山域:南アルプス(甲斐駒ケ岳)
2005年2月11日~2月13日
メンバー:植松 一好(白鳳会)
関 秀倫、山下耕司
ルート:3/19 山梨大学= 韮崎= 篠沢橋~1,067mピーク~ツヅミの頭~偽ヤニクボ(B.C)
3/20 B.C~ヤニクボの頭~宮の頭~最低鞍部2,094m~宮の頭~ヤニクボの頭
~B.C
3/21 B.C~ツヅミの頭~1,067mピーク~篠沢橋=韮崎= 山梨大学
今回の山行は私が今まで行った中で一番ハードであり、また一番勉強になったものであった。山行の翌日に控えていた期末テストを棒にふっただけの価値はあったとしみじみ思う。
1日目
前日事情により30分しか寝られず体力的にかなりきていた。しかしそんな事情を山が考慮してくれるはずが無く、いきなり30度はあろうかという傾斜と熊笹の大群に見舞われる。
途中で日の出を見て、やっと傾斜を抜け歩きやすくなる。
その後アイゼンとワカンを同時装備し私にとっての初ラッセル開始!が、即バテる。数歩動いて息が切れるというなんとも情けない状態に陥った。因みに関さんも前日2時間程度しか寝てなかった様だ。途中でラッセルを長篠の戦いにおける鉄砲隊のような交代制としペースアップを図ったが、私の体力不足のため期待されたような効果は得られなかった。
途中で甲斐駒や鳳凰などが下界とは比べ物にならないくらい綺麗に見えた。それはよかったのだが、結局私だけは置いていかれ、最後のほうでは死ぬような思いをしてしまった。結局予定していた時間までにBC予定地にたどり着けず、偽ヤニクボの頭にBCを構える羽目になった。夜は植松さんの用意してくれたご飯によって今まで行った山行の中でもっとも満腹となった。
2日目
4時に起きるとテントの外はかなりの強風であった。そのため予定していた甲斐駒ケ岳山頂を諦め、甲斐駒ヶ岳手前のコルを今回の目標とした。1つのザックにザイルやテルモスといった必要なものだけ詰めて出発した。最初は私がザックを背負っていたが、妙な重さを感じた。ザック側面にザイルを付けていたために振られてしまったのが原因だったと思う。その後ザイルをザック中央に詰め直し、関さんとザック持ちを交代して再出発した。稜線上を歩いて行ったため、途中岩にへばりつくように進まなければならない場所やクライミングのように支点を確保しなければならない場所もあった。
ザック持ちを途中で交代し、恐怖を感じつつもようやく目的地に到着した。
メンバー全員で甲斐駒を眺めつつ感動を分かち合った後、BCに戻り始めた。ザイルを使って登った場は懸垂下降で下った。他にも危険な箇所はザイルで確保しつつ無事BCに到着した。
無事にとはいえ、予定時間をかなりオーバーし、そしてまた私は遅れてしまった。関さんは体力が回復していたようで私を心配するほどの余裕があったが、私の体力は戻ってはいなかったのだ。
その晩、テント内でその点も含め植松さんに説教されてしまった。そこで自分がいかに山をなめていたかを恐ろしいまでに理解する。今後どのように行動していくか、心を入れ替えて山と向き合わねば・・・そんなことを思いながらその日は眠ることにした。
3日目
この日は下山するだけだったので遅めに起床した。不運なことにテントを畳んでいる最中に植松さんの目にテントポールが接触し、片目が不自由となってしまった。心配であったが大事にはいたらなかったので、予定通り下山することにした。
1日目に恐怖を感じた箇所を難なく通過し、懸垂下降の練習時には自分の問題点である行動の遅さを解消するために努力した。さすがに3日目となると体力も回復していたが、30度近い傾斜の連続が行く手を阻みかなり苦労させられた。途中でワカンを外し、さらに平坦になったところでアイゼンも外した。しかし、地面はまだ凍っている箇所も多く、少々歩きにくさを感じた。
そしてついに最初の傾斜上のコルに到着した。ここからが勝負だった。行きには感じなかったがかなり急だと感じた。しかし「あと少し、あと少し」と考え、草の匂いまみれになりながらもようやくゲートに到着した。
一時は生きて帰れるかどうかさえ怪しかったがなんとか無事下山できた。振り返れば雄大な甲斐駒ケ岳の姿が。今回学んだことや反省点を生かし、心を入れ替えて頑張ろうと決意したのであった。 【山下】
行程:
2/11
山梨大学 4:00=4:25 韮崎市役所 4:40=5:20 篠沢橋 5:50~6:50 1067地点(R1) 7:17~8:07 R2 8:23~10:24 ツヅミの頭(R3) 10:50~11:40 R4 11:50~17:30 偽ヤニクボの頭(B.C)
2/12
B.C 9:05~9:35 ヤニクボの頭(R1) 9:45~10:30 R2 10:40~12:20 宮の頭(R3) 12:50~13:10 コル 13:15~14:00 宮の頭 14:20~16:40 ヤニクボの頭 16:45~17:00 B.C
2/13
B.C 10:10~11:00 R1 11:10~11:40 ツヅミの頭(R2) 11:50~13:00 R3 13:15~14:20 1067地点(R4) 14:30~15:00 篠沢橋 15:15=16:10 ゆ~プル韮崎 17:30=20:00 山梨大学