノ平小屋
9/23 池ノ平小屋~仙人池ヒュッテ~仙人温泉~阿曽原温泉小屋
9/24 阿曽原温泉小屋~仙人ダム~S字峡~十字峡~黒部ダム~ロッジくろよん
9/25 ロッジくろよん~黒部ダム=扇沢=信濃大町=松本=小淵沢=甲府
9月20日(月)
初日、みんなのザックは凄かった。ザックの限界は遥かに超えていた。ザックの横にフランスパンが…。
黒部第四ダム、通称くろよん。今日は快晴、休日なので観光客も大勢居たが、私達も大きなザックで元気良く観光したりアイスを食べたり。

ケーブルカーに乗る前に荷物の計量をしたら、男は25kg越え、女でも20kgを越えていた。長いロープウェイが終わると室堂では曇っていて寒かった。夕飯はシチュー、早々に食べて寝た。
9月21日(火)
曇っていて星は見れなかったが雨は降っていなかった。夜明けの光で薄っすら明るくなった頃にテン場を出発した。急登でもないのにとっても辛い、ザックの重さが身にしみた。
今日は風が強い、剱御前小舎につく頃には強風で足元がふらついた。剱沢への道を間違えたが関さんの野生の勘ですぐに修正、少し歩くとすぐに剱沢小屋が見えた。しかし、剱岳はガスで見えない。テン場につくとテントを建て、サブザックを持って剱岳に出発した。その頃には奇跡的にも剱岳は晴れていた。
近づくと一服剱、前剱が剱岳の前にそびえ最初は剱岳が見えなかった。上り下りを繰り返し剱岳の麓にたどり着くと、目の前には険しい岩場の道があった。
崖の上の縁のような道をゆくと“カニの縦這い” があった。槍ヶ岳の5倍は怖い。人工物の金具以外にほとんど足場のない岩を登り、ついに頂上に着いた。
晴れてて絶景である。鹿島槍もはっきり見える、その他360°山山々、海も見えた。先客のおじさんに絶景をバックに集合写真を撮ってもらう。みんなおおはしゃぎ、高木先輩の地図が飛ばされたが奇跡的に舞い戻ってきた、ネズミに遭遇した。降りの“カニの横這い”では水谷君が死にかけたりもしたが全員無事下山。
途中謎のおじさんに4回も出くわした。剱の怪談かと思った。剱岳は大きなザックを背負って登っていたとしたら死んでいたであろうと思うほど恐ろしいところであった。夜に雨が降った。
9月22日(水)
雨が途切れるのを待って出発。沢沿いに歩くとそのうちに日本三大雪渓の剱沢雪渓が見えてきた。もっと行くと岩の道が途切れ雪渓の上を歩く事になった。アイゼン歩行本番である。
ぎこちなく歩き出す。雪渓の割れ目が壮大で危険な自然の姿を現していた。程なく雪渓が途切れアイゼンを外しまた歩き出す。真砂小屋までの道に「真砂まで5分」の表示があったが、実際は15分かかってしまった。

仙人峠までの道は地図では一部急登とあったが、一年生には全部が急登に感じた。池の平小屋はとっても小さかったが、池のある湿原はとっても綺麗だったし雲海も見れた。夕方久留島がシュラフをテントの上に干したが忘れて雨が降り出したので濡れてしまった。
9月23日(木)
今日は急がないのでゆっくり支度した。朝ご飯を食べ過ぎたのでちょっと苦しかった。高木先輩は靴を外に出しっぱなしにしていたので久留島のシュラフより悲惨だった。

仙人温泉を目指し出発、しばらく歩くと高木先輩が足を滑らせ岩の間に落ち、危うく一人死人が出るとこだった。さらに歩くと湯煙が見え、結構歩くと小さな小屋に温泉があった。男湯は登山道から丸見えだったがみんな気にすることなく入り、紅一点の久留島は女湯に一人ではいった。
男達はみんなで写真を撮り楽しく温泉に入っていると約束していた時間が近づいてきたので温泉から出ようと振り返ったその瞬間、久留島はなななんと男湯をのぞいていていた。本人はのぞいていないと言い張るので真相はいまだ不明である。その後、そこで昼ご飯を食べ阿曽原温泉を目指して出発し、2回の休憩をはさみ3時間ほどで着いた。ここでもまた風呂に入り、明日に備えてみんなすぐに寝てしまった。
9月24日(金)
最初の方にトンネルがあるのでレインを着たまま、まだ真暗な頃に出発をした。真暗な中にヘッドランプの光だけを頼りに歩くのは初めてだった。平たんな道が続いた、トンネルでは水がたれてくる事もなかったのでレインは暑いだけだった。関電のトンネルはまるでゲームの世界のようで、沢山の蛾、立ち込める硫黄の臭い、途中トロッコの線路と交差し、そして最後には一つの扉、開く建物の中に出た。そこを抜けると仙人ダム、マリンブルーの水を満々とたたえた小さ目のダムだ。
その後はずっと岩壁の表面についた一筋の傷跡のような道が黒部川を遥か下に見下ろし続いていた。途中久留島が補強の木に足を滑らせ関さんの寿命を縮めた。
道々滝の下をくぐったり、川を渡ったりもしながら十字峡にたどり着いた。黒部川に東西から沢が流れ込みクロスしている、なんか神秘的だった。さらに進むと流れに近づき、激しく空を渡る龍のような川を目の当たりにしながらさらに細い道をロープ代わりの針金を頼りに歩くこととなった。ここではザックカバーをつけておくことが正解だった、何度も銀マットが岩に擦れた。お昼休憩の黒部別山谷では仮設の丸太橋はなかった。関電マークの黄色いヘルメットの職員に遭遇した。黒部三大岩壁“黒部の魔神”はどれだかわからないまま通り過ぎてしまった、内蔵助谷の水場も見つからなかった。
最後、苦しい息の元で顔を上げると“くろよん”から水が噴出すさま、この9時間の苦労をしなければ観る事のできない下から臨む“くろよん”の姿。レストハウスにたどり着くと高木先輩のおごりで山いちごソフトを食べた。その後最後の力を振り絞ってテン場へ。雨が降り出したが、小屋のお風呂に入りさっぱりして、この通称“関さん合宿”を終えた
9月25日(土)
朝をのんびり過ごして、もう一度山いちごソフトを食べた後私達はトロリーバス(北アルプス赤沢岳の真下を貫く関電トンネルを走り、長野県の扇沢から黒部ダムまで、6.1kmを16分で結びます。電気で動き排気ガスを出さない、自然にやさしいクリーンな乗り物です。トロリーバスは正式には「無軌条電車」(レールのない電車という意味)と言い、電車の仲間です。)に乗り“くろよん”を後にした。
【長葭、久留島、水谷】
<日程:20日
6:30 集合-7:21 甲府発-9:14~9:44 松本駅-10:28 信濃大町-11:15~11:30 扇沢駅-11:45~11:25 黒部ダム-13:30 黒部平-14:00~14:10 ロープウェイ-14:45 大観峰-14:55 室堂-15:35 雷鳥沢キャンプ場
21日
3:00 起床-5:10 出発-6:20~6:30 休憩-7:15~7:25 剱御前小舎-8:07 剱沢キャンプ場-10:07 出発-10:30 剱山荘-11:15~11:25 休憩-11:40 前剱-12:35~12:43 休憩-13:05~13:55 剱岳山頂-15:04~15:11 前剱-16:15~16:30 剱山荘-17:10 剱沢キャンプ場
22日
5:00 起床-6:55 出発-7;45~7:55 休憩-9:55-10:17 真砂沢ロッジ-11:25~11:50 二股吊橋-12:50~13:00 休憩-13:50~13:55 休憩-14:28~14:39 仙人峠-15:20 池ノ平小屋
23日
5:30 起床-8:00 出発-8:55~10:40 仙人池ヒュッテ-12:20~14:00 仙人温泉-14:45~14:55 休憩-16:05~16:15 休憩-16:50 阿曽原温泉小屋
24日
3:30 起床-4:40 出発-5:40~5:50 休憩-6:40~6:50 休憩-8:05~8:15 休憩-8:45 十字峡-9:10 ヒデリン死にかける-9:20~9:32 休憩-10:53~11:30 昼食-12:25~12:35 休憩-13:44~14:04 休憩-15:05~15:25 休憩-16:00~17:00 黒部ダム-17:30 ロッジくろよん
25日
6:00 起床-9:30~10:35 黒部ダム-10:51~10:55 扇沢駅-11:30~11:34 信濃大町-12:32~12:44 松本駅-13:59~14:06 小淵沢駅-14:43 甲府駅
旅の記録
黒部ダム
牛乳棒:200円 山いちごモナカアイス:250円 山いちごソフト:300円 牛乳:300円
仙人池ヒュッテ
水1L:100円 ジュース(ミツヤ オレンジ トロピカーナ ビール)あり絵はがき 2枚あり:1枚100円 バッジ、ヒノキ風呂あり
仙人温泉
缶ビール:500円 ジュース類(ポカリ おーいお茶 りんご オレンジ)、牛乳:300円冷ラーメン:600円 ラーメンetc:600円 風呂入場料:500円(女湯あり)
阿曽原温泉
風呂:300円