山域:北アルプス(乗鞍高原)
2004年2月26日、2月27日
参加者:近藤 孝久(からまつ山岳会
植松 一好さん、安藤 英一さん(白鳳会)、
萱沼 進、橋本 誠、望月 智博(山梨学院大学山岳部)
関 秀倫、高木 直幸、伊藤 陽一、山下 耕司、内藤 暁、向山 洋平、滝井 宗一、
藤井 俊行、市川 友博、水谷 直貴(山梨大学山岳部)
日時:2/26(Sat)~2/27(Sun)
場所:岐阜・飛騨乗鞍高原 国立乗鞍青年の家
2/26と27日に日本山岳協会主催の山岳レスキュー講習会(積雪期)が開催され、山梨山岳連盟からは15名が参加した。
講習は2クラスに分かれており、クラス1が冬山遭難防止、クラス2が冬山救助シミュレーションとなっており、クラス1を梨大・学院大、クラス2を白鳳会の各参加者が受講した。
クラス1の冬山遭難防止では渡辺輝男(都岳連)さんが、簡単に冬山技術とリスク管理の説明をし、室内で雪質の見方から始まり、雪崩の起こる要因、アバランチ・トランシーバー(以後ビーコン)の説明、捜索方法を習い、野外講習に移る。まず斜面の雪を掘り降雪断面を観察し、弱層であろう場所を各自考察し、次にハンドテスト、コンプレッションテスト、スクラム・ジャンプテストを行い弱層の観察をする。この時雪面に対して鉛直方向に力を加えると弱層以上上の積雪面が剥がれ落ちるので、剥がれ落ちた雪の塊の下を観察するとザラ目雪状になっており、弱層とすぐわかる。
昼食後、プローブの使い方、埋没体験、ハンドテスト、ビーコンの性能・機能の比較をし、屋内に戻って雪崩事故者のビーコンによる捜索のビデオを見て。一日目の講習を終える。埋没体験では埋没者捜索も合わせて行われ、迅速な捜索のポイント、気温・天候の違いによる掘り出し時の注意点などを教えてもらう。特に掘り出した後に外気に触れさすことが危ないので外気に触れさせない。場合によっては雪を少しかけておく事によって外気から遮断する事などを学んだ。
二日目はビーコンによる捜索訓練。各自ビーコンの特性、捜索時の注意点を踏まえてグループで捜索活動シミュレーションをする。埋没者の捜索は15分が目安でそれ以後は死亡確率が高くなる。これに注意しながら各グループ内で協力して捜索訓練を数回にわたり行った。
学生はビーコンの装備も無く触れる機会が無かったので今回の講習は大変に有意義であった。ただこの様な技術は何度も訓練をしなければ自身の技術にならないので学んだ事に満足せずに、講習会や訓練に積極的参加することが大切であると感じた。
記:山梨大学山岳部 関 秀倫